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高倉健さん、完成披露試写会に現る

2012年08月22日 08時25分57秒 | 高倉健

高倉健さん主演の『あなたへ』の完成披露試写会に昨日行ってきました。健さんが登場してくれて、大感激でした。

しかも、席がとってもよかったのです。健さんを5メートルほどの近さで見られて、もう大興奮。そのチケットがこれです。

3時半からチケット交換になるというので、3時15分ごろに会場の東京国際フォーラムに行ってみると、すでに長蛇の列。おそらく前に500人ほどは並んでいたはず。まともな席は手に入らないかと思ったら、これがとてもよい席だったので、嬉しさひとしおです。

試写会の模様も、報道各紙の記事でまとめましょう。

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高倉健、完成披露で「感動していま~す」
< 日テレNews 24 2012年8月21日 20:25 >

 俳優の高倉健(81)が6年ぶりに主演する映画「あなたへ」(25日~)の完成披露試写会が21日、都内で行われ、田中裕子(57)、草なぎ剛(38)、綾瀬はるか(27)、ビートたけし(65)らがレッドカーペットに登壇した。

 高倉演じる北陸・富山刑務所の指導技官が、愛した亡き妻(田中)の生前の真意を知るために妻の故郷・九州まで車で旅をする心温まるロードムービー。

 高倉は約3000人の観客に拍手で迎えられ、「お暑い中、こんなに大勢。感動していま~す!」と力強くあいさつ。降旗康男監督(78)とは20本目のタッグとなるが、高倉は「監督がこの映画に込めたメッセージがやっと最近分かりました。情けない俳優です」と明るく言い放ち、「皆さん楽しんでください」とメッセージを送った。

 主人公が道中で出会う元中学教師を演じたたけしは、高倉とは「夜叉」以来27年ぶりの共演。撮影現場での高倉のエピソードを「冬にストーブに当たらない」「いすにも座らない」などと明かすと、高倉が「訂正します!ぜんぶタケちゃんの作り話です!」と突っ込みを入れるひと幕も。

 イカ飯の実演販売をする男・田宮を演じた草なぎは「このステージに立てることが本当に幸せだと思っています。人間、緊張しすぎると緊張しなくなってしまいまして…。とにかくうれしさが勝ってしまいまして、本当にきょうは大きなステージに立てたことを皆さまに感謝したいです」と述べた。撮影を振り返り、「健さんの横にいるだけで役者にならせてもらったな。お芝居はほとんどしていないです」と苦笑い。

 食堂の娘を演じた綾瀬も「温かくほっこりした気持ちで帰っていただけたら幸いです」とにっこり伝えた。

高倉健さん「感動してます」 映画「あなたへ」都内で舞台あいさつ
北日本新聞 2012年08月21日 23:57

 俳優の高倉健さんが6年ぶりに主演し、県内各地で撮影した映画「あなたへ」の完成披露試写会が21日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで開かれた。上映に先立ち、主なキャストが舞台あいさつ。高倉さんは観客約3000人を前に感謝の言葉を述べた上で「感動してます。(映画を)楽しんでいただけたら、とてもうれしい」と力強く語った。25日に全国公開する。

 高倉さんが演じるのは、富山刑務所に勤務する指導技官・倉島英二。田中裕子さん扮(ふん)する妻・洋子が生前、残した遺言に沿って、長崎の海で散骨することを決意する。旅の道中でさまざまな境遇の人たちと出会い、心を通わせる。

 舞台あいさつには、高倉さんと田中さん、ビートたけしさん、草なぎ剛さん、綾瀬はるかさん、長塚京三さん、降旗康男監督が参加。レッドカーペットを歩いて登場した。

 田中さんは「富山から長崎まで、たくさんの人に見守られ、完成の日を迎えられてよかった」と笑顔を見せた。たけしさんは、高倉さんとのエピソードをユーモアたっぷりに紹介し「現場に気を使う、温かい人」と述べた。

 草なぎさん、綾瀬さん、長塚さんも「(高倉さんの)素晴らしい新作を堪能してほしい」と呼び掛けた。降旗監督は「年を取るとはどういうことかと思い、映画を撮った。また健さんと作りたい」と意欲を語った。

 県内ロケは昨秋、富山、射水、氷見の各市で行われた。高倉さんが受刑者役の男性にみこし作りを手ほどきする様子や、田中さんと一緒に射水市の内川周辺を散策するシーンなどが登場する。

 21日は、県内でも特別試写会(北日本新聞社主催)があり、富山市のTOHOシネマズファボーレ富山と高岡市のTOHOシネマズ高岡で計約770人が観賞した。

 製作委員会は東宝、テレビ朝日、電通、北日本新聞社などで構成する。

2012年8月21日 19:57 (シネマトゥデイ)
高倉健がビートたけしにツッコミ!全部作り話!?


 21日、東京国際フォーラムで行われた映画『あなたへ』完成披露試写会に、高倉健、ビートたけしら豪華キャストが集結した。およそ3,000名のファンが見守る中、『夜叉』以来27年ぶりの共演を果たした高倉とたけしがそろって登場すると、日本映画界を代表する二人に会場中のファンから大きな拍手が送られた。

 高倉は、ファンの大声援の中、会場後方の扉からサプライズ登場。ステージに上ると開口一番、「お暑い中こんなに大勢、感動しています」。およそ3,000名のファンを前に「とっても緊張しています。一生懸命やりました。降旗監督がどういうメッセージを込めているのか、主演ながら最近やっとわかり、情けない俳優です。お楽しみいただけたらとてもうれしいです」と静かな口調で、6年ぶりの主演作への思いを語った。

 そんな高倉と「たけちゃん」「健さん」と呼び合う仲のたけしは「(高倉は)撮影がオフの日にも現場に来るんですよ。『夜叉』では雪も降る寒い中、みんなストーブに当たりたいのに健さんが『僕は当たりません』って遠慮するものだから誰も当たれなくなって、お願いですから帰ってくれませんかって感じで」と迷惑そうに思い出話しをすると、すかさず高倉が「訂正します。全部たけちゃんの作り話です。本当に迷惑しています」とまさかのツッコミを入れて、会場の笑いを誘った。

 高倉とたけしのほか、田中裕子、綾瀬はるか、草なぎ剛、長塚京三、降旗康男監督も出席したこの日のイベント。ステージ上で行われたフォトセッション時にも高倉とたけしは絶えず会話を続け、27年ぶりの共演に思い出話が尽きない様子だった。

 本作は高倉健が『鉄道員(ぽっぽや)』『ホタル』など数々の名作を送り出してきた降旗康男監督と20作目のタッグを組んだ人間ドラマ。妻の遺骨を散骨するため妻の故郷へ旅立った男が、道中で出会った人々との交流を経て妻の思いをたどっていく。(取材・文:中村好伸)

映画『あなたへ』は8月25日より全国公開

高倉健&たけし 試写会で3千人を爆笑
2012年8月21日

 俳優・高倉健が21日、都内で主演映画「あなたへ」(25日公開)の完成披露試写会にビートたけしとともに登場した。

 2人は映画「夜叉」(1985年)以来27年ぶりに共演し、この日初めて一緒に舞台あいさつに立った。高倉はたけしから、「撮影現場で高倉はスタッフに気をつかって座らない」という伝説について突っ込まれると、「訂正します。全部たけちゃんの作り話です。本当に迷惑してます」と切り返した。3000人の観客を前に緊張気味だった高倉だが、たけしの言葉に素早く反応。超大物2人の丁々発止(ちょうちょうはっし)のやり取りに会場は爆笑に包まれた。

 高倉の座らないエピソードはたけしが「夜叉」の撮影後にラジオで話し、都市伝説のように広まっていたものだった。「あなたへ」でも高倉はほとんど現場で座ることはなかったが、昨年の岐阜県高山市での撮影ではたけしとともにいすに座って談笑する姿も目撃されていた。

高倉健、スタンディングオベーションに「感動してます」
Cinema Cafe.net 2012-08-21 20:22

高倉健の6年ぶりの主演作『あなたへ』の完成披露試写会が8月21日(火)に都内で開催され、高倉さんを始め、田中裕子、草なぎ剛(SMAP)、綾瀬はるか、長塚京三、ビートたけし、降旗康男監督が舞台挨拶に登壇した。

『単騎、千里を走る。』以来、久々にスクリーンに帰ってきた高倉さんを観客はスタンディングオベーションでお出迎え。高倉さんは穏やかな笑みを浮かべ、大歓声に応えながらレッドカーペットを歩いた。

壇上に上がりマイクを握った高倉さんは「お暑い中をこんなに大勢…感動してます」と挨拶。そしてこれから初めて映画を観る観客を前に「とても緊張してます。一生懸命やりました。降旗監督がどういうメッセージを込めたのか? 主演でありながら最近やっと分かってきました。情けない俳優です」とユーモアたっぷり告白。高倉さんの一挙手一投足に会場が反応し、笑いと拍手に会場が揺れ動いた。

田中さんは高倉さんとの共演は3度目だが「緊張の連続でした」と述懐。「夫婦の何でもない感じを出すのが難しかったです。でも貴重な時間を過ごさせてもらったと思います」と静かに微笑んだ。

たけしさんは本作と同じ降旗監督の『夜叉』以来、26年ぶりの高倉さんとの共演となったが、以前の共演の際に高倉さんがオフでも現場に現れ、寒い中をストーブに当たらずに見学していたというエピソードを披露。「健さんが『みなさん働いていらっしゃるのに、僕は当たれません』と言うから誰も当たれない(笑)。『お願いですから帰ってくれませんか?』と言ったことがある」と明かす。さらに「おれがラジオで『健さんは現場で座らない』って言ったので、『あんたのおかげで座れなくなった』と怒ってました。それくらい現場に気を遣うし温かい人です」と毒舌交じりに高倉さんとの思い出を語る。これに高倉さんが「訂正します。全部、たけちゃんの作り話で迷惑してます」と割り込み、会場は笑いに包まれた。

長塚さんは意外にも今回が初共演だが、妻役の原田美枝子さんとの撮影最終日の思い出に触れ「高倉さんはオフで『ゆっくりされてるでしょう』という話をしてたら、西日をバックに懐かしいシルエットが現れて。オフの日にわざわざ僕と原田さんの最終日のために花束を届けてくださいました。そういう方です」と嬉しそうに語った。

若い2人も高倉さんとの共演は忘れられない思い出になったよう。これまで幾度となく大観衆の前で歌や踊りを披露してきたはずの草なぎさんだが「人間、緊張しすぎると緊張しなくなるものなんですね」とぎこちない笑みを浮かべる。撮影についても「健さんの隣にいるだけで役者にならせていただいた感じで、お芝居は全然してないです」と苦笑していた。綾瀬さんも「気さくにいろんな話をしてくださり、おいしいコーヒーをごちそうになりました」と感激した面持ちで語った。

東映の助監督時代以来の高倉さんとの付き合いで、これが20作目のコンビ作となる降旗監督は作品について「一昨日、78歳になりましたが、遅ればせながら年を取るとはどういうことか考えながら作りました」と語る。そして「健さんは僕のアイドルで、僕はアイドル映画を撮ってきた。またぜひもう1回、アイドル映画を撮る機会があればいいなと思います」と次回作への意欲を口にすると、客席からは期待を込めた大きな拍手が沸き起こった。

『あなたへ』は8月25日(土)より全国東宝系にて公開。

Infoseek 08/21 19:47
高倉健、たけし発“高倉伝説”釈明「全部たけちゃんの作り話」


 俳優・高倉健(81)の6年ぶり主演映画『あなたへ』(降旗康男監督)の完成披露試写会が21日、都内であり、高倉をはじめ共演の田中裕子、草なぎ剛、綾瀬はるか、長塚京三、ビートたけしが舞台あいさつを行った。たけしが「冬の現場でもストーブに当たらない」「イスに座らない」と毒舌交じりに“高倉伝説”を明かすと場内は爆笑。これに対し高倉は「全部たけちゃんの作り話。迷惑してます」と渋い口調で淡々と釈明してみせ、さらに場を沸かせた。

 約3000人の観客がオールスタンディングで迎えるなか、会場に敷かれたレッドカーペットを歩いた高倉は「こんなに集まっていただき、感動してます」と感慨深げ。今作が20本目のタッグとなる降旗監督の作品に出演し「一生懸命やりました。監督がどんなメッセージを込めたかが、最近になってわかってきた情けない俳優です。お楽しみいただけたら」と謙虚な姿勢で観客に投げかけた。

 高倉とは1985年公開の『夜叉』以来の共演となったたけしは「オープニングを大げさにやって、客はタダでいいのか!? 私の映画なら破産してる」と嘆き節。さらに「『夜叉』の時、健さんはみんなが働いてる時にストーブに当たれないと言って、結局みんなストーブに当たれなかった。お願いですから帰って下さいと思った」と過去の逸話を明かしてしたり顔に。

 田中とたけしをのぞくキャストは、高倉とは今回が初共演。草なぎは「このステージに立てるなんて。人間、緊張し過ぎると緊張しないもんで、嬉しさが勝ってる」と喜びを爆発させ、長塚は「高倉さん、オフの日にわざわざ僕たちの(収録)最終日に来てくださって、花束を頂いた」と大御所俳優の気遣いに感謝していた。

 映画『あなたへ』は8月25日(土)より公開。

高倉健、ファン3000人総立ちに「感動しています!」
映画com 2012年8月21日 19:43

[映画.com ニュース] 俳優の高倉健が8月21日、都内で行われた主演映画「あなたへ」の完成披露試写会に出席。高倉にとって約6年ぶりの銀幕復帰作のお披露目とあって、共演の田中裕子、草なぎ剛、綾瀬はるか、長塚京三、ビートたけし、降旗康男監督という日本映画界を代表する面々が顔をそろえた。

高倉が姿を現すと、ひと目見ようと駆けつけたファン約3000人は総立ちで出迎え。高倉は、鳴り止まぬ拍手に「こんなに大勢……。感動しています!」としぼり出すのがやっとの様子だ。それでも、「とても緊張しています。一生懸命やりました。降旗監督がどういうメッセージをこめたのか、主演でありながら最近ようやく分かってきました。情けない俳優です。皆さん、楽しんでご覧ください」と場内を見回しながら、深々と頭を下げた。

「夜叉」以来の共演となったのは、田中とたけし。田中が「27年前もそうでしたが、今度もまたまた緊張の連続でした。本当に貴重な3時間を過ごさせていただきました」と話すと、高倉は真摯な眼差(まなざ)しで目礼。たけしは、「健さんが『夜叉』の撮影中に椅子に座らないってことをオレがラジオで言っちゃったもんだから、こないだ『あんたのせいでオレは座れなくなった』と言われちゃった」とユーモアたっぷりに話すと、「全部タケちゃんの作り話です。本当に迷惑しています」と返し、客席の笑いを誘った。

高倉とタッグを組むのが20作目になった降旗監督は、「健さんは僕のアイドル。これまでアイドル映画を撮ってきたんだなと思った。もう1回、アイドル映画を撮りたいですね」と語ると、ファンからは大きな拍手がおくられた。

今作は、富山刑務所の指導技官・倉島英二が亡き妻の生前の真意を知るため、妻の故郷である長崎・薄香港へキャンピングカーで旅する姿を描く。ストーリーに沿う形で、富山を皮切りに岐阜、兵庫、福岡、長崎でのロケを敢行し、高倉の総移動距離は約9050キロにも及んだ。

「あなたへ」は、8月25日から全国で公開。

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舞台挨拶を振り返りましょう。

6時半ちょっとすぎに、司会者が登場し、健さんが挨拶に来たというアナウンス。場内、大喝采です。そして、全員起立を要求します。決して自発的スタンディング・オベーションではありません。

健さんたちが入場してきたのは、L2という下手中央の出入口。全員立っているので、健さんの入場シーンは見えませんでした。ただし、頭がちらちら見えて、それだけで全身鳥肌。場内ものすごい拍手と「健さーん」のかけ声。小生も、何度も叫んでしまいました。

中央の客席を潰して仮設されたレッド・カーペットに上がる階段の前に着くと、登場者たちは健さんを中心に横に並びます。そうなるともう丸見え状態。気分は、「やった、やった」です。

健さんファン歴35年、やっと本物の健さんを間近で見られたのです。嬉しいったらありゃしません。

そして、登壇。健さんは背筋を伸ばして、若々しい。このあとで見た映画の中の健さんよりはるかに若く見えます。81歳だとはとても思えません。

笑わせてくれたのは、ビートたけしさん。レッドカーペットの階段を登るときに、階段を踏み外すふりをして笑いを取ります。ただし、残念なことに、ファンは健さんにばかり目が行っていたのでしょう、それほど大きな笑いは起きませんでした。

舞台に上がると、全員横並び。下手から降旗康男監督、長塚京三、田中裕子、健さん、ビートたけし、草なぎ剛、綾瀬はるかの順です。

草なぎ君は、土曜日の『SmaSTAION!!』で健さんから叱られたからか、神妙そのもの。そう、それでいいんです。

田中裕子さん、着物が素敵だし、きれいでした。長塚京三さん、控えめに要所要所を押さえた話をしてくれました。綾瀬さん、背が高くてスタイルがよい。なるほどいまいちばん売れている女優のオーラがあります。

そして、挨拶。健さんは「お暑い中をこんなに大勢…感動してまあす。ありがとうございまあす」と短いもの。面白いことに、健さんは、「~してまあす」、「~でえす」と語尾を延ばすのです。くせなのでしょうか。やや奇異に思えましたが、すぐに慣れました。

その後の挨拶は、田中、草なぎ、綾瀬、長塚、たけし、監督の順。

出色は、たけしさん。マイクを逆に持っておでこに当てて笑いを取ったら、例のたけし節。これだけのひとを集めてレッド・カーペットまで作って、オレの映画なら破産していると言って、場内を大爆笑に誘います。そのうえで、どうして「ひとり500円でも」お金を集めないのかという提案までして、またまた大爆笑。かなり緊張している他の出演者を一挙に和ます荒業。さすが天才コメディアンです。

そのあとは、上の順番で司会者の質問に答えます。健さんの「とても緊張してます。一生懸命やりました。降旗監督がどういうメッセージを込めたのか? 主演でありながら最近やっと分かってきました。情けない俳優です」のコメントは、そのときのものです。

たけしさんの順になると、、「ネズミ講のように」帰ったら3人でも5人でもこの映画を宣伝してくださいと映画をプッシュ。本当にたけしさんは健さんが好きなようです。

さらに、上の記事でも紹介されているように、たけしさんが健さんの都市伝説となった『夜叉』を撮影しているときにストーブに健さんが当たらないので困ったエピソードや待っている間もずっと立っている話をすると、健さんが「訂正します。全部、たけちゃんの作り話で迷惑してまあす」と茶々を入れ、これまた大笑い。

監督の「健さんは僕のアイドル。これまでアイドル映画を撮ってきたんだなと思った。もう1回、アイドル映画を撮りたいですね」の発言も、このとき。拍手がひときわ大きくなりました。

その後、カメラマンたちをステージに上げて、記念撮影の準備。健さんたちはいったん下手の袖に引っ込みます。数分経って、戻ってくると、笑わせてくれたのはやっぱりたけしさん。カメラに背を向けて立ちます。中央の席からだとカメラマンの陰でよく見えなかったかもしれませんが、嬉しいことに小生の席からは健さんとたけしさんの姿は全部見えていたのです。

それにしても、仲良いふたりです。壇上では健さんといつまでもおしゃべり。カメラマンの注文など、ほとんど聞いていません。

そして、記念撮影が終わって、カメラマンたちがステージから降りると、最後に健さんのほんのひと言の挨拶。他の出演者にも挨拶させようとしますが、当然みんな固辞。その中で健さんとたけしさんが草なぎ君に「唄えよ」という口の形をしてマイクを渡したので、またもや大爆笑。当然、唄うことはありません。

ここまでで30分。7時過ぎ。健さんは、退場するときに入場してきたときと同じく、胸の前で両手を合わせて、司会者に挨拶をして下手に引っ込んでいきました。そして、すぐに『あなたへ』の上映となったのでした。

降旗康男監督、腰痛なのに、ご苦労様でした。健さんの映画が「アイドル映画」だというのには、感激しました。映画もよかったです。ありがとうございます。

本当にすばらしい舞台挨拶でした。健さんはとても元気そうで、あと何本も映画が撮れそう。映画関係者の皆さん、早く健さんの次回作をお願いします。

『あなたへ』の感想は、裏ブログ『映画と本と音楽にあふれた英語塾』にアップロードしました。ご高覧ください。

キネマ旬報 2012年 9/1号 [雑誌]
 
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