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松浦市は、いまやアジフライの聖地となってしまった

2019年06月05日 06時19分18秒 | 時事放談: 国内編

美味しいアジフライが、食べたくなりました。

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「第3金曜はアジフライデー」 観光振興に 長崎・松浦
朝日新聞 2019年6月4日11時03分

 「ここはアジフライの聖地です」と、長崎県松浦市が宣言した。3年連続でアジの水揚げ量日本一ながら、知名度はいま一つ。観光振興にもつなげようと、8項目からなる「アジフライ憲章」を制定。第3金曜日を「アジフライデー」と定めて学校給食で提供するなど、官民一体で聖地プロジェクトに挑んでいる。

 「私たちは揚げたて熱々を提供します」

 「私たちはノンフローズンまたはワンフローズンで提供します」

 4月末の週末。海を望む広場であった「聖地」お披露目の集い。プロジェクトに携わる関係者が「アジフライ憲章」を唱和した。ワンフローズンとは、刺し身にできるほど鮮度のいいアジをその日のうちに粉つけして凍らせること。凍らせないノンフローズンとほぼ変わらない味になる。

 憲章は、地元で水揚げされたアジを、味と鮮度そのままに絶品フライに仕上げるためのルールだ。市内29店舗がこの憲章に沿ってアジフライを提供している。

 4~8月に五島・対馬海域でとれ、松浦で水揚げされる100グラム以上のマアジは「旬(とき)あじ」と呼ばれる人気のブランド。ただ、松浦近海で年を通じてとれるノーブランドのアジも、鮮度では負けていない。2015~17年、松浦はこれらのアジの水揚げ量が3年連続で日本一を記録した。

 そんな地元の知名度アップや観光振興をめざし、「アジフライの聖地」宣言を公約に掲げて昨年2月に当選した友田吉泰市長が、取り組みを始めた。

 なぜアジフライなのか――。「地元で水揚げされ、刺し身にもできるアジは、あえてフライにしてこそ、別次元のフワフワでサクサクの魅力を引き出せる」と友田市長は力説する。

 職員が市内の飲食店を回って趣旨を説明、憲章に沿ってアジフライを出す店を増やしていった。また、それぞれの店の特徴を記した散策用マップもつくった。

 地元の高校生も動いた。県立松浦高3年の男子生徒8人は、ファミリーレストラン「ジョイフル」松浦店でアジフライをメニュー化する道筋をつけた。

 昨夏から生徒らで話し合い、苦手な人もいる刺し身よりフライがいいと考えた。高校に隣接するファミレスの長崎の拠点に手紙を書くなど働きかけて、3月末に同店でメニュー化させた。

 「アジの水揚げ日本一は知っていたけど、僕たち高校生でも気軽に行ける店で、アジフライを出してほしかった」とメンバーの烏山優(ゆう)さん(18)は話す。

 4月からは、毎月第3金曜に市内の小中学校の給食でアジフライの提供を始めた。「鰺(あじ)」のつくりの「参(三)」とフライデー(金曜)をもじった「アジフライデー」の浸透を狙う。

 水揚げ日本一を支える松浦魚市場(同市)に2店ある食堂の一つ、「魚市食堂」の坂本義江さん(65)は「『650円でこの幸せをありがとう』と言ってもらえたのが忘れられない。栃木県からも食べに来られましたよ」と笑う。

 市の担当課は「県外での認知度が確実に高まっている。憲章の8基準をクリアする店をもっと増やしていきたい」と話している。(原口晋也)

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松浦は、子供のときに何度もいったところ。でも、もう30年もご無沙汰しています。こんなに頑張っているのを知ると、里帰りも兼ねて、行ってみたくなります。

松浦市が、繁栄しますように。


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