2015年、多くの喫煙者に離煙を成功してほしい

タバコと縁を切った離煙生活は、本当に快適です。いまは、その方法もずいぶん楽になっています。離煙したい方、ぜひ成功してください。

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（元気のひけつ）多少の体重増は「許容」　「今年こそ禁煙」補助薬で成功率アップ
朝日新聞　2015年1月24日03時30分

　新年を機に、禁煙に取り組もうと考えている人はいませんか。長年の喫煙者にとって気になるのはやはり、禁煙が健康に効果があるのかどうか。「今さらやめても健康の改善には時間がかかるのでは」という思いもあるでしょう。禁煙を成功させるコツを調べてみました。

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　自己流より、専門医のいる禁煙外来に行くのが近道と思い、東京都中央区にある中央内科クリニックで話を聞いた。

　村松弘康院長（呼吸器内科）によると、心臓・血管系のリスクはたばこをやめた日からすぐに下がり、２週間～３カ月後には肺機能も３０％回復するという。村松さんは「意志だけで成功するのは良くて２割。補助薬を使うと、成功率は６～７割程度まであがります」と話す。

　公的な医療保険が使える補助薬は飲み薬と貼り薬の二つ。飲み薬はニコチンと結合する脳内の受容体に働きかけ、吸いたい気持ちを抑える。初めの１週間は喫煙可能だが、満足感はあまり得られなくなるという。「吸ってもおいしくないという経験は禁煙する上で大きい」と、村松さん。服用は３カ月。軽い吐き気を感じる人もいる。空腹時を避け、半分に割って飲むなどの工夫をすると良いそうだ。

　貼り薬はニコチンを皮膚から取り込み、禁断症状を抑える。徐々に小さな貼り薬にしていく。こちらは開始後すぐの禁煙が必要。かぶれる人もいるので毎日、違う場所に貼ると良い。電子たばこを試みる人もいるが「吸うという行為」の習慣が抜けず推奨できないという。

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　禁煙太りを心配する人もいるようだ。

　健康プログラムの開発などに取り組む「あだち健康行動学研究所」（福岡県太宰府市）の所長、足達淑子医師は「個人差は大きいですが、体重が増えることが多いので、特に女性が禁煙しにくい理由の一つになっています」と話す。日本人では禁煙で平均２キロ程度太るというデータもあるという。

　ニコチンは食欲と脂肪蓄積を抑える作用があるという。禁煙で味覚が改善する例も多く、食べる量が増えがち。足達さんによると、特に最初の半月は平均で１日２００キロ～３００キロカロリーの増加がみられるようだ。

　体重増を避けるには、「食べたくなったら、できればウォーキングなどをするのが理想」と、足達さん。しっかりした運動でなくても、家事をするなど少しでも動く。食べたくなったら何をするか、前もって決めておくのも良い。ただ、本来の目的は禁煙。禁煙に集中すべき最初の２週間程度は２キロ増くらいに抑えることを目標にすれば、体も心も負担が少ないそうだ。

　記者も２０年来の喫煙者。禁煙は何度も失敗してきたが、最近少し息苦しさも感じる。今年こそ何とか達成したい。足達さんは「禁煙しようと思ったこと自体が進歩。何回でも挑戦を」と励ましてくれた。（小池竜太）

　■インフォメーション

　飲み薬、貼り薬とも治療期間中にかかる費用は、公的な医療保険が使える場合、１日当たり２２０～２３０円程度。一般的なたばこの半箱分といったところだ。禁煙治療に保険が使える医療機関は日本禁煙学会の一覧のページ（ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｎｏｓｍｏｋｅ５５．ｊｐ／ｎｉｃｏｔｉｎｅ／ｃｌｉｎｉｃ．ｈｔｍｌ）から調べることができる。

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貧乏英語塾長は、離煙して10年以上になりました。徐々に前がん状態から解放されているそうで、ありがたい限りです。

離煙すると、それまであった息苦しさもなくなり、痰や咳も出なくなりました。そして、料理もお酒もコーヒーもお茶も、みんな美味しくなりました。しかも、それまでタバコが吸えないから行きたくないと思っていた映画館や劇場へもどんどん出かけられるようにもなりました。要するに、人生がパーッと明るくなったのです。

太るのが嫌だという人がいますが、いずれ喫煙のほうがもっと嫌だと思うようになります。2kgとはいわず、5kgでも10kgでも増えて構いませんから、がんばってタバコと縁を切りましょう。

ちなみに、塾長は離煙直後最高105kgまであった体重をいまは87kgまで落とせています。離煙によって増えた食欲もいずれ落ち着いて、ダイエットはできるようになるのです。心配することはありません。まずは、離煙に成功することです。