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9歳の仲邑菫新初段、女流棋士世界一に敗北

2019年01月24日 07時04分25秒 | 囲碁

この敗戦からですよ、勝負は。

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仲邑菫さん、女流最強棋士に敗北 「TVが多くて緊張」

仲邑菫さん、女流最強棋士に敗北 「TVが多くて緊張」

女流の世界最強棋士、崔精九段(左)に挑む仲邑菫さん=23日、韓国・ソウル

(朝日新聞)

 今春、囲碁の史上最年少棋士となる大阪市の小学4年、仲邑菫(なかむらすみれ)さん(9)が23日、韓国・ソウルで女流世界チャンピオンの崔精(チェジョン)九段(22)と記念対局した。仲邑さんは思い切りぶつかったものの、崔九段につけいる隙はなく、180手までで先番中押しで敗れた。崔九段のように世界一の棋士をめざす仲邑さんは「もう少し力をつけたい」と話した。

 崔九段は2017〜18年に女流世界戦で連覇した最強棋士。7歳から韓国で修業を積んできた仲邑さんは、最小ハンディ「先番コミなし」の手合で挑んだ。対局開始15分間、約50人の報道陣に囲まれながら、仲邑さんは果敢に攻勢に出たが、崔九段に手強く応じられて劣勢に陥り、投了やむなしに至った。

 対局後の取材に「テレビが多くて緊張した」と話した。崔九段は「菫さんは緊張して実力が発揮できなかったけど、潜在能力は大きいと感じた」と話した。

 対局は、昨年5月から現地のプロ候補生・研究生として仲邑さんを鍛えてきた韓国棋院が「英才・頂上対決 スーパーマッチ」と銘打って企画した。(ソウル=大出公二)

仲邑菫さん 囲碁韓国女流トップと対局「また打ちたい」

 4月に史上最年少の10歳で囲碁のプロになる小学4年生の仲邑菫(なかむら・すみれ)さん(9)が23日、韓国・ソウルで女流世界トップの崔精(チェ・ジョン)九段(22)との記念対局に臨んだ。ハンデをもらいながら、力の差を見せられ180手までで投了。緊張気味の表情の中に悔しさをにじませ、負けん気の強さをのぞかせた。

 碁盤の前では、9歳の愛らしい笑顔は消えていた。敗戦後の会見で仲邑さんは「(崔九段は)強かったです」と振り返り「もう少し力をつけたい」と素直な気持ちを口にした。

 日韓の報道陣が押し寄せ、仲邑さんは多くのテレビカメラを前に「緊張した」と硬めの表情。それでも実力者を相手に、6日のイベント対局で井山裕太5冠(29)と引き分けたのと同じ「先番コミなし」という最小ハンデで挑み、決して弱気を見せなかった。「楽しかったか」との質問にはこくりとうなずき、プロ入り後の公式戦でも崔九段と「また打ちたい。(その時は)頑張りたい」とこの時はほほ笑んだ。

 崔九段は韓国女流名人戦で5連覇したほか国際棋戦でも優勝を重ね、中国の於之瑩(ヨ・シヨウ)六段(21)と並んで世界2強の一角と目されるトップ女流棋士。前日の会見で「憧れの棋士。対局が楽しみ」と話していた相手にも、仲邑さんはひるむことなく堂々と渡り合った。

 崔九段は「緊張で本来の実力が発揮できなかったのでは」と仲邑さんを気遣いながらも「最後までベストを尽くそうとする姿勢や、自信を持った様子に潜在力を感じた」と感心した様子。また「周りの人が手助けしてあげてほしい。今日の対局が良い刺激になることを望んでいる」と、将来のライバル候補にエールを送った。

 仲邑さんは世界戦での躍進のため日本棋院が新設した「英才枠」でプロ入りが決まり、日本囲碁界の期待を一身に背負う。7歳から韓国に通って修業を積んでおり、指導してくれた棋士らにあいさつのため訪韓。プロデビューを前に、世界の強さを体で感じる価値ある一局となった。

 ▽囲碁のハンデ 囲碁は先手の黒番が有利とされるため、通常の対局は有利不利をなくす「コミ」と呼ばれる調整を行い、陣地計算で6目半を先手から引く。ハンデをつける場合は「コミ」を計算せず、実力が下の下位者が黒番を持ち、あらかじめ盤上に2〜9個の黒石を置き、上位者の白番から打つ「置き碁」がある。最小のハンデは1個の置き碁。つまり先手を打つだけでコミの計算をしない「先番コミなし」になる。

 ≪こども教室で指導、藤沢八段評価≫仲邑さんに「新宿こども囲碁教室」の短期クラスで指導した経験のある藤沢一就八段(54)は「中盤以降は力の差で圧倒された。それでも盤の右下では果敢に攻めていた」と評した。現在国内女流のトップで長女の藤沢里菜女流3冠(20)が、当時最年少の11歳6カ月でプロ入りした時とは「引かない姿勢が重なる」といい「世界を目指し一歩ずつ進んでほしい」と期待を込めて話した。

 ◆仲邑 菫(なかむら・すみれ)2009年(平21)3月2日生まれ、大阪府出身の9歳。父・仲邑信也九段門下。3歳7カ月で大会に初出場し、7歳から日本と韓国を往復して囲碁を学ぶ。尊敬する棋士は井山裕太5冠、謝依旻(シェイ・イミン)六段、藤沢里菜女流3冠。大阪市立小学校に通う4年生。
 
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9歳です。まだアマチュアです。それなのに、世界一の女流棋士とのTV対局です。しかも、ハンデは先です。緊張して、当然。負けて、当然。果敢に戦ったと評価すべき結果です。
 
仲邑菫新初段には、近い将来、崔精九段と互角に戦えるようになってほしいと願うしかありません。
 

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