夢と希望と笑いと涙の英語塾

INDECという名の東京高田馬場にある英語塾で繰り広げられる笑いと涙の物語
新入会員募集中!

ロシアの兵力不足、深刻化

2010年03月22日 07時33分32秒 | 時事放談: 海外編
興味深い記事。記録しておきましょう。

**********

露の徴兵制、破綻寸前 志願制移行進まず 急激な出生率低下 不適格者の入隊増(産経新聞) - goo ニュース

2010年3月20日(土)08:05

 【モスクワ=遠藤良介】ロシアで4月1日に始まる春季徴兵で、軍が兵力の約4分の1にあたる28万人の大徴集を計画している。2004年から進めてきた志願兵制度への移行が破綻する一方、兵役が1年間に短縮されて兵員確保に迫られているためだ。ソ連崩壊後に急激に出生率が低下し、徴兵適齢者(18~27歳)の減少も始まっており、現行の徴兵制度は維持できないとの見方が強まっている。

 ≪28万人徴集計画≫

 ロシアでは08年、軍隊内の激しいいじめや徴兵逃れを受けて兵役が1年間に短縮された。これに伴って年2度の徴兵数はほぼ倍増し、昨年は57万人以上が徴集されている。専門家の試算によると、軍は毎年、兵力の半分にあたる約60万人を徴兵でまかなわざるを得ず、その比率は増加するのが確実とみられている。

 マカロフ参謀総長もこのほど、外国向け英語放送で「たいへん多くの過ちがあり、職業軍創設の課題は達成されなかった。志願兵枠を減らし、徴兵を増やすだろう」と言明した。

 職業軍への移行が失敗した最大の要因は待遇にある。露語版ニューズウイーク誌によると、志願兵の平均給与は月6千~7千ルーブル(約2万1640円)。住環境も劣悪で“タコ部屋”をあてがわれることも多い。幼稚園や学校など妻帯者向けの施設も未整備だ。

 結果的に、志願兵が3年の契約期間を更新して軍の中核になることはおろか、全体の5分の1は任期を全うしていないとされる。政権は志願兵枠を20万人から15万人程度まで削減することを検討している。

 ソ連崩壊後の出生率急減で徴兵適齢者の数は長期的な「谷」に入った。ソ連末期の90年には199万人が出生したのに対し、97年には126万人と37%減。民間団体「市民と軍」のクリベンコ氏は記者会見で「近い将来、軍は徴兵枠の5~6割しか満たせなくなるだろう」と予測した。

 国防省はすでに徴兵猶予の条件を狭めて若い父親や学生も徴集しており、新聞各紙では兵役期間が2~3年に延長されるとの観測が根強い。各地の軍徴兵部が知的・肉体的に不適格な若者を強制的に入隊させるケースも増加しており、クリベンコ氏は「09年秋の徴兵では記録的な数の違反があった」と懸念する。

 ロシア軍では自殺や事故、いじめなどによる死者が05~08年の平均で年間約700人にのぼっており、将兵の質低下が深刻な問題となっている。

**********

どこの国でも少子化は深刻なよう。こんなことからロシアがより平和的な国になってくれれたりしたらと思ったりもしますが、さすがにそれは無理なのでしょうね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 首相夫人にもの申す | トップ | 労役場留置、急増 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時事放談: 海外編」カテゴリの最新記事