すばらしい!大感激です!!
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テニスの全仏オープンは8日、第13日がパリのローランギャロスであり、女子ダブルス準決勝で穂積絵莉、二宮真琴組(橋本総業)が日本人2人のペアとしては4大大会の同種目初の決勝進出を決めた。第8シードの詹皓晴(台湾)、楊釗●(火偏に宣)(中国)組を6―2、6―2で下した。
10日の決勝に勝てば、日本人同士のペアとしては1955年に全米オープン前身の全米選手権男子ダブルスで宮城淳(あつし)、加茂公成(こうせい)組が優勝して以来、63年ぶりの4大大会制覇となる。
男子シングルス準決勝では第7シードのドミニク・ティエム(オーストリア)が、マルコ・チェッキナート(イタリア)を7―5、7―6、6―1で破り、4大大会初の決勝進出。車いす部門の男子シングルス準決勝では国枝慎吾(ユニクロ)がゴードン・リード(英)に6―2、6―0で快勝し、3年ぶりの決勝進出。女子シングルスでは2連覇を狙う上地結衣(エイベックス)が決勝に進んだ。
9日の女子シングルス決勝は第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)と第10シードのスローン・スティーブンス(米)の顔合わせ。
◆テニス全仏オープン第13日 ▽女子ダブルス準決勝 穂積、二宮2―0チャン、楊(8日、パリ・ローランギャロス)
女子ダブルス準決勝で、穂積絵莉(24)、二宮真琴(24)=ともに橋本総業=組が、第8シードのチャン(台湾)、楊(中国)組を6―2、6―2で下し、4大大会の日本人ペアで史上初めて決勝に進んだ。10日の決勝ではチェコのペアと対戦。日本人同士のペアとしては、1955年に全米オープン前身の全米選手権男子複優勝の宮城淳、加茂公成組以来となる4大大会制覇を目指す。
“えりまこ”が赤土を支配した。5―2の第2セット第8ゲーム。二宮がスピンの利いたフォアハンドのロブをコートに沈め、4大大会の女子複で日本人ペア初となる決勝行きが決まった。「手が震えかけていた」と二宮。穂積も「あぁ〜、もう決勝だという喜びで胸がいっぱい。決勝進出という実感がまだ湧かない。喜びを言葉にできない」と興奮を隠せなかった。
日本人の4大大会女子複では、09年全豪でハンチュコバ(スロバキア)と組んで準Vの杉山愛以来となるファイナリスト。米大リーグの大谷翔平(エンゼルス)、フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)らスポーツ界に逸材がそろう“ワンダフル世代”(94年生まれ)の2人が、快挙をやってのけた。4大大会では、穂積が昨年全豪で4強(ペアは加藤未唯)、二宮も昨年ウィンブルドンで4強(ペアはR・ボラコバ、チェコ)の実績がある。ロブやネットプレーなど、ダブルスならではの戦術にたけたペア。多彩な技の引き出しが、球足が遅くラリーが続きやすいクレーコートで生きた。二宮も「ロブを多く使えて、相手も戸惑っていた。良いプレーを出させず攻められた」と作戦勝ちを強調した。
やれることは何でもしたかった。穂積は“験担ぎ”をして今大会に臨んでいた。全豪で同じトイレを使い続けて4強入りしたのにあやかり、今大会はロッカーの同じ洗面台を使っている。穂積は「本当は同じシャワーを使いたかったけど、壊れてしまって断念」と笑った。メンタル面が大きく結果を左右するスポーツ。勝てると己に信じ込ませ、準々決勝では第1シードのペアを破る大金星。準決勝も快進撃は止まらなかった。
決勝は10日。日本人ペアでは55年全米選手権男子複の宮城、加茂組以来、63年ぶり4大大会制覇が懸かる。穂積は「ここまで来たら勝者で終わりたい」。二宮も「相当うれしいが、まだ優勝はしていない。もう1個勝ちたい」と言葉を重ねた。2人そろってグランドスラム4強の壁を破り、もう初タイトルしか見えない。
◆穂積 絵莉(ほづみ・えり)1994年2月17日、神奈川県生まれ。24歳。8歳でテニスを始め、12年にプロ転向。女子ダブルスでは16年4月のカトウィツェ・オープンでツアー大会初優勝を果たし、17年に4大大会の全豪オープン4強。茨城・鹿島学園高出、橋本総業。168センチ、60キロ。
◆二宮 真琴(にのみや・まこと)1994年5月28日、広島市生まれ。24歳。6歳でテニスを始め、13年にプロ転向。女子ダブルスでは16年9月のジャパン女子オープンでツアー大会初優勝を果たし、17年に4大大会のウィンブルドン選手権4強。兵庫・西宮甲英学院出、橋本総業。157センチ、53キロ。
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日本人ペアが、グランドスラム大会の決勝に進出するなんて、信じられません。本当に、このふたりは「ワンダフル」です。
かくなるうえは、「験担ぎ」でも何でもして、優勝してもらいたいものです。TVをもたない貧乏英語塾長ですが、久々に10日の決勝の生中継を観たくなりました(生中継されるんですよね?)。
がんばれ、えりまこ!
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