カジノを含む統合型リゾート(IR)の整備を政府に促す「カジノ解禁法」が成立したことを受けて、政府は22日、ギャンブル依存症対策の関係閣僚会議を26日に開くことを決めた。競馬やパチンコなど既存のギャンブル依存も含めて対応する。

 22日の閣議で了解された。会議は菅義偉官房長官が主催する。IRを管轄する石井啓一国土交通相、依存症対策を担う塩崎恭久厚生労働相のほか、各種公営ギャンブルなどを管轄する山本有二農林水産相世耕弘成経済産業相、松本純国家公安委員長、高市早苗総務相らで構成する。

 菅氏は22日の記者会見で「IRだけでなく、現在あるパチンコや競馬などに包括的に対応していきたい」と述べた。

 同法には政府が講じるべき措置としてギャンブル依存症対策が明記された。2013年の厚労省の調査では、推計で536万人が依存症の疑いがあるとされている。菅氏は、IR推進に関する態勢を年明けに内閣官房に整備する方向で調整していると明らかにした。

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日本は、20人にひとりがギャンブル依存症という恐ろしい国です。諸悪の根源は、日本中くまなく存在するパチンコ店です。パチンコに依存して、まともな社会生活を送れていない人が五万といます。そのことをすべての政治家は知っているのに、これまで野放しにしてきました。

この結果、日本はパチンコ天国になり、ギャンブル依存症患者を増やし続けています。しかも、最近のパチンコ店は禁煙化されて、女性も入りやすくなったとか。由々しき問題です。

カジノは、限定された特別な場所です。しかし、パチンコはあらゆる町にあるギャンブル場です。カジノを建てるなら、その前にパチンコ店をなくすことです。さもないと、ギャンブル依存症患者はさらに増え続けることでしょう。