羽生選手、立派です。世界に出たら、無法者に対しては断固として怒らないといけないのです。
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羽生、マナー違反に声荒らげる=日本連盟が対応へ―世界フィギュア
【ボストン(米マサチューセッツ州)時事】フィギュアスケート世界選手権の男子ショートプログラム(SP)を前にした30日の公式練習で、羽生結弦(ANA)が他選手のマナー違反に対し声を荒らげる場面があった。
羽生は曲をかけて練習しており、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に入る前にリンク中央付近でデニス・テン(カザフスタン)がスピンを続けていたため進路を妨害される形になった。曲がかかっている際はその選手の動きを優先するのがマナーで、前日の練習でもテンと接触しそうになっていただけに、羽生は「そりゃねえだろ、お前」と大声を上げて怒りを表した。
その練習中、羽生が直後のトリプルアクセルで転倒したこともあり、関係者は「あれは危ない。注意してもらう」と話し、日本スケート連盟に対しテン側に注意するよう要請。今後、同連盟が対応する。羽生は30日のSPで2位以下に大差をつけて首位に立った後、「ビデオを見て確認したが、あれはたぶん故意だと思う」と指摘した。羽生は昨季のグランプリ(GP)シリーズ、中国杯でフリーの演技直前の6分間練習で中国選手と衝突し、頭部などを負傷した。
毎日新聞2016年3月31日 21時14分(最終更新 3月31日 21時14分)
フィギュアスケートの世界選手権の男子SPを前に行われた30日の公式練習で、羽生結弦がテンと交錯しそうになった。羽生が曲をかけて練習している時に、テンがリンクの中央でスピンを行っていた。羽生は「それはねえだろ、お前」と大声を出すと、直後のジャンプで転倒。右手の拳でフェンスをたたいて怒りをあらわにした。
曲をかけた練習中はその選手の進路を優先するのがマナー。羽生は前日の公式練習でも曲をかけた練習中に、テンと接触しかけて滑走を中断していた。
テンの動きについて、羽生は「あれは多分、故意だと思う」と指摘した。ビデオを見ると、テンが羽生の位置を確認しながら、普通とは異なるスピンの方向に入るなどしていたという。
ただ、羽生は自身の感情を抑えられなかったことに「みんなこのために練習をしてきたからこその緊張感がある。そういう中でコントロールしなきゃいけない」とも語った。
羽生陣営は日本スケート連盟に対し、テン側に注意するよう要請。今後は連盟が対応する。テンは2014年ソチ五輪で銅メダル、世界選手権でも2度メダルを獲得。この日のSPは78.55点で12位だった。【田中義郎】
羽生「出来70%」「精神状態グチャグチャ」でも首位発進&110点超え
フィギュアスケートの世界選手権は30日(日本時間31日)、米ボストンで男子ショートプログラム(SP)が行われ、2季ぶりの優勝を狙う羽生結弦(21=ANA)は110・56点をマーク。貫禄の首位発進となった。
羽生は「気持ちよく滑った。(出来は)70%くらい」としながらも、3つのジャンプを危なげなく成功。冒頭の4回転サルコーを鮮やかに決めると、続く4回転―3回転の2連続トーループ、演技後半のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は流れるよう。昨年12月に自身がマークした世界歴代最高得点110・95点に0・39点と迫る高得点を叩き出した。
SP前の公式練習中、デニス・テン(22=カザフスタン)が羽生の滑りを妨げる場所でスピン。羽生は「それはねえだろ、お前!」と声を荒らげた。前日29日の公式練習でも、羽生は曲がかかっている最中にテンと接触しそうになり、演技を中断せざるを得なかった。
テンとのトラブルで「精神状態がグチャグチャな中」だったが「ショートプログラムの曲(「バラード第1番」)の背景やファンの気持ちを大事にしながら滑ることができた」と冷静さを取り戻した。
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