終戦詔勅発表の日です。小泉首相が靖国を参拝したので、日本のマスコミは大騒しています。実に嘆かわしいことです。静かに英霊に哀悼の意を表せないものでしょうか。
今日は趣向を変えて、昨日のゴウ先生一家の靖国神社めぐりを報告させてもらいます。(文字ばかりですが、お許しください。)
まずは、千鳥が淵戦没者墓苑を訪れて、献花をすませます。開かれる式典のためでしょう、業者の人たちが折りたたみ椅子を準備していました。しかし、お参りする人はちらりほらり。無宗教の悲しさです。
でも、ゴウ先生は必ずここにきます。なぜなら、この墓苑には軍人・軍属の方ばかりでなく、無名の民間人の方々の遺骨も納められているからです。はからずもお亡くなりになったというのは、そういう民間人の方たちでしょうから。
果たしてそういう方たちがこういう墓苑で満足なさっているかどうかは、難しいところではありますが、こうするしかないのは事実です。せめて線香ぐらい焚けないものかと思うのですが、無宗教ですから仕方ありません。
そして、靖国神社に入ります。テレビ局のクルーがあちこちに陣取っています。ひょっとして小泉総理が突如14日に参拝することがあるかもということでしょうか。
昨年は15日にお参りしましたが、お賽銭もあげられないほどの混雑でした。しかし、14日だとまだ余裕があります。財政難の靖国を救うために(8月12日当ブログ参照)、しっかり家族全員をお賽銭をあげさせてもらいました。微々たる額ではありますが。
そして、パール判事の碑を見て、遊就館の内部へ。本殿はそれほど混んでいなかったのに、こちらはギッシリ。妻と二人分の入場料各800円を払って展示場へ(小学生は無料)。
とにかく、何がどこにあるのかほとんど知っていますから、駆け足で子供たちの手を引っ張り、回りました。子供たちも何度も来ていますから、迷子になることもありません。勝手知ったる博物館です。
そして一階で開かれている特別展「故郷の護国神社」を丁寧に見ます。そこで流されているアニメに驚きました。監督・三池崇史!声優に松坂慶子などの一流の俳優を揃えているのです!
熊本県山鹿市出身の松尾敬宇海軍中佐を描いたアニメで、タイトルは、『平和への誓約(うけい)― 山鹿灯籠・松尾敬宇とその母』というものです。
ゴウ先生も時間があったらじっくり見たかったのですが、展示物の遺品や遺書に涙していたもので、アニメ自体は少ししか見られませんでした。小学校2年の次男はしっかりと見ていましたが。
さらに、2階の映像ホールでは、上映禁止になっていた幻の『樺太1945年 氷雪の門』が上映されていました。8月15日を過ぎて攻撃してきたソ連軍の犠牲になった樺太の人々の姿を描いた作品です。(靖国神社の公式サイトをご参照ください。)
これも今回はパスしましたが、9月になって人が減ったら、ゆっくりと見ようと思います。
ともあれ、館内、中国人や韓国人と思しき人々がいっぱいで、実に不気味でした。中国や韓国の抗日博物館のようなものはまったくない穏当な戦争博物館なのに、残されたノートを見ると、漢文であれ、英文であれ、日本文であれ、遊就館のどこを見たのか分からないような言葉がずらり。がっかりしてしまいます。
そんな不愉快な思いを胸に、最後は昭和館です。戦中から戦後の生活の苦しさを体験できるように構成された博物館です。
よくこのような苦しい生活を耐えて、戦後の日本を支えていただいたと先人の苦労に涙腺が緩みます。
地方の遺族会の方々なのか、じっと当時の写真を眺めておられたのが印象的でした。
この方たちが亡くなられたら、どのようにしてこうした歴史を語り継いでゆけばよいのか。親として責任を感じます。ゆえに、頻繁に子供たちをこうした場所に連れて行くのでした。
大人300円。子供は夏休みは無料です。ぜひ靖国の帰りにお寄りください。公式サイトは、http://www.showakan.go.jp/です。
ともあれ、1日で戦後61年を駆け足で見て回った気分です。余計な偏見を持たず、見てもらえたらと思います。
今日は趣向を変えて、昨日のゴウ先生一家の靖国神社めぐりを報告させてもらいます。(文字ばかりですが、お許しください。)
まずは、千鳥が淵戦没者墓苑を訪れて、献花をすませます。開かれる式典のためでしょう、業者の人たちが折りたたみ椅子を準備していました。しかし、お参りする人はちらりほらり。無宗教の悲しさです。
でも、ゴウ先生は必ずここにきます。なぜなら、この墓苑には軍人・軍属の方ばかりでなく、無名の民間人の方々の遺骨も納められているからです。はからずもお亡くなりになったというのは、そういう民間人の方たちでしょうから。
果たしてそういう方たちがこういう墓苑で満足なさっているかどうかは、難しいところではありますが、こうするしかないのは事実です。せめて線香ぐらい焚けないものかと思うのですが、無宗教ですから仕方ありません。
そして、靖国神社に入ります。テレビ局のクルーがあちこちに陣取っています。ひょっとして小泉総理が突如14日に参拝することがあるかもということでしょうか。
昨年は15日にお参りしましたが、お賽銭もあげられないほどの混雑でした。しかし、14日だとまだ余裕があります。財政難の靖国を救うために(8月12日当ブログ参照)、しっかり家族全員をお賽銭をあげさせてもらいました。微々たる額ではありますが。
そして、パール判事の碑を見て、遊就館の内部へ。本殿はそれほど混んでいなかったのに、こちらはギッシリ。妻と二人分の入場料各800円を払って展示場へ(小学生は無料)。
とにかく、何がどこにあるのかほとんど知っていますから、駆け足で子供たちの手を引っ張り、回りました。子供たちも何度も来ていますから、迷子になることもありません。勝手知ったる博物館です。
そして一階で開かれている特別展「故郷の護国神社」を丁寧に見ます。そこで流されているアニメに驚きました。監督・三池崇史!声優に松坂慶子などの一流の俳優を揃えているのです!
熊本県山鹿市出身の松尾敬宇海軍中佐を描いたアニメで、タイトルは、『平和への誓約(うけい)― 山鹿灯籠・松尾敬宇とその母』というものです。
ゴウ先生も時間があったらじっくり見たかったのですが、展示物の遺品や遺書に涙していたもので、アニメ自体は少ししか見られませんでした。小学校2年の次男はしっかりと見ていましたが。
さらに、2階の映像ホールでは、上映禁止になっていた幻の『樺太1945年 氷雪の門』が上映されていました。8月15日を過ぎて攻撃してきたソ連軍の犠牲になった樺太の人々の姿を描いた作品です。(靖国神社の公式サイトをご参照ください。)
これも今回はパスしましたが、9月になって人が減ったら、ゆっくりと見ようと思います。
ともあれ、館内、中国人や韓国人と思しき人々がいっぱいで、実に不気味でした。中国や韓国の抗日博物館のようなものはまったくない穏当な戦争博物館なのに、残されたノートを見ると、漢文であれ、英文であれ、日本文であれ、遊就館のどこを見たのか分からないような言葉がずらり。がっかりしてしまいます。
そんな不愉快な思いを胸に、最後は昭和館です。戦中から戦後の生活の苦しさを体験できるように構成された博物館です。
よくこのような苦しい生活を耐えて、戦後の日本を支えていただいたと先人の苦労に涙腺が緩みます。
地方の遺族会の方々なのか、じっと当時の写真を眺めておられたのが印象的でした。
この方たちが亡くなられたら、どのようにしてこうした歴史を語り継いでゆけばよいのか。親として責任を感じます。ゆえに、頻繁に子供たちをこうした場所に連れて行くのでした。
大人300円。子供は夏休みは無料です。ぜひ靖国の帰りにお寄りください。公式サイトは、http://www.showakan.go.jp/です。
ともあれ、1日で戦後61年を駆け足で見て回った気分です。余計な偏見を持たず、見てもらえたらと思います。
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