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山本KIDの五輪出場を応援します

2006年07月23日 10時57分48秒 | 時事放談: 国内編
久しぶりに鳥肌が立つ思いで読んだ記事です。山本KIDがこれほど熱い男だったとは。

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山本“KID”がアマ専念で北京五輪挑戦 (日刊スポーツ) - goo ニュース

2006年 7月23日 (日) 09:55

 HERO’Sミドル級世界王者山本“KID”徳郁(29=KILLER BEE)が、プロ活動を停止してアマチュアの頂点を狙う。22日、都内で会見し、レスリングのフリー60キロ級で2年後の北京五輪挑戦を正式に表明した。当初出場予定のHERO’S(8月5日、有明コロシアム)は欠場。今後はアマに専念して、五輪出場権のかかる来年9月の世界選手権(アゼルバイジャン)出場を目指す。

 金より夢を選んだ。山本はHERO’Sのエースとして地位も名声もある。だが、72年ミュンヘン五輪代表の父郁栄氏から続くメダリストへの夢は、何物にも替えられないものだった。「昔からの夢。ここでトライしないと、一生悔いが残る」と、力強く北京五輪挑戦を表明した。

 父郁栄氏から姉妹とともにレスリングの英才教育を受けてきた。父がメダルを逃した時の新聞を見て、五輪メダル獲得は一家の悲願になった。しかし、世界選手権3度優勝の姉美優は五輪出場を果たせぬまま引退。世界選手権4度制覇の妹聖子もアテネ五輪出場を逃した。5年前にプロに転向した山本も五輪の夢を忘れたことはない。29歳。年齢的にも最後のチャンスとなる北京五輪にすべてを懸ける決意だ。

 ルール変更も、アマ復帰を後押しした。3分2Pから2分3Pになったことで、スピードのある選手が有利になった。この日の会見に同席した日本レスリング協会の高田裕司専務理事も「瞬発力のある山本選手は有利になる」と話す。推薦出場が濃厚な来年1月の全日本選手権で復帰し、減量のいらないフリー60キロ級で五輪を目指す。

 7月から母校の山梨学院大で、学生とともにレスリング漬けの日々を送っている。「今の頭の中はレスリングだけ。中途半端は嫌いだから」。ミドル級トーナメント準々決勝が行われる8月のHERO’Sは欠場する。10月に準決勝、決勝が控えることもあり辞退を決めた。今後は事実上、プロ活動は停止し、アマチュアに専念していく。

 プロレスラーの谷津嘉章が全日本選手権で優勝したことはあるものの、五輪に出場したプロはいない。プロとアマのルールの違いは大きな壁になる。それでも山本は「自信がなければトライしない。自信は100%」と強気に言い切った。プロに続いてアマの頂点を本気で狙う。【田口潤】

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人気絶頂のKID。試合に出れば、相当なファイトマネーが入ってきたはず。それをかなぐり捨てて、叶うかどうか分からない五輪出場の夢にかけるというのです。ゴウ先生、素直に感動しました。

おそらく日本国内のアマレスの世界でも、彼を応援している人ばかりではないはずです。決して順風満帆という訳ではないのだと思います。

しかし、男29歳。最後のチャンスをかなえたいと考えての止むに止まれぬ行動でしょう。その勇気を称えたい気分です。

これまでファンと呼べる存在ではありませんでしたが、これからは静かに熱くKIDを応援させてもらいたいと思います。

がんばれ、KID!

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