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タバコをやめても、15年は要注意

2015年12月03日 06時58分05秒 | 離煙ニュース: 科学編

離煙して12年の貧乏英語塾長、まだ安心してはいけないのかとブルーになってしまいました。

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禁煙しても15年は要注意

 55歳の男性は若いころからたばこをよく吸っていました。市民マラソン大会には何度も出場して完走したことがあり、体力には自信がありました。しかし、5年前から、息切れが出るようになり、それがだんだんひどくなりました。

 男性の病状を慢性閉塞性肺疾患と診断しました。肺の中の気管支に炎症が起き、細くなることで空気の流れが低下します。原因はやはりたばこです。在宅酸素療法の導入も勧めました。心肺機能の優れた人であっても、長年の喫煙は肺の構造を破壊していくのです。

 慢性閉塞性肺疾患では、気管支の奥にある肺胞という、ぶどうの房のような微細な組織が破壊され、「肺気腫」となっていきます。

 男性はたばこをやめることに同意してくれました。肺気腫の進行を抑えるためにも、禁煙は重要です。ただ、一度破壊された肺胞は再生されません正常の緻密な肺に戻ることはないのです。

 まだ50歳代。たばこさえ吸っていなければ、マラソンのできる年齢です。しかし、慢性閉塞性肺疾患が進行すると、外出さえままなりません。影響はそれで終わりではありません。たばこの発がん作用は強力です。やめても数年間は発がんのリスクが高く、継続的に注意深く診る必要があります。

 数年後、男性の指の爪の変化に気がつきました。指の先が太く、太鼓バチのような形になる「ばち指という変化でした。肺がんの可能性を考えるべき重要な身体所見の一つです。

 身体所見は体の異変を示すアラームです。男性は、早期に肺がんがみつかり、肺の部分切除で治癒させることができました。たばこをやめても15年間は要注意です。それ以降は一般の人々と同じ程度となり、やっと安心できる状態になります。(徳田安春・地域医療機能推進機構顧問)

(2015年12月3日 読売新聞)

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42歳の大みそかに、タバコと縁を切りました。それから12年も経ったので、少しはましになったかと思っていたのですが、甘かったようです。記事の方のように、慢性閉塞性肺疾患には罹患していませんが、肺がんの恐れはあるわけです。用心しないといけません。25年もタバコを大量に吸い続けた罰です。

さらに、この記事で勉強になったのが、「ばち指」というもの。調べたら、肺がんだけでなく、肝硬変でもなるのだとか。のん兵衛の貧乏英語塾長、ばち指になっていないか、暇さえあればチェックすることにします。

ともあれ、離煙しても、深刻な病気に怯えなければならないタバコ。厄介なものとつきあってしまったものです。ああ、後悔先に立たず。


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