わが愛する高橋真梨子さんの朝日新聞での人生回顧録が始まりました。記録しておきましょう。
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(語る 人生の贈りもの)高橋真梨子:1 45周年、サラッと歌うのが私流
朝日新聞 2018年7月23日05時00分
今年、レコードデビュー45周年を迎えた。「ずっと歌い続けたい」と語る=村上健撮影
■歌手・高橋真梨子
コンサートツアーを40年、毎年続けています。いまは11月まで続く全国ツアーの真っ最中。8月に3千回目のコンサートをやる予定です。
来年70歳なのに、よくそんなに元気があるなぁと自分でも思います。でもね、ステージに立つとお客さんが力をくださるんですよ。それで私は元気になれるんです。
旅に出て、コンサートで歌って、家に帰ってきて、ちょっとぐたっとなる。それでもまたコンサートをやると元気になる。全部、お客さんの笑顔のおかげです。
《「for you...」「はがゆい唇」「ごめんね…」。ステージで往年のヒット曲を次々と披露する》
歌うとき、心の中や頭の中には感情がものすごく入っているんです。それをサラッと歌うのが私のやり方。歌詞がドバッと入ったところに、感情を入れ過ぎると、結構しつこいと思うんですね。感情を込めて、それでも邪魔にならないように歌うことに、ただひたすら集中しています。
たとえば「桃色吐息」。
♪咲かせて 咲かせて 桃色吐息 あなたに 抱かれて こぼれる華になる(康珍化作詞)
と、歌詞の内容が色っぽいでしょ。最初に録音したときと同じように、サラッと歌うことを心がけていますね。
《ポップスもジャズも歌いこなす。その音楽のルーツは幼い頃にさかのぼる》
父はジャズのサックス奏者でした。ピアノの調律師もやっていて、耳が良かったんです。私も血を引いているのかな。小学校で入ったコーラス隊で、隣の子のピッチが違うとすごく気になっちゃう。
「歌が好きならジャズミュージシャンになれ」。背中を押してくれたのは父でした。
(聞き手・坂本真子=全10回)
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たかはし・まりこ 1949年広島生まれ。73年にペドロ&カプリシャスの2代目ボーカルとしてレコードデビュー。78年からソロ歌手に。代表曲に「ごめんね…」「for you...」など。93年と2008年、16年に米カーネギーホールでも公演した。
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サラッと唄うのに、なぜか心に染みてくる。この人のすばらしい特長です。
コンサートには行けませんが、CDを聴いて応援しています。いつまでもがんばってほしいですね。応援しています!
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