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軟式高校野球、中京・崇徳、45回の死闘の末、4日目の戦いへ

2014年08月31日 05時16分44秒 | 時事放談: 国内編

ここまでくると、両校を優勝させてやりたくなります。でも、ルールが許さないんですよね。

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延長45回…中京の投手635球、崇徳617球
読売新聞 2014年08月30日 22時16分

 兵庫県明石市の明石トーカロ球場で開かれている軟式野球の全国高校選手権で30日、準決勝の中京高(東海・岐阜)―崇徳高(西中国・広島)戦の続きが行われた。

 3日目のこの日も15回無得点が続き、延長四十五回、0―0で決着がつかず、3度目の継続試合となった。31日は延長四十六回から再開。勝者は引き続き、三浦学苑(南関東・神奈川)と決勝を戦う。

 試合時間は3日間合計9時間18分となり、この日も投げ続けた両校投手の合計球数は、中京高の松井大河(たいが)投手が635球、崇徳高の石岡樹輝弥(じゅきや)投手は617球。松井投手は「自分がチームを勝利に導きたい」と話し、石岡投手も「先に代わりたくない」と一歩も引かない。

 軟球はボールがたわむために硬球に比べて飛距離が出ないうえ、バントも難しく、走者を進めづらいので得点が入りにくい。「再々継続試合」では、両投手の肩や肘など体調面が心配される。日本高野連の竹中雅彦事務局長は「ここまでの試合は想定外」としつつ、春夏の甲子園で導入を検討中の、延長十回一死満塁など得点しやすい場面から攻撃を始めるタイブレイク制にも触れ、「軟式で先行導入しようという意見も今後出るだろう」と話した。

引かない、引けない両投手 軟式、延長45回決着つかず
朝日新聞 2014年8月30日23時02分

(30日、全国高校軟式野球選手権大会 中京0―0崇徳)

 中京・松井、崇徳・石岡の3日連続の登板は監督にとって苦渋の選択だった。

 中京の平中監督は「松井は試合前、散歩でつらそうだった。頑張れとは言えなかった」。崇徳の中河監督は背番号1の重松も考えていたが、「(石岡が)いきますと言った」という。

 そんな中、マウンドに上がった2人は冷静だった。

 34回、崇徳のサヨナラ機を松井が封じた。1死三塁。高瀬への5球目、得意のツーシームをとっさに外す。空振り三振。ヒット・エンド・ランがかかっていて、三塁走者が飛び出しアウト。この日は全てのイニングを4人以内で抑えた。

 石岡も譲らない。制球が定まらないような時もあったが、決着が長引くことも考えながら力をどう残すかに神経を使ったという。回を重ねた42回、直球と変化球を操り2者連続の3球三振で切り抜けた。

 この日、両校合わせて失策はたったの一つ。それも投手の悪送球だ。守備陣の集中力も見事だった。

 4日目の登板も両投手は望んでいる。「継続試合でなければ違う投手を送っていた」と平中監督。中河監督も「できれば投げさせたくない」。結末が見えない戦いはついに最終章を迎える。(橋本佳奈)


延長45回決着つかず、ルール整備の必要性言及 高野連
朝日新聞 2014年8月30日21時17分

 30日に兵庫県の明石トーカロ球場で行われた第59回全国高校軟式野球選手権大会(日本高校野球連盟主催、朝日新聞社、毎日新聞社など後援)第6日は、延長30回までに0―0のまま決着がつかず2日連続のサスペンデッド(一時停止)試合となった準決勝の中京(東海・岐阜)―崇徳(西中国・広島)が31回から再開され、45回まで0―0、3度目のサスペンデッドとなった。31日は午前9時、46回から再開。大会規定上、最長54回まで行い、勝敗が決まらないと抽選で決勝進出校を決める。

 決勝は午後0時30分開始予定で、三浦学苑(南関東・神奈川)と対戦する。決勝は最長15回まで。また、31日の準決勝との合計イニング数を18回以内とする規定があり、最短9回までとする可能性もある。勝敗がつかなければ抽選はせず、優勝は預かり(両校準優勝)となる。

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 大会は多くの学校で夏休みが終わる31日までに終了する必要があり、一時停止試合の勝者は決勝とのダブルヘッダーとなる。規定でプレーは1日合計18イニングまでしかできないとしている(投手は計15イニングまでしか投げられない)。これにより31日の準決勝は最長でも9イニング、延長54回で打ち切る。

 日本高校野球連盟の竹中雅彦事務局長は「選手の健康面を考えると、サスペンデッドゲームには限界があるかなと思う」と語った。今回は54回までだが、ケースによってはそれ以上続く可能性もある。竹中事務局長は「申し訳ないが、想定していない」などと語り、ルールの整備が必要との考えを示した。

 日本高野連は現在、選手の障害予防・健康管理などのため、硬式・軟式の全国大会での延長タイブレーク制導入の是非について全加盟校にアンケートを依頼している。延長タイブレークは例えば9回終了後、1死満塁など決まった状況から試合を行う制度だ。

 アンケートを踏まえて9月に高野連の技術・振興委員会を開く予定。竹中事務局長は「軟式だけ先に導入するべきだという意見が出ることも予想される」とした上で「導入に関してはアンケートをもとに考えないといけない」と話した。


軟式高校野球:延長四十五回終え…応援団「気力しかない」
毎日新聞 2014年08月30日 22時40分(最終更新 08月30日 23時14分)

 第59回全国高校軟式野球選手権は第6日の30日、兵庫県明石市の明石トーカロ球場で、大会規定によりサスペンデッドゲーム(一時停止試合)となっていた崇徳(西中国・広島)と中京(東海・岐阜)の準決勝を、延長三十一回から再開。四十五回を終え0−0のまま決着がつかず、3日連続のサスペンデッドゲームとなった。

 「まさか試合が4日間続くとは……」。3日連続の「0行進」に、両チームの応援も大変だ。中京高校は宿舎の手配が間に合わず、早朝に地元の岐阜県瑞浪市土岐町を出発し、約4時間かけて球場へ駆け付ける事態に。学校でも教職員らが応援に向かう生徒や保護者の対応に追われている。

 延長三十一回から再開した30日の試合では、三塁側スタンドで応援部員やチアリーダー部員ら同校生徒約70人が声援を送り続けた。

 同校は、決勝が予定された29日の前夜までは応援団用の宿舎を手配していたが、それ以降は想定外。生徒らは29日午後7時ごろに地元へ戻り、30日午前6時にバスで球場がある兵庫県明石市に向かった

 4時間かけて到着した応援スタンドで、応援部の小栗世里奈さん(3年)は「選手に負けずに頑張ろうと思うと、暑さも忘れる」と疲れも見せずに学ラン姿で応援をリード。チアリーダー部の柘植愛乃副部長(同)も「悔いのないように頑張ってほしい」とナインにエールを送った。

 同校は30日に決着がつくと考え、決勝に向かうバスを試合開始(午前11時)に合わせて同6時出発としていたが、再びの延長で同4時半に前倒しした。保護者らが乗るマイクロバスを運転する土屋一則さん(48)は「今度こそ早い回で決着をつけて」と笑顔だ。

 同校の田中信博事務長(48)は「2日連続の早朝出発。ここまできたら気力しかない。なんとか先制して逃げ切り、決勝に進出して」と願っていた。【梶原遊、道永竜命】

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両校の選手、特に投手のふたりの頑張りには頭が下がります。

しかし、身体は限界に来ているはず。応援の人たちも、大変。4日間待ち続けていた三浦学苑も、同様です。やっぱりタイブレーカーは必要なんでしょう。

それでも、青春の大切な思い出。月並みですが、中京・崇徳の選手には悔いのないように最後まで必死に頑張って欲しいと願います。


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