健さんが、本当に映画に戻ってきます。タイトルは、「あなたへ」。パチパチパチ。いま手に入る有意味なインターネット情報を全部クリッピングしてみました。
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高倉健さん6年ぶり映画主演、通算205本目(読売新聞) - goo ニュース
2011年8月24日(水)07:51
俳優の高倉健さん(80)が6年ぶりに主演する新作映画「あなたへ」(降旗康男監督)の製作を23日、東宝が発表した。
夫婦の愛を描くロードムービーで、高倉さんは、「故郷の海に散骨してほしい」という妻の遺言を実行するため、キャンピングカーで旅をする男性を演じる。高倉さんにとって、通算205本目の出演作。来月から撮影開始、公開は2012年秋を予定している。
高倉健、6年ぶり銀幕復帰! 降旗康男監督作「あなたへ」に主演
2011年8月24日 05:01
[映画.com ニュース] 日本映画の黄金期をけん引してきた名優・高倉健が、降旗康男監督の最新作「あなたへ」主演で6年ぶりに銀幕復帰を果たすことがわかった。高倉にとっては通算205本目の映画出演、「駅 STATION」「夜叉」「あ・うん」「鉄道員」など名作を生み出してきた降旗監督とタッグを組むのは19本目となる。
日中合作「単騎、千里を走る。」(2006)に主演以来、映画界から遠ざかっていた高倉が、いよいよ始動する。復帰作となる「あなたへ」は、「夜叉」「あ・うん」のプロデューサーで08年に死去した市古聖智さんが遺した原案を、降旗監督と脚本家の青島武が再構築したオリジナルストーリー。大切な人との愛を確かめるロードムービーで、日本各地の風光明媚(めいび)なロケ地での撮影を敢行する。
高倉は昨秋にオファーを受け、今春から打ち合わせに参加するなど具体的に動き出したという。出演に際し、「この物語に出会い、心が動きました。人が人を思いやること、生きることのせつなさを思いました。降旗監督とご一緒できることも、6年ぶりの映画出演となる大きなきっかけです。スクリーンで皆さまにお会いできるのを楽しみにしております」とコメントを寄せた。
プロデューサーを務める市川南氏は、高倉の復帰について「久しぶりの映画出演を決めた理由のひとつには、降旗監督があるように思います。高倉さんは、降旗監督との仕事を、今の俳優さんたちに1本でも多く経験させたいと思っていらっしゃるようです」と説明。それだけに、最終調整中ではあるものの、高倉とは初共演となる顔ぶれも含まれているという。
今作で高倉が演じるのは、北陸にある刑務所の指導技官・倉島英二。生涯独身を貫くと思っていた周囲の予想に反し、50歳を前に刑務所へ慰問に来た歌手の洋子と結婚する。平穏で幸せな結婚生活は、洋子が53歳の若さで他界し、あっけなく終わってしまう。英二は“故郷の海に散骨してほしい”と記された妻からの絵手紙を受け取る。「なぜ、生きているうちに言わなかったのだろう」。15年間連れ添った妻の真意を知るため、一緒に日本を旅するはずだった自家製キャンピングカーに乗り、九州へと出発する。
総距離1200キロの道中、高倉扮する英二はさまざまな人と心を通わせていく。市川プロデューサーは、「北陸から九州へ向けての旅で出会う、国語教師やイカ飯売りの凸凹コンビらとのシーンでは、高倉さんのコミカルな演技も見られるかと思います」と話している。
「網走番外地」シリーズ、「日本侠客伝」シリーズ、「飢餓海峡」「幸福の黄色いハンカチ」「居酒屋兆治」……。燦然(さんぜん)と輝く作品群にいま、新たな1ページが加わろうとしている。日本中の映画ファンが9月7日のクランクインを心待ちにし、高倉の一挙手一投足に大きな期待を寄せている。撮了は11月中旬を予定。
「あなたへ」は、2012年秋に全国で公開。
高倉健「鉄道員」黄金コンビで6年ぶり映画
サンケイスポーツ 2011.8.24 05:05
俳優、高倉健(80)が来秋公開の映画「あなたへ」に主演することが23日、分かった。健さんの新作は2006年の日中合作映画「単騎、千里を走る。」以来6年ぶり。「夜叉」「鉄道員」など19作品でコンビを組んだ名匠、降旗康男(ふるはた・やすお)監督(77)がメガホンを執り、亡妻の故郷をめざす男の旅を通し、夫婦愛を描く。通算出演作205本目の船出を前に、健さんは「スクリーンで皆様にお会いできるのを楽しみにしております」とメッセージを寄せた。
山が動いた。
5年間の沈黙を破り、健さんが出演を決めたのは、義理人情が充満する男くさい物語ではなく、「あなたへ」とのタイトルもソフトな夫婦のラブストーリーだ。
主人公は、北陸にある刑務所の指導技官。病死した妻の「故郷の海に散骨して欲しい」との遺言を守り、九州を目指し旅に出る。道中出会うさまざまな人々とのふれあいを通し、妻の愛情の深さを思い知っていく。
健さんは「あなたへ」の製作・配給を手掛ける東宝を通じ寄せたコメントに「この物語に出会い心が動きました」と記した。徹底的に私生活を秘して暮らす映画スターのもとには、「単騎、千里を走る。」後、多数の企画が持ち込まれ、出演依頼が寄せられていた。
5年間も一つとして首を縦に振らなかった健さんの心を動かすきっかけとなったのは、08年に亡くなったプロデューサー、市古聖智氏(享年67)が遺した映画の原案だった。
同氏は健さん主演で降旗監督がメガホンを執った「夜叉」「あ・うん」をプロデュース。東宝の取締役映画調整部長、市川南氏によると、この原案は健さんを念頭に書かれたもので、昨年夏に同社に持ち込まれた。
同氏によると、元々のプロットは男っぽく、骨っぽい話だったが、健さんの信頼が厚い降旗監督のアドバイスで、夫婦や親子、身近にいる大切な人との愛を確かめるストーリーに変化していったという。
昨年秋には最初の台本が健さんの手元へ。かつての仕事仲間の最後の思い、気心知れた降旗監督との再タッグ、「あなたへ」に描かれたありふれた日常の中で輝きを放つエピソード…。年を越さず、異例のスピードで健さんの心は決まった。
「人が人を思い遣ること、生きることの切なさを思いました。降旗監督とご一緒できることも、6年ぶりの映画出演となる大きなきっかけです。スクリーンで皆様にお会いできるのを楽しみにしております」と最小限の言葉で新作への決意をにじませた。
待ってましたっ、健さん-。日本映画界の至宝のめざめに、ファンの歓喜の声が聞こえてきそうだ。
健さん、205本目出演作で6年ぶり銀幕に帰ってくる…来秋公開「あなたへ」
2011/8/24-06:00 スポーツ報知
俳優の高倉健12 件(80)が、6年ぶりの新作映画「あなたへ」(2012年秋公開)に主演することが23日、分かった。「鉄道員(ぽっぽや)」(99年)、「ホタル」(01年)などの名作を、ともに手がけてきた降旗康男監督(77)との18本目の共作。通算205本目の出演にあたる今作で、健さんは亡き妻の面影をたどる旅に出る刑務技官の役を演じる。9月7日からクランクイン。寡黙で誠実で不器用な男・健さんが銀幕に帰ってくる。
6年の沈黙を破り、健さんが再び動き出す。降旗監督との名コンビで、映画ファンを興奮させ、ときには涙させてきた。2人で作る18作品目の結晶に「この物語に出会い、心が動きました。人が人を思いやること、生きることの切なさを思いました。降旗監督とご一緒できることも、6年ぶりの映画出演となる大きなきっかけです。スクリーンで皆様にお会いできるのを楽しみにしております」と心意気を語った。
配給元の東宝と降旗監督が昨秋にオファー。市川南取締役映画調整部長によると「12月ごろに前向きな返事を頂き、春ごろから具体的な打ち合わせを始めました」。前作の日中合作映画「単騎、千里を走る。」(06年)の公開を最後に、公の場に姿を現すことはなかった健さんを、出演へと突き動かしたのは、盟友・降旗監督の存在と「家族」をテーマにした深いストーリーだった。
「あなたへ」は、「夜叉」(85年)「あ・うん」(89年)などのプロデューサーで、08年に死去した故・市古聖智さんが健さんのために書き下ろしたプロットを基盤に、降旗監督がアレンジを加えたオリジナル作品。北陸の刑務所で指導技官として働く寡黙な男・英二(高倉)は、15年連れ添った妻・洋子を病気で失う。50代を目前に結婚した最愛の妻の故郷・九州を目指し、自家製のキャンピングカーで旅をし、妻の面影を振り返りながら、人との絆を確かめ合う物語になっている。
健さんの、将来の日本映画界にかける思いも出演の決め手になった。「降旗監督は日本最高のすばらしい監督。一緒に作品を作ることで(現場に)勉強させてあげたい」と、今後の日本映画を担う後輩たちの研さんの場にしたいとの思いも込めた。
2月に80歳の誕生日を迎えたが、市川氏によると「クランクインに向け、どんどんエンジンがかかっている印象です」と、まったく年齢を感じさせない様子だという。始動を目前に気持ちも高まっている。11月まで撮影、12年春に完成予定。同年秋には、日本映画界がこよなく愛する、健さんにまた会える。
健さん 6年ぶり80歳で銀幕主演
デイリースポーツ
俳優・高倉健(80)が6年ぶりに映画主演することが23日、分かった。来秋公開予定で通算205本目となる出演作のタイトルは「あなたへ」(東宝)。高倉は亡くなった妻の故郷に遺骨を散骨するために旅をする男を演じる。メガホンを取るのは「鉄道員」(99年)、「ホタル」(01年)などでもタッグを組んだ降旗康男監督(77)に決まった。名コンビでの新作へ向け、高倉は「スクリーンで皆さまにお会いできるのを楽しみにしております」と早くも気持ちを高ぶらせている。
“日本映画界のレジェンド”がついに動き始める。中国の巨匠チャン・イーモウ監督(59)の「単騎、千里を走る。」(06年)以降、沈黙を守っていた高倉の新作が決まった。
「あなたへ」は、亡くなった妻との愛を確かめるように旅する男を描いた物語。高倉は、北陸にある刑務所の指導技官・倉島英二を演じる。亡くなった妻・洋子から死後に「故郷の海に散骨してほしい」と書かれたはがきを受け取り、九州へと旅立つ。
通算205作目となる今作は、08年に亡くなった映画プロデューサー・市古聖智さんの遺稿が原案。高倉は「この物語に出会い、心が動きました。人が人を思い遣(や)ること、生きることの切なさを思いました」と強くひかれたことを明かした。
6年ぶりとなるスクリーン復帰の、もう一つの大きな動機が、前作「単騎‐」の日本国内の撮影も担当した盟友・降旗監督の存在だった。最も信頼する監督からの「今の高倉さんにはこういうストーリーが合うのでは」というラブコールを断る理由はなかった。
昨秋、降旗作品19本目の出演オファーを受けた高倉は「降旗監督とご一緒できることも、映画出演となる大きなきっかけです」と振り返った。決断以降は監督と積極的に打ち合わせを繰り返しているという。また、高倉・降旗コンビにとって「夜叉」(85年)、「あ・うん」(89年)に続く市古作品であることも、力の入る理由だ。
共演者はまだ明かされていないが、「若い人に降旗監督と仕事をさせてあげたい」という高倉の意見も取り入れ、共演経験のない俳優も起用されるという。クランクインは9月7日。80歳を迎えた健さんが、どんな伝説を作り出すのか。来秋の公開へ向け、早くも期待が高まる。
(2011年8月24日)
ジム通いで体づくり 「80歳とは思えぬ若さ」保つ高倉健
スポーツニッポン
自身205作目の映画「あなたへ」が製作されることが決まった俳優高倉健(80)。出演映画は中国映画「単騎、千里を走る。」(06年公開)以来6年ぶりで、邦画は「ホタル」(01年)以来となる。
高倉は公の場には06年11月に行われた天皇、皇后両陛下主催の文化勲章受章者・文化功労者を招いたお茶会に出席して以来、姿を見せていない。関係者によると、ジムに通うなどして体を鍛えており、80歳とは思えない若さを保っているという。
.[ 2011年8月24日 07:21 ]
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それにしても、「倉島英二」という役名が意味深。
まず、「えいじ」という名前。これは、健さんの別名のようなもの。降旗監督作品では、『駅 STATION』(1981:レビューは、こちら!)の「三上英次」が有名。その他、降旗監督だと『居酒屋兆治』(1983)では「藤野英治」を山下耕作監督『博奕打ち外伝』(1972)では「花井栄次」を、蔵原惟繕監督の『海へ See You』(1988)では「本間英次」を、そして倉本聡脚本のTBSテレビドラマ『あにき』(1977:レビューは、こちら!)では「神山栄次」を演じています。健さんには、「えいじ」がよく似合うのです。
さらに、苗字がすごい。もちろん、「倉」は「高倉」から取られたのは歴然ですが、「島」が泣かせます。健さんで「島」と来れば、『幸福の黄色いハンカチ』(1977:レビューは、こちら!)の「島勇作」であり、『遥かなる山の呼び声』(1980:レビューは、こちら!)の「田島耕作」。つまりは、本作がロードムービーであるということから、山田洋次監督作品へのオマージュも含めてあるということなのでしょう。
共演者も注目したいところ。まずは、歌手の妻「洋子」役は、20年前なら倍賞千恵子さんで決まりだったのですが、残念ながらいまは厳しい。そうすると35歳から53歳までを演じられて歌が唄える女優だとだれがいるのか。発表を待つことにします。
さらに、「国語教師」が出てくるそうですが、これは武田鉄矢で決まりなんでしょうね。「ハンカチ」つながりもあるし。「イカ飯売り」は、小林念持ではないかと思うのですが、どうでしょう。
とにかく、期待が募ります。こうなるとロケ現場まで追いかけてみたい気も……。ともあれ、来年秋までは、絶対に死ねません。
実は、今日は小生の50回目の誕生日。健さんからすばらしい誕生日プレゼントをいただきました。有頂天でおります。ありがとうございます、健さん!
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