世界新を出した選手が、リオ五輪に出ない。いやはや、アメリカは大変な国です。
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22日にロンドンであった陸上のダイヤモンドリーグ第10戦の女子100メートル障害で、ケンドラ・ハリソン(米)が12秒20で優勝し、世界新記録を樹立した。従来の記録は1988年8月にヨルダンカ・ドンコワ(ブルガリア)が記録した12秒21。28年ぶりの記録更新に、ハリソンは「言葉にならない。リオに出られないのはがっかりだけど、前に進まないといけない」と話した。ハリソンは全米選手権6位で、リオ五輪出場を逃している。(ロンドン)
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ハリソン選手より速かった選手が5人もいたとは、アメリカはなんと層の厚い国なのでしょう。でも、出してあげたかったなあ、リオ五輪に。
と思っていると、ロンドン五輪金メダリストも、アメリカ代表になれていないんですねえ。
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陸上の米国五輪代表選考会は10日にオレゴン州ユージンで最終目の競技を行い、女子200メートル決勝では400メートルとの二冠を狙ったアリソン・フェリックス(30)が22秒54の4位。3位のジェンナ・プランディーニ(27)にわずか100分の1秒およばず、この種目での代表(3人枠)の座を逃した。
ロンドン五輪の200メートルで金メダルを獲得しているフェリックスの自己ベストは世界歴代6位の21秒69。「やれることはやったがだめだった。正直言ってとてもがっかり」と納得のいく走りはできなかった。なおトーリ・ボウイ(25)が22秒25で1位。ディージャー・スティーブンス(21)が22秒30で2位に入った。
女子400メートル障害では若手のシドニー・マクローリン(16)が54秒15で3位に入って代表権を獲得。16歳で米陸上チームの五輪代表となったのは、1976年モントリオール五輪のロンダ・ブレイディー(100メートル障害)以来、40年ぶりとなった。
ロンドン五輪の200メートルで金メダルを獲得しているフェリックスの自己ベストは世界歴代6位の21秒69。「やれることはやったがだめだった。正直言ってとてもがっかり」と納得のいく走りはできなかった。なおトーリ・ボウイ(25)が22秒25で1位。ディージャー・スティーブンス(21)が22秒30で2位に入った。
女子400メートル障害では若手のシドニー・マクローリン(16)が54秒15で3位に入って代表権を獲得。16歳で米陸上チームの五輪代表となったのは、1976年モントリオール五輪のロンダ・ブレイディー(100メートル障害)以来、40年ぶりとなった。
男子400メートル障害ではカロン・クレメント(30)が48秒50で1位。しかし今季世界最高の48秒10をマークしていたジョニー・ダッチ(27)は48秒92の5位に終わって落選となった。ちなみに日本の野沢啓佑(25)が5月にマークした48秒67の自己ベスト(今季世界5位)を上回ったのは、決勝ではクレメント1人だけだった。
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ある意味、これだけ強い選手を落選させるアメリカはすごい国であります。どんなに批判があっても、この一発選考方式を変えないのですから。
とはいえ、ロシアの選手も出られませんし、リオ五輪の陸上競技が低調な記録のオンパレードにならないとよいけれどと心配するのは、筋違いでしょうか。
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