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塩分高めのトマトジュースには、要注意

2012年02月19日 08時42分28秒 | 時事放談: 国内編

トマトジュースに対するフード・ファディズムは、いまだ衰えを知りません。

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トマトはメタボ改善の救世主? 研究報告で品薄相次ぐ(産経新聞) - goo ニュース

2012年2月19日(日)08:00

 「トマトがメタボリック症候群の改善に役立つ」との研究報告が発表されたことで、トマトジュースなど関連商品が品薄になっている。もともと冬場はトマトの売れ行きが鈍る時期で、季節外れのブーム到来にメーカー側の供給が追いつかなくなり、カゴメは一部製品の販売を休止した。今年は例年以上の寒さで取引量も減少しており、品薄に拍車をかけている。

 

 トマト人気が急上昇したのは、京都大学などの研究チームが2月に「トマトから脂肪燃焼を活性化させる新成分が見つかった」との研究報告を米科学誌に発表した直後からだ。

 

 大手スーパー、イトーヨーカドーでは、生トマトや缶入りホールトマト、トマトジュースといった関連商品の売れ行きが前年比2~3割増となっている。商機とばかりにトマト関連商品を集めた特設コーナーを設けるコンビニエンスストアも登場している。

 

 特に生トマトを凝縮して摂取できるトマトジュースに人気が集中。カゴメでは、トマトジュースが店によっては通常の3倍以上の売れ行きで、一部のコンビニやスーパーで販売している「カゴメトマトジュース280グラムペットボトル」は、15日から販売を休止した。伊藤園でもトマトジュースの販売量が通常の2~3割増。在庫がなくなりつつあり、増産態勢に入っている。

 

 東京都中央卸売市場によると、寒さでハウスものの生育が遅れ、トマトの取引量は前年比1割減少しているという。卸売価格は3割高で、消費者の手に届きにくい原因にもなっている。

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こんなブログを書いてブームを煽っている人間が書くのも何なのですが、トマトジュースは本当に安全なのでしょうか。

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トマトジュース騒動 毎食200ml摂取なら塩分2.4gで心配の声(NEWSポストセブン) - goo ニュース

2012年2月18日(土)17:05

 

 食事情に詳しいライター・編集者の松浦達也氏がニュースや著名人などに縁のある料理を紹介する「日本全国縁食の旅」。今回は全国で品薄になったトマト騒動について迫ります。

 

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  この数日「スーパーの店頭からトマトが消えた!」というニュースがテレビ、新聞、ネットなどあらゆるメディアを駆け巡っている。実際、スーパーはおろか百 貨店や酒販店の店頭からもトマトジュースは姿を消し、Amazon.co.jpや楽天など大手通販サイトでも、軒並み品切れ状態。

 

 健康にいいと報道された食品に消費者が殺到する「フード・ファディズム」がまた起きている。しかもこういう報道を見るにつけ、トマトが食べたくなるから、ますます困る。

 

  ことの発端は2月10日、京都大学農学研究科の河田照雄教授のチームが「トマトから脂肪肝、血中中性脂肪改善に有効な健康成分を発見:効果を肥満マウスで 確認」したと発表したこと。これに某通信社が「トマト、メタボ予防に効果」と言い切り型の見出しで煽ったことで一気にネット上に拡散した。

 

 同時にテレビの情報番組などで紹介されたことでトマトジュースやトマトが品薄状態に。その状態の店頭が新聞やテレビで報道され、また品薄にというスパイラルに突入している。

 

  ちなみに河田照雄教授は会見で「脂肪をドーッと燃やしてくれるものではない」「スリムになることを期待してもらっては困る」と念を押していたが、記事中で は「河田教授は『人間の場合、毎食コップ1杯(約200ミリリットル)のトマトジュースを飲むことで同様の効果が得られる』と話している」と書かれてい る。

 

 調べてみると「人間にも同じ効果があるかどうかは現時点ではわからないが、マウスに与えた成分を人間の食事に換算するとトマ トなら毎食2~4つ、トマトジュースなら毎食200mlに相当する」とは発表しているが、ざっくり意訳するとしても、「メタボで高血圧で脂肪肝の人は、ト マトをたくさん摂取すると、わかんないけどいいことあるかも」レベルの話のよう。

 

 ちなみに普通のトマトジュースを毎食200ml ずつ飲むと、摂取する塩分は約2.4gとなる。WHO(世界保健機構)が提唱する塩分摂取量の目安、1日5~6gの約半分に到達してしまう。これに塩分量 3.8gのビーフカレーを一皿食べてしまうと、もう一日あたりの摂取量をオーバーしてしまうことに。ちなみに天丼、カツ丼、ラーメン、天ぷらそばなど、外 食の定番メニューにはほとんどがビーフカレーと同等かそれ以上の塩分が含まれている。

 

 「メタボ予防!」とトマトジュースの飲みす ぎで、塩分の過剰摂取などということになったら目も当てられない。ちなみに「フード・ファディズム」の歴史上、トマトは「夜トマトダイエット」以来の2回 目の登場。バナナ、納豆、リンゴ、寒天、ココアなどがめまぐるしく浮沈を繰り返すなか、「トマトが赤くなると医者が青くなる」というヨーロッパのことわざ の通り、持ち前のタフさを見せつけた形となった?

 

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というわけで、トマトジュースを飲むなら、食塩無添加のものを探しましょう。とはいえ、品切れが続いていますから、買えないわけではありますが。トホホ。

 


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