大したものです。一度負けても、必ずよみがえってきます。
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囲碁の井山名人、王座・天元の挑戦権獲得
朝日新聞 2015年9月10日21時57分
囲碁の名人3連覇をかけた防衛戦が始まったばかりの井山裕太名人(26)=棋聖、本因坊、碁聖をあわせ四冠=が、昨年奪われた2タイトルの挑戦権を相次いで獲得した。雪辱と、七大タイトル戦史上最多の六冠に戻すことを目指して、井山は年内の残り3タイトル戦に臨むことになった。
7日、第63期王座戦挑戦者決定戦で余正麒七段(20)に黒番中押し勝ちしたのに続き、10日、第41期天元戦挑戦者決定戦で結城聡九段(43)に白番中押し勝ちした。
井山は昨年12月、王座と天元を失って四冠に後退。そのときタイトルを奪われた村川大介王座(24)と高尾紳路天元(38)へのリターンマッチを決めた。王座戦五番勝負は10月20日に仙台市で、天元戦五番勝負は同23日に岐阜市で開幕する。第40期名人戦七番勝負は高尾の挑戦を受けており、井山と高尾がタイトル保持者と挑戦者の立場を入れ替えて、二つのタイトルを争うことも注目される。
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王座と天元を奪取して六冠になれたら、最後の砦は十段戦。井山四冠は、この棋戦も勝ち進んでいますので、うまくいくと七冠、つまりグランドスラム同時達成も夢ではありません。
とはいえ、七冠達成には、現在進行中の名人戦を制し、王座戦、天元戦で勝ち、そのうえで棋聖を防衛することが要求されます。並みの打ち手ではボロボロになってしまいそう。体力・気力とも充実した26歳のいまでしかできないことかもしれません。
井山四冠にはぜひとも七冠達成まで気を緩めずにがんばってほしいものです。
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