台湾新政権は、中国と一線を画し、日本との協調路線を取るようです。めでたい限りです。
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台湾・新政権、馬英九前政権の「沖ノ鳥島は岩」の主張を撤回 7月にも「海洋協力対話」
【台北=田中靖人】台湾の行政院(内閣に相当)の童振源報道官は23日、沖ノ鳥島について、国連大陸棚限界委員会の決定を尊重し、決定前には「法律上、特定の立場を取らない」と述べ、「岩」だとした馬英九前政権の主張を事実上、撤回した。
また、日台双方の窓口機関が「海洋協力対話」の枠組みを立ち上げることで一致したとも発表。沖ノ鳥島周辺の漁業問題を議論するとみられる。
7月末にも第1回の会合を開くことで基本合意したが、参加メンバーなどの詳細は未定。議題はほかに、環境保護や科学研究、捜索救難など「双方が合意した項目」になるとしている。
【台北時事】台湾で20日発足した民進党の蔡英文政権は23日、日本の海上保安庁が沖ノ鳥島沖で台湾漁船を拿捕(だほ)したことに反発し、同島を「岩」と主張して国際仲裁での解決も辞さない構えを見せていた国民党の馬英九前政権の方針を撤回する考えを表明した。日本政府関係者によると、台湾当局が沖ノ鳥島周辺の排他的経済水域(EEZ)内に派遣していた巡視船も退去を開始した。
日本と台湾は23日、海洋協力の対話枠組みを創設することで一致。漁業に限らず、環境保護、海洋調査、緊急救難など幅広い分野で話し合いを進めていく方針だ。7月末前に初会合を開く。菅義偉官房長官は記者会見で、「海洋協力に関する日台間の意思疎通が強化されていくと期待している。政府としてもできるだけ協力していきたい」と述べた。
一方、台湾も行政院(内閣)の童振源報道官が対話枠組みの創設を発表。沖ノ鳥島について「法律上の特定な立場は取らない」と説明した。沖ノ鳥島を「『岩』でなく『島』とするのは国連海洋法条約に違反している」と主張していた馬政権との立場の違いを鮮明にした。蔡政権は、沖ノ鳥島をめぐり悪化していた日本との関係修復を急ぐ。
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前の国民党政府は異常でしたから、やっと安定した日台関係になるようです。蔡英文政権の誕生に、拍手です。
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