おいおい、44分も抗議を許して、仰木監督を退場させるのかい!手際が悪すぎるぞ、審判!どうなっているんだ!
おそらく昨日のオリックス・ファンは、こういう憤懣が溜まられたことでしょう。菊地原というリリーフ投手を出したの出さないのでもめた結果ですが、ファン不在の何とも悲しくなる話です。
メジャーではこんな話を聞いたことがないのに、どうしてこんなに審判の言うことに抗議ができるのでしょう。こういうことが疑問に思われたならば、手にとってもらいたいのがこの本です。
この本の62ページから67ページにかけて、仰木監督のクレームのつけ方が紹介されています。
「仰木さんはああ見えて、物凄くきついクレームの付け方をする人なんです。『お前なんか、辞めちまえ!』という感じで、審判の人間性まで誹謗する言い方をする。ストライク、ボールの判定も、明らかに正確なのに、嫌味ったらしく抗議してくる。若いアンパイヤなどは、よく苛められたものです。だから、こりゃ、エライことになったと思いましたね。三十分、四十分の中断は避けられない、と。しかし、責任審判の私としては、それだけは何としても回避しなければいけないという気持ちだった」(pp. 63-4)
なんだか昨日の審判のセリフみたいでしょ。でも違うんです。平成8年10月24日のオリックス対巨人の日本シリーズ第5戦の時の五十嵐洋一さんの回顧なのです。
日本のプロ野球の審判たちがこういう嫌な(?)監督や選手たちとどう戦っているか、を克明に描いた快作がこの本です。
プロ野球人気の復活という問題が論じられていますが、こういうところに審判残酷物語が存在しているようでは、いつまで経っても人気が出るはずないという気がしてきます。
ゴウ先生ランキング:A-
野球ファンではないゴウ先生でも、グイグイ引きつけられた著者の筆力は相当なものです。プロ野球ファンでなくても、スポーツ・ファンの方、戦後野球の裏面史としてお楽しみください。
おそらく昨日のオリックス・ファンは、こういう憤懣が溜まられたことでしょう。菊地原というリリーフ投手を出したの出さないのでもめた結果ですが、ファン不在の何とも悲しくなる話です。
メジャーではこんな話を聞いたことがないのに、どうしてこんなに審判の言うことに抗議ができるのでしょう。こういうことが疑問に思われたならば、手にとってもらいたいのがこの本です。
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この本の62ページから67ページにかけて、仰木監督のクレームのつけ方が紹介されています。
「仰木さんはああ見えて、物凄くきついクレームの付け方をする人なんです。『お前なんか、辞めちまえ!』という感じで、審判の人間性まで誹謗する言い方をする。ストライク、ボールの判定も、明らかに正確なのに、嫌味ったらしく抗議してくる。若いアンパイヤなどは、よく苛められたものです。だから、こりゃ、エライことになったと思いましたね。三十分、四十分の中断は避けられない、と。しかし、責任審判の私としては、それだけは何としても回避しなければいけないという気持ちだった」(pp. 63-4)
なんだか昨日の審判のセリフみたいでしょ。でも違うんです。平成8年10月24日のオリックス対巨人の日本シリーズ第5戦の時の五十嵐洋一さんの回顧なのです。
日本のプロ野球の審判たちがこういう嫌な(?)監督や選手たちとどう戦っているか、を克明に描いた快作がこの本です。
プロ野球人気の復活という問題が論じられていますが、こういうところに審判残酷物語が存在しているようでは、いつまで経っても人気が出るはずないという気がしてきます。
ゴウ先生ランキング:A-
野球ファンではないゴウ先生でも、グイグイ引きつけられた著者の筆力は相当なものです。プロ野球ファンでなくても、スポーツ・ファンの方、戦後野球の裏面史としてお楽しみください。
注文させて頂きました。これは読むしかありません。
早く手元に届くのが待ち遠しいです!
抗議する姿はみていて楽しいものではありません。