立派としか、いいようがありません。
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<米男子ゴルフ:マスターズ>◇14日◇最終日◇ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC(7475ヤード、パー72)◇賞金総額1150万ドル(約12億6500万円)◇優勝207万ドル(約2億2770万円)
タイガー・ウッズ(43=米国)が14年ぶりの5度目の大会制覇を成し遂げた。ゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)の13年ぶり(61年、74年)を抜くカムバック優勝となった。
首位と1打差2位で出ると6バーディー、4ボギーの70で回り、通算13アンダーでV。08年全米オープン以来、11年ぶり15度目のメジャー制覇となった。これで米通算81勝目を挙げ、最多82勝を誇るサム・スニード(米国)にあと1勝に迫った。
前半3番に3メートルの下りパットを沈めてバーディーを奪取。4、5番で連続ボギーとしたが、7番では傾斜を生かしてピン約80センチ、8番でも3メートルのパットを沈めて連続バーディーを奪って後半へ。優勝争いを展開した選手が崩れる中、12番で首位に並ぶと、15番のバーディーで単独首位に。16番でもバーディーを決め、2位以下を突き放した。
<米男子ゴルフ:マスターズ>◇14日◇最終日◇ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC(7475ヤード、パー72)◇賞金総額1150万ドル(約12億6500万円)◇優勝207万ドル(約2億2770万円)
赤のポロシャツに黒のズボンという「勝負服」に身を包んだタイガー・ウッズ(43=米国)が、原点とも言える聖地オーガスタで、11年ぶり14度目のメジャー制覇を果たした。6バーディー、4ボギーの70で回り、通算13アンダーの275。同大会も14年ぶり5度目のVとなった。
首位と2打差の2位で迎えた最終日。前半こそ4、5番でボギーを打ったが7番で第2打をピン側30センチにつけて楽々、バーディーを奪うと火が付いた。後半に入ると10番こそボギーだったが、13番でバーディーを奪うと15、16番で連続バーディーを奪い、大混戦から抜け出し優勝を決定づけた。
最終ホールをボギーとしたのはご愛嬌(あいきょう)。最後のパットを決めると右手で力強くガッツポーズしたあと、今度は総立ちで祝福する歴史的な復活劇の証言者となったパトロンに向かって、あおるようにガッツポーズ。地鳴りのような大歓声が上がった。
完全復活を遂げた。腰痛の影響でまともにプレーができない日々が続き、昨年4月に4度目となる腰の手術に踏み切った。同5月にはアルコールが入っている中で車を運転した容疑で逮捕。ここ数年はスキャンダルにまみれ、身も心もバラバラだった。
引退が頭をよぎったが、昨年、全英オープンで6位、全米プロゴルフ選手権で2位。シーズン最終戦では、ツアー5年ぶりの優勝と、トップシーンに戻ってきたことで自信を取り戻した。「パットに関して以前のように練習できない。背中が痛くなる。やりすぎないように。それが今、直面している課題。バランスのとれたものにする必要がある」と話し、自身の体と心を擦り合わせながら新たな境地を模索している。
これで米ツアー81勝で、サム・スニード(米国)の史上最多82勝、ジャック・ニクラウス(米国)のメジャー通算18勝の偉大な記録に手をかけた。「勝ちたい気持ちは変わらない」と43歳になっても気力に衰えはない。ウッズの第2章がここから始まる。
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どん底まで落ちたのに、這い上がってきたタイガー。脱帽です。
サム・スニードとジャック・ニクラウスの記録を抜けるのは、この人しかいません。前者はともかく、後者は大変。ですが、達成できるとしたら、タイガーのみです。期待してしまいます。
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