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タバコは火事の元?

2006年01月15日 10時54分42秒 | 離煙ニュース: 国内編
やすらぎの里さくら館の火事について、原因を知りたくて報道を追っていました。まだ正確な原因は分からないようですが、入所者のタバコの火の不始末が原因だという見方が強いようです。

西日本新聞の報告をどうぞ。

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入所者の喫煙、常態化?大村の施設火災から1週間 防火対策の徹底模索 (西日本新聞) - goo ニュース

2006年 1月15日 (日) 02:05

 入所者七人が死亡した長崎県大村市の高齢者グループホーム「やすらぎの里さくら館」の火災から十五日で一週間。施設は全館禁煙だったが、施設職員が同県警の調べに「火災前日の七日を含め、入所者がたばこを吸っているのをたびたび注意していた」と証言していることが分かった。たばこの不始末が原因との見方も浮上する一方で、同じように夜勤を一人しか置けないグループホームは「火を出さないことが一番の対策」と防火対策の徹底を模索している。

 「個室でたばこを吸う入所者に職員が何度も注意した」「吸うときは外で吸うように指導していた」―。同県警の事情聴取に、施設職員はこのように証言したという。火元と特定した居間からはライターの燃えかすも発見。たばこを吸う入所者の対応に苦慮していた可能性が出てきた。

 たばこの始末は他の施設にとっても悩みの種。しかし、同県の福祉関係者によると「家庭同様の生活の場」という理念から、全面禁煙とするのは困難なのが実情。大村市の別のホームも「普段はたばこを預かり、職員が付き添って喫煙させる」という原則を再確認するにとどまった。

 強制力をもつ禁煙が難しいだけに「防火が最大の課題」との声は強まる。

 火災から五日後の十三日、同県西海市のグループホーム「わらび苑」は、「夜勤が一人になる午前一時、台所から出火した」との想定で緊急の避難訓練を行った。職員が自宅から駆けつけ、入所者を窓から運び出すシーンも。一人を外に誘導するのに最低三分。渡辺登理事長(58)は「九人のお年寄りを職員一人で避難させるのは百パーセント無理」と実感した。

 だが、夜勤者の増員は経営上困難。近隣住民との協力体制を探る動きも出始めているが、建設コストなどからホーム自体が山間部に設置される場合も多い。

 防火にどう備えるか。出火時、どう対応するか。各施設でも、なお模索が続いている。

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確かに、喫煙は個人の権利ですから、厳しく取り締まれないのも分からないではありません。

しかし、権利は責任を伴ってこそのものです。一人の過ちがこれだけの惨事を生み出すとしたならば、断固とした禁煙指導をすべきだったのではないでしょうか。

タバコに対する態度が寛容すぎる日本が生んだ悲劇です。

大村などという美しい町でわざわざタバコに火をつけないと気がすまない老人たちの姿に侘しさを感じるのは、ゴウ先生だけでしょうか。

スモークフリーの生活のよさをもっと語る手段はなかったのでしょうか。

かえすがえすも残念な事件です。

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