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喫煙率の数値目標、結局見送り

2006年12月27日 09時39分01秒 | 離煙ニュース: 国内編
12月25日の記事でも紹介したように、やっぱり禁煙率の数値目標は見送られることになりました。やれやれ。

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禁煙率目標の断念に「国民任せ」批判も 厚労省部会(朝日新聞) - goo ニュース

2006年12月26日(火)20:50

 厚生労働省が喫煙率の数値目標設定を見送ることが26日の専門家の部会で了承された。禁煙希望者すべてが禁煙した場合の「男性30%、女性10%」を軸に設定を目指してきたが、自民党やたばこ業界の反発に配慮した格好で、委員からは「国がたばこ政策を国民任せにしたようにみえる」などの苦言が相次いだ

 厚労省は結局、「喫煙をやめたい人がやめる」とのスローガンを、国民の健康づくりのガイドライン「健康日本21」に盛り込む方針だ。現在の喫煙率(男性43.3%、女性12.0%)とこのうちの禁煙希望者の割合(男性24.6%、女性32.7%)を添えて「目標値」が浮かぶようにする。

 部会では、数値目標断念について「塩や油など食品には数値目標を定めているのに、たばこだけないのはおかしい」「短いスローガンでは、たばこ対策の真意が国民に伝わらない」など批判が噴き出した。

 厚労省は「スローガンを設けただけでも前進だ」と話す。喫煙率の数値目標をめぐっては、00年にも業界や自民党の反対で断念した経緯があり、再び目標設定にこだわって反対派を刺激すれば、スローガンすらおぼつかないとの懸念から判断したとみられる。

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喫煙をやめたい人がやめる!?何と無責任な!隣の人のタバコの煙で健康被害を受けている人が現にいるというのに!

これを見れば分かるように、自分の健康は自分で守れということです。タバコの好きな人が、好きなように吸っても基本的には構わないというわけでしょう。

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という大衆心理を無視しています。みんながやめるのだったら、私もやめようという気分になってタバコをやめる人入るはずなのです。

数値目標があれば、そういう大衆心理をうまく活用することもできたのでした。もったいない。

さらに、健康改善を求めて朝の気持ちのよい空気を吸いに公園に運動に行っても、そこでタバコを吸う人がひとりでもいれば、気分が台無しになって運動しなくなるかもというような副次効果も多分考えてはいないのです。

喫煙者の公衆マナーの悪さも、これでは改善されそうにもありません。

日本の禁煙対策、これで「美しい国」になるのでしょうか。

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