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遠隔禁煙外来は、どんどん基準を緩くすべきだ

2017年06月30日 01時03分39秒 | 離煙ニュース: 国内編

いいですねえ。どんどん認めてほしいものです。

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禁煙に「完全遠隔診療」認可へ 面談なし、薬配送
毎日新聞 2017年6月29日 21時24分(最終更新 6月29日 22時27分)

 厚生労働省は、禁煙外来で医師の直接面談が必要ない「完全遠隔診療」を近く認める方針を固めた。企業の健康保険組合など信頼できる実施主体が情報通信技術(ICT)を使う場合に限定する見通しで、9月までに通知を出す。遠隔禁煙外来を導入する企業が増えれば、たばこをやめたい人が通院や順番待ちで時間を浪費することがなくなり、国民の健康増進につながると期待される。

 医師法が「自ら診察しないで治療をしてはならない」と定めているため、遠隔診療の対象は従来、対面診療が物理的に困難な離島やへき地の人、がんや難病で在宅治療に移行した人らに限られてきた。患者側からの拡大の要望もあり、厚労省は2015年の通達で、遠隔診療を離島・へき地の患者に限らず、病気の種類も限定しないことを明確化。ただし、一度は対面で診療するよう定めていた。

 今回、通信技術の進展や健康志向の高まりを受け、対面診療のない完全遠隔禁煙外来を認めることになった。患者の安全確保のため禁煙外来以外の遠隔診療では医師が必ず一度は対面で診察する原則を堅持する。

 禁煙外来は、12週間で最大5回の来院に健康保険が適用されるが、多忙な人は通院継続が難しく、厚労省の調査で64%の患者が途中で脱落していた。これに対し、医師がスマホやパソコンを使って患者を診察する遠隔診療は、時間短縮やコスト削減が可能で、処方された禁煙薬は自宅や職場に送られる。継続が容易とされ、大企業の健康保険組合を中心に近年、導入例が相次いでいる。さらに対面診療の必要がなくなることで、禁煙外来のない地域に住む社員も利用しやすくなり、健康格差の解消につながるとみられる。

 遠隔診療でも診療報酬は発生するが、遠隔禁煙外来サービスを提供する民間会社によると、通常の通院に比べて総費用を1割以上安くできるという。健康保険組合などの医療保険者が健康診断と連動して実施すれば、従業員とその家族を合わせて1000万人以上が対象になりうる。

 遠隔診療を巡って厚労省には、民間企業が営利目的で乱用し、重篤な病気が見逃されることへの警戒感がある。今月9日に閣議決定された「規制改革実施計画」でも「遠隔診療の取り扱いの明確化」が求められていた。【斎藤義彦】

 日本禁煙学会理事の吉井千春・産業医大若松病院呼吸器内科診療教授の話 通院の禁煙外来は日中に限られ、治療が必要なのに来られない人は多い。完全遠隔外来で治療のチャンスが広がるのは良いことだ。ただ、薬を送って終わりというのではなく、禁煙治療がうまくいかなかった時にしっかりフォローする仕組みも必要で、よりよい形をさらに模索すべきだ。

ことば【遠隔禁煙外来】
 パソコンやスマートフォンのビデオ通信を通じて医師が診察する禁煙治療。健康保険が適用される。患者は通信を確保できる場所ならどこにいても構わない。予約した時間に医師が待ち受け、1回あたり数十分間診察して治療法を指示する。1~2週間ごとに4回程度実施し、必要なら医師が禁煙治療薬を処方。薬は患者の職場や自宅に配送される。保健師が助言するケースもある。サービス提供会社の職員が数十週間にわたってメールで様子を聞き、脱落を防ぐ例もある。

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ただし、この制度は企業の健保組合に入っていないといけないようです。国保加入者にも適用してもらえれば、もっと裾野がひろがるでしょうに、いまは無視されています。

禁煙補助薬には、重篤な副作用はないはず。基準を緩めて、適用対象をどんどん広げればよいのです。よい制度ですが、まだまだ改良の余地はありそうです。

 


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