宇宙さえも支配下に置こうとする、恐るべき中国の野望です。
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中国貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州平塘県に位置する世界最大口径の電波望遠鏡、口径500メートル球面電波望遠鏡(FAST)の建設プロジェクトが最終段階に入り、9月末までに全面的に竣工し、稼働開始される見通しとなった。新華社が伝えた。
FASTはサッカースタジアム30個分の面積を持ち、「地上最大の装置」とされるドイツのエフェルスベルク電波望遠鏡と比べ、感度が約10倍まで向上している。今後10〜20年に渡り、世界一流設備の地位を維持することになる。(提供/人民網日本語版・編集YF)
世界最大の電波望遠鏡(FAST、直径500メートル)が25日、中国南部の貴州省で稼働を始めた。きわめて弱い電波も受信できるため、天体観測や地球外の生命体の探査などが進むと期待されている。国営新華社通信などが伝えた。
報道によると、この望遠鏡は中国語で「天眼」と命名され、構想から二十数年かけて貴州省の山中のくぼ地に完成した。総工費は約12億元(約180億円)。米自治領プエルトリコにあるアレシボ天文台(直径305メートル)を抜き、世界最大となる。137億光年(1光年は約9兆4600億キロ)以上離れた宇宙からの信号も受信できるという。
建設に伴い、周辺の住民約1万人が強制移住させられた。(広州=益満雄一郎)
【北京時事】中国が南西部・貴州省の山中に建設していた巨大な球面の電波望遠鏡が完成し、25日に運用が始まった。口径500メートルの大きさは、同種の電波望遠鏡としては世界最大。軍事利用や将来の資源確保も見据え、宇宙開発を加速させる中国にとって、観測面でも世界をリードする狙いがある。
貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州の自然のくぼ地を利用して建設された。反射鏡は地面に置かれた皿のような格好。面積はサッカー場約30個分に相当する。
中国メディアによると、宇宙観測の障害にならないよう半径5キロに電磁波の「静穏区」が設定され、住民約8000人が域外への移住を余儀なくされた。地元は観光客を誘致しようと、「天文科学文化園」を開設するが、展望台には携帯電話を含め電子機器は持ち込み禁止だ。
運用開始に当たり、習近平国家主席は祝賀のメッセージを送り、関係者に対して「世界の科学技術強国建設のため努力し、さらに大きい新たな貢献をするよう希望する」と指示した。
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8000人か、1万人かわかりませんが、強制移住させられた住民たちには手厚い補償があったのでしょうか。中国のことですから、有無をいわせず、強制退去させたような気がします。
人権を認めない中国の宇宙開発がどれほど危険か。末恐ろしくなります。
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