なるほど、こんなことを心配しなければならない時代になりましたか。
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将棋対局中、スマホは禁じ手? 不正行為防止へ規制検討
朝日新聞 2016年9月27日03時52分
将棋の公式戦で、「次の一手」を導き出すコンピューターの機能を使った不正行為を防ぐため、日本将棋連盟(会長・谷川浩司九段)は、棋士が対局室にスマートフォンなどの電子機器を持ち込むことなどを規制する方向で検討を始めた。11月にも具体策をまとめる方針だ。
AI(人工知能)の性能向上などを背景に、近年、将棋ソフトは棋士と同等以上に強くなっている。過去の膨大な棋譜(対局記録)を基に形勢を評価し、人間が思いつかないような手を示すことも多い。公式戦で不正が確認されたことはないが、昼食休憩や中座の際にスマホを見られる環境にあることから、「不正行為につながりかねない」「対局中、相手が頻繁に席を外すと疑念がわく」といった声が複数寄せられていた。
連盟の執行部は26日、電子機器の規制を議題に棋士らの意見を聞いた。執行部は「スマホ、携帯をロッカーに預ける」「対局中は外出禁止にする」「対局の際に金属探知機を使用する」などの案を提示。棋士からは「休憩時間中には外の空気を吸いたい」「スマホの財布機能を使っているので預けることになると困る」などの意見が出たが、何らかの規制を作ることには大半が賛同したという。
ソフトと棋士が戦う「電王戦」では、2012年の創設以降、棋士の苦戦が続いており、今年は最強ソフト「PONANZA(ポナンザ)」が棋士代表の山崎隆之八段(35)を2連勝で破った。通算でも5勝12敗1引き分けと棋士が大幅に負け越している。
ソフトの強さを認めた棋士の一部は、自分の対局の指し手の検証や、新たな手の検討の際などにソフトを活用している。スマホを使えば、ソフトが導入された自宅のパソコンを遠隔操作することもできる。
連盟の島朗(しまあきら)常務理事(53)は「人間が苦しんで考え、棋譜を作るというのが棋士の根幹。万が一、不正があるとそれを揺るがすことになる」と話す。(村瀬信也)
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人間より強いソフトが入手可能になってきた今日、当然の懸念です。とはいえ、プロ棋士だからこそ、見栄も外聞もなく、勝負にこだわって文明の利器に頼りかねません。
寂しい話ですが、受験と同様に、スマホ・携帯・PCの取り締まりが必要な時代なのでしょう。
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