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公共屋内の完全禁煙化を阻むのは、自民党の抵抗勢力

2016年12月09日 06時32分33秒 | 離煙ニュース: 国内編

バカげているとしかいいようがない、自民党の抵抗勢力です。

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受動喫煙対策案、自民部会で反対相次ぐ 「非現実的」
朝日新聞 2016年12月8日19時09分

 自民党の厚生労働部会が8日あり、2020年の東京五輪・パラリンピックに向け厚生労働省が検討している受動喫煙対策案を初めて議論した。飲食店を原則建物内禁煙(喫煙室の設置は可)とすることに、議員から「小規模店には非現実的だ」などと反対意見が相次いだ。厚労省は財務省など政府内でも調整して法案化を進め、改めて同部会で議論されるが、調整は難航しそうだ。

 近年の五輪開催地・予定地はいずれも飲食店内を禁煙・原則禁煙としており、厚労省は現行法の努力義務から規制を強める、罰則付きの法整備の「たたき台」を10月に公表した。

 出席者によると、この日の議論では、小規模飲食店が喫煙室を設置するには費用やスペースの面で難しいとする意見が多く、「嗜好(しこう)品にそこまで規制をかけるのはどうか」「まるで麻薬のような扱いはおかしい」「たばこと病気の因果関係は本当なのか」といった発言も出た。対策案を後押しする意見は少数だったという。

受動喫煙防止策、自民部会で反対続出 「厳しい規制はなじまない」など
産経新聞 2016.12.8 17:15

 自民党が8日の厚生労働部会で、政府がまとめた受動喫煙防止の強化案について議論したところ、反対意見が続出し、賛成は少数にとどまった。厚労部会の幹部は「たばこを吸う側の権利主張が活発だった一方、他人の煙を吸わされない権利についてはほとんど意見がなく、残念だ」と語った。

 2020年東京五輪・パラリンピックに向け、厚労省がまとめた強化案は、病院や学校の敷地内は全面禁煙とし、飲食店などは喫煙室の設置を認める内容。部会の出席議員からは「(しこう品に)厳しい規制はなじまない」といった主張のほか、「小さい飲食店では設備投資が難しい」との意見もあった。

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予想通りとはいえ、厚生労働部会に属する国会議員が、受動喫煙の危険性を勉強していないことに、あきれ果てます。

嗜好(しこう)品にそこまで規制をかけるのはどうか

タバコの嗜好性を論じているのではありません。公共の場の受動喫煙防止策を論じているのです。吸いたかったら、自宅でどうぞ。

まるで麻薬のような扱いはおかしい

タバコが麻薬と同様に危険であることは、世界の常識です。むしろ、一部の麻薬のほうが危険性は少ないかもしれません。それでも吸いたい方は、公共の場ではなくて、プライベートな空間で、他人に迷惑をかけずに、どうぞ。

たばこと病気の因果関係は本当なのか

日本の大半の医者とWHOを敵に回す発言です。あるいは、国家でいえば、英国政府、豪州政府、その他中国政府まで敵に回す時代錯誤の発言です。勉強不足としかいいようがありません。

小さい飲食店では設備投資が難しい

これは厚労省のたたき台がおかしい。喫煙室など作らなければよいのです。全国すべての飲食店が完全禁煙化になれば、客は離れません。ただ店内でタバコを我慢するだけです。

国民を代表する国会議員が、タバコを吸わない7割以上の成人の健康状態を配慮しないのです。これで民主主義国家といえるのか、北朝鮮ではないのかと怒りすら覚えます。

塩崎厚労相に、こういう抵抗勢力を懐柔することができるのか。大変な仕事ではありますが、国民の7割以上が賛成するはずの公共屋内の完全禁煙化。よろしくお願いします。


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1 コメント

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初めまして (クリーンエアー)
2016-12-19 10:37:39
私も日々受動喫煙に悩まされており、1日も早く安心して外の空気が吸える世の中になって欲しいと切実に願っております
思うのですが、日本の政治の実権を握る自民党にこれ程の喫煙者、煙草擁護者が存在するのは、煙草関連で利益を得ている人々との癒着が大きいのではないでしょうか
支持母体に煙草農家、販売者等煙草関係者の多い議員も多数いるでしょうし関連団体等から議員、党への献金も相当あるはずです
それを裏付ける一つの例として、日本禁煙学会かどこかが各党に受動喫煙の問題や現行の煙草法制についてなどのアンケートを取ったところ、自民党が一番受動喫煙防止に消極的な回答でした
また、そもそもJTはもともと国営であり、過去に日本は経済の為に国家ぐるみで喫煙を推進してきており、いまだにJTの株式の3割以上を財務省が保有しているという事実もあります
日本の受動喫煙防止対策を欧米並にしていく為にはこうした根本的な仕組みを変えて行く必要があると思います
その為にはまずこうした根本的な問題を多くの人が知ることが大切ではないかと思います

長くなってしまいましたが、管理人さんのブログは受動喫煙等に関する様々な情報を人々に広めるとても素晴らしいものだと思います
そしてこのよう方も世の中にはいるという事実だけでも大変元気づけられます
陰ながら応援しております
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