米中関係が、にわかに悪化してきました。国防長官が、中国へある種の宣戦布告をしたようなものです。
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サイバー攻撃は戦争行為とみなす…米国防長官(読売新聞) - goo ニュース
2011年6月4日(土)20:22
【シンガポール=比嘉清太】ゲーツ米国防長官は4日、米政府機関などに対するサイバー攻撃を戦争行為とみなして対処していく方針を明らかにした。
当地で開催中の「アジア安全保障会議」(英国際戦略研究所主催)で行った講演の後の質疑で語った。新方針は米紙などが報じているが、政府高官が公式の場で言及したのは初めて。長官は「我々の防衛システムが常に(サイバー)攻撃下にあるのは間違いない」と述べ、深刻な認識を示した。
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どうしてこういう発言につながったかといえば、G-mailへのハッキング行為があったから。敬意を記録しておきましょう。
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米グーグル「Gメール」数百人分流出 中国内から攻撃か(朝日新聞) - goo ニュース
2011年6月2日(木)10:34
米インターネット検索最大手のグーグルは1日、メールサービス「Gメール」のパスワードなどが不正に取得され、数百人分のメールが流出した可能性があると発表した。中国国内からの攻撃とみられ、被害者には米政府や韓国の政府関係者、中国の政治活動家、ジャーナリストが含まれているという。
グーグルによると、ハッカーは「マルウエア」(悪意をもって働くソフト)などを利用者のパソコンに侵入させ、利用者名やパスワードを取得。勝手にGメールの設定を変え、メールデータを転送するなどしていた。
すでにこの攻撃への対策をとり、被害者には通知したという。「Gメールのシステムへの攻撃ではなく、Gメールの安全性に問題があったわけではない」と説明している。(ニューヨーク=山川一基)
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そこで、アメリカ政府は動きます。
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Gメールへのハッカー攻撃、米が中国に調査要請(読売新聞) - goo ニュース
2011年6月4日(土)18:47
【ワシントン=黒瀬悦成】米国務省のトナー副報道官は3日の記者会見で、米グーグル社の電子メールサービス「Gメール」へのハッカー攻撃に関し、米政府が中国政府に懸念を伝え、調査を要請したことを明らかにした。
米政府はハッカー攻撃に中国政府が関与したとの見解は示していないが、トナー副報道官は、「事態は極めて深刻」との立場から中国側に問題を提起したと説明している。
グーグルへのサイバー攻撃 米が中国側に調査を要求(産経新聞) - goo ニュース
2011年6月4日(土)08:00
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ノータリンな民主党政権がヨタヨタしている間に、いま現在の世界の超大国が険悪なムードになっているわけで、日本が米中関係の軋轢に巻き込まれないことなど考えられません。
無能な独裁者・菅氏の早期退場とともに、次期総理にはこうした国際情勢を見誤らないことを強く願います。
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