地球温暖化の流れは、まったく止まっていません。
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「2014年は史上最も暑い年」米NASAなど発表 CO2増が要因(産経新聞) - goo ニュース
【ワシントン=小雲規生】米航空宇宙局(NASA)と米海洋大気局(NOAA)は16日、2014年の平均気温が1880年以降で最も高かったとする分析結果を発表した。1880年以降の上位10位のうち、1998年を除くすべての年が02年以降に集中しており、NASAは「要因の多くは二酸化炭素などの排出量が増えたことにある」としている。
NASAとNOAAは世界約6300カ所の観測データなどを分析し、14年が最も気温の高い年だったと認定した。NOAAによると14年の世界の平均気温は14・59度で、これまで最高だった05年と10年の14・55度を上回った。
14年はロシア極東部、米西部、南アメリカ内陸部の一部、欧州の大部分、北アフリカ、オーストラリア沿岸部で記録的な暑さになった。一方、米北部は異例の気温の低さだった。またNOAAは、各地で大型台風などの大量発生や干魃、海氷の減少などの異常な気象現象がみられたとしている。
NASAは「14年の記録的な暑さは、(太平洋赤道域東部の海面水温が上昇する)エルニーニョ現象が起こらないなかで記録された」と指摘。次にエルニーニョ現象が起きた場合は、さらに気温が上昇する可能性があるとみられている。
2014年の平均気温「史上最高」 NASAなど発表
朝日新聞 2015年1月18日05時26分
米航空宇宙局(NASA)と米海洋大気局(NOAA)は16日、2014年の世界の平均気温が、記録の残る1880年以降で最も高かったと発表した。それぞれ独自の分析から同じ結論に達した。深刻化する地球温暖化の実態が改めて浮かんだ。
NOAAによると、2014年の平均気温は、基準となる20世紀の平均13・9度より0・69度高く、過去最高だった2010年と2005年の0・65度を上回った。平均気温はあくまで目安で、基準との差で各年ごとの違いを比較する。
NASAによると、世界6300カ所の測候所のほか、船舶・ブイ観測による海面温度、南極の観測基地などで測定されたデータをもとに分析。温暖化傾向は二酸化炭素など温室効果ガスの増加で加速しており、気温が高かった上位10位は、1998年を除きすべて今世紀以降に集中しているとした。ケリー国務長官は声明で、「問題は、科学ではない。いつどのように世界が反応するかだ」と述べた。
一方、NASAは、世界的には温暖化の傾向が明らかなものの、局所的に気温が下がる地域もあると指摘。米国では昨年、中西部と東海岸が歴史的な寒波に見舞われるなど年間を通して気温が低かったが、アラスカや西部のカリフォルニア州などでは記録的な暑さに見舞われたと説明している。日本の気象庁も昨年末、2014年の世界平均気温が過去最高になる見通しを発表していた。(ワシントン=小林哲)
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化石燃料を使い続ける限り、二酸化炭素の排出量は減ることはありません。しかも、中国やインドなどの新興国の化石燃料依存度は右肩上がりですから、CO2排出量はまだまだ増えるはずです。
日本としても何らかの手を早急に打つべきですが、国民に自動車の使用を控えさせるというのは非現実的です。まずは、火力発電への依存度を減らし、原子力発電の安全化や他の発電方法の採用によって現状を改善していくべきでしょう。
まずは、原発に関してアレルギーなしの科学的議論を求めたいところです。
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