【AFP=時事】(更新)中国政府は3日、学生や学者らに対し、米国で就学することへの「リスク」を警告した。米国との貿易戦争やその他の面で緊張が生じる中、査証(ビザ)発給の拒否や遅延の事例が増えているとしている。

 教育省は学生らに対し、「リスク評価を強化し、相応の準備を行う」よう呼び掛けた。

 同省によると、中国人の学生や学者らに、ビザの制限や発給遅延、有効期間の短縮化といった事例があったという。

 米国の大学で就学する中国人学生の数は昨年、36万人に上り、外国人学生の3分の1を占めて最多となった。そのうちの多くが学費の免除を受けず全額を納入している。

 今回の警告に先立ち、米連邦捜査局のクリストファー・レイ長官は今年4月、中国人の大学院生や研究員らが、米国における経済スパイ活動の一端を担っていると指摘している。 【翻訳編集】AFPBB News

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金を払うから、問題なしというのが中国側の言い分かもしれません。ですが、貴重な知的財産を奪われる可能性は高いわけで、米国側が中国人留学生に警戒するのは当然です。米中間の摩擦が、これによってさらに高まるのか。注視しないわけにはいきません。