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カンの解散封印発言で、肩透かしを食らった自民党

2011年07月27日 09時08分30秒 | 時事放談: 国内編

延命のためなら、主張をコロコロ変える。カンナオトの定見のなさが、またもや炸裂しています。

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支持率急落で転換?首相「ダブル選でいい」発言(読売新聞) - goo ニュース

2011年7月27日(水)00:58

 菅首相が26日、早期の衆院解散・総選挙を否定し、2013年の衆参同日選挙が望ましいとの考えを示した。

 退陣時期を明確にしない首相が「脱原発」を争点に衆院解散に踏み切るのではないかとの疑念が消えないだけに、これまでより踏み込んだ発言に、与野党には様々な臆測が流れた。

 首相の発言は26日の衆院東日本大震災復興特別委員会で飛び出した。自民党の額賀福志郎氏が「(09年衆院選政権公約)マニフェストを撤回するなら、総辞職か衆院解散に打って出るのが筋だ」と迫ったのに対し、「マニフェストを見直すなら衆院解散しろ、というのは理解できない。私はダブル選挙でいいと思っている」と反論したものだ。

 首相は「やるべきことは震災の復旧・復興と原子力事故の収束であって、何が何でも早く解散というのは、国民の気持ちとかなり離反している」とも強調。自民党など野党が「不人気首相」による衆院解散に持ち込もうと、特例公債法案成立などへの「ハードル」を上げていることをけん制した、との見方が出ている。

 民主党幹部は「首相がやりかねないと言われている8月の衆院解散・総選挙を否定したので、発言には意味がある」と評価した。

 内閣支持率が急落し、衆院解散をにおわせて主導権を握る戦略を軌道修正せざるを得なくなったとの見方も有力だ。首相周辺は「解散をちらつかせて党内を抑え込もうとしていたが、方針転換した」と認める。

もくろみ崩れる自民 厭戦ムード漂う民主 「2年後ダブル選」また首相唐突発言(産経新聞) - goo ニュース

2011年7月27日(水)08:00

 菅直人首相は26日、衆院東日本大震災復興特別委員会で、次期衆院選は平成25年夏の参院選との同日選が望ましいとの考えを示した。突然の「ダブル選」発言だが、野党からの解散圧力を牽制(けんせい)するとともに、「解散の恐怖」におびえる民主党内若手議員をなだめる狙いがありそうだ。

 「国民との契約をやり直すことが筋だ。総辞職するか、解散するかだ」

 自民党の額賀福志郎元財務相は26日の復興特別委で、21年の民主党衆院選マニフェスト政権公約)が実現していない現状を踏まえ迫ったが、首相は色をなして反論した。

 「震災の復興、原子力事故も完全に収束していない中で、『解散をしろ』というのは理解できない。私は(2年後の衆参)ダブル選挙でいいと思っている」

 首相の同日選発言には、わけがある。自民党など野党には、あくまで特例公債法案成立阻止で首相を解散に追い込むべきだする強硬意見が根強いからだ。

 自民党は26日、総選挙公約検討委員会を開き、8月中旬の公約素案とりまとめや空白選挙区対策を急いでいた矢先だっただけに、肩すかしを食らった形だ。

 自民党の石原伸晃幹事長は26日の記者会見で「(菅内閣は)死に体なのに、よみがえろうとしているのか」と強く批判したが、首相が解散しなければ自民党のもくろみは崩れる。

 発言は、民主党内向けの意味合いも強い。解散をちらつかせて「菅降ろし」を封じてきた首相だったが、少しでも長くバッジを着けていたい議員心理に訴える方が、首相続投への道筋が描けるとの読みがある

 民主党の安住淳国対委員長も同日、「(衆院議員の)任期いっぱい使って課題を片づけ国民の審判を問う。これがオーソドックスな考えだ」と、党内の空気を代弁した。

 もちろん多くの民主党議員は、首相の発言を額面通りには受け取っていない。

 小沢一郎元代表は26日夜、都内の日本料理店で若手議員6人と会食。日本酒を飲みながら「いつ選挙があるか分からないが、とにかく地元を回ってがんばれ」と激励した。菅首相のダブル発言など信じないと言わんばかりだった。

 常任幹事会メンバーの一人は投げやりだ。「もう首相は好きにやったらいい。選挙やって、みんな落ちないと分からないんだよ。この党はもう終わっている」(小島優、佐々木美恵)

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民主党などに政権を任せてはおられませんから、解散・総選挙は望むところ。ところが、カンはそれを引っ込めた。自民党執行部のやり方の稚拙さをまたもや思い知らされました。どうしてカンの暴走解散を誘発させなかったのでしょう。そうすれば、民主党は大敗北だったのに……。

カンひとりに振り回される現状を見る限り、民主党もダメなら、自民党もダメ。 私欲を捨てて、日本のために命を投げ出す政治家はいないのでしょうか。嗚呼。


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