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受動喫煙でも、認知症に

2009年02月25日 07時04分21秒 | 離煙ニュース: 科学編
タバコは、吸う本人だけでなく、周囲の人も認知症にさせるリスク・ファクターなのです。

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受動喫煙は認知症リスクを高める (日経ネット)

 受動喫煙にさらされている人では認知症の発症リスクの高いことが新しい研究で明らかになり、英国医師会誌「British Medical Journal(BMJ)」オンライン版に2月12日掲載された。これまでの研究で、喫煙と認知症およびアルツハイマー病リスクとの関連が立証されているが、今回の研究は、受動喫煙と認知症との関連を示した最大規模のものであるという。

 「認知機能と受動喫煙との間には関連がある。認知機能の低下は必ずしも認知症の前兆とは限らないが、そうであることが多い」と研究を率いた英ペニンシュラPeninsula医科大学(Exeter)のIain Lang氏も述べており、受動喫煙への曝露レベルが高い人ほどリスクも高いことも示唆されているという。

 研究では、50歳以上の非喫煙者4,800人強のデータを収集。被験者の唾液を検査し、コチニンcotinine(ニコチンから生成する物質で、たばこの煙への曝露後約25時間、唾液中にみられる)の濃度を調べたほか、脳機能と認知力低下を評価する神経心理学的検査を実施した。検査は、記憶、数学、言語能力をみるもので、検査スコアが下位10%であった被験者を「認知力が低下している」と分類した。その結果、コチニン濃度の最も高い群は、最も低い群に比べて認知力低下リスクが44%高いことが判明。また、コチニン濃度の比較的低い群では認知力低下リスクは低かったものの、依然として有意なリスクが認められたという。

 米国アルツハイマー病協会(AA)のMaria Carrillo氏は「喫煙はすでにアルツハイマー病の危険因子(リスクファクター)として認知されており、受動喫煙への曝露でもそのリスクが広がる可能性がある」と指摘している。また、米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)医学部准教授で、同誌の論説を執筆したMark Eisner博士は「今回の研究は、公共の場をすべて禁煙にする公共政策への新たな動機付けとなるだろう」と述べている。

[2009年2月12日/HealthDay News]

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タバコを吸う人の近くにいると、認知能力が下がる可能性があるというのですから、これは大変。喫煙者と同席してのアイデアを絞り出す会議など、愚の骨頂ということが分かります。

知的労働には、まず離煙。21世紀の新常識です。

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