さすがジェームズ・キャメロン監督。57歳になっても、冒険心を失いません。
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キャメロン監督、マリアナ海溝最深部へ(ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト) - goo ニュース
2012年3月9日(金)19:55
カナダ出身の映画監督・探検家ジェームズ・キャメロン氏は3月8日、数週間後に潜水艇「DEEPSEA CHALLENGER(ディープシー・チャレンジャー)号」で海洋の最深部まで単独潜航すると発表した。潜水艇の設計思想はキャメロン氏の映画に負けないほど未来的だ。
6日にパプアニューギニア沖で実施されたテストで、キャメロン氏は1人乗り潜水艇の最深記録まで降下した。本番のプロ ジェクトでは、マリアナ海溝のチャレンジャー海淵へ1960年以来の有人潜航を行い、当時では考えられなかった生物標本、画像、データなどを持ち帰る予定 だ。
1960年、アメリカ海軍の2人乗り潜水艇「トリエステ号」がチャレンジャー海淵に20分間滞在したが、着地時に攪拌された沈泥の影響で視界は不明瞭だったという。チャレンジャー海淵に到達した有人探査艇は、トリエステが最後となる。
一方、キャメロン氏設計の潜水艇は海底に6時間滞在できる仕様を備えている。その間にさまざまな標本を採集し、2.4メートル高のLED照明と複数の3D高解像度カメラを使って周囲を撮影するという。
キャメロン氏は6日のテスト中、ハイテク満載のチャレンジャーで水深8200メートルまで垂直ダイブに成功。現役の潜水艇では最深記録であり、1人乗りとしては史上初という。
高さ7メートルの潜水艇は直立状態で効率的に潜水できるよう設計されており、製作に8年を要した。特別な発泡素材のおかげで、重量はトリエステ号の12分の1(約12メートルトン)に抑えられている。
最新技術にも関わらず、球状のスチール製コックピットには1人しか収容できない。今回はもちろんキャメロン氏自身が乗船する。同氏は『アバター』、『タイタニック』、『ターミネーター』などの大作以外に、深海を舞台にしたSF映画『アビス』も監督している。
ナショナル ジオグラフィック協会付き探検家でもあるキャメロン氏は、潜水艇による深海探査の経験も数多い。「映画撮影の経験は、実際の探検にほとんど役に立たない。 映画には台本があり、次の展開を把握できる。しかし大自然の営みに筋書きはない。何が起きるかなんて、誰が正確に予測できるだろう」とビデオメッセージで 語っている。
1960年にスイス人技術者ジャック・ピカール氏とともにトリエステ号に乗り、チャレンジャー海淵に降下したアメリカ海軍退役大佐ドン・ウォルシュ氏は、マリアナ海溝に再び注目が集まることを喜んでいる。
「海底から水面に戻ったとき、ジャックと私は次の挑戦者がいつ現れるか話した。2年後ぐらいだろうと予想したのだが、やっとその時が来たね」。ウォルシュ 氏は「DEEPSEA CHALLENGE(ディープシー・チャレンジ)」プロジェクトのアドバイザーを務めており、チャレンジャー海淵での本番時にはチームに合流する予定だ。
◆謎に満ちたマリアナ海溝
キャメロン氏のチームは、チャレンジャー海淵の北東約320キロ付近のグアム島沖でさらにテストを実施してから、マリアナ海溝に向かう。
今回の潜航は、エンジニアや研究者、映画制作者からなるチームで世界最深の海底を探索する「DEEPSEA CHALLENGE」プロジェクトの一環だ。同プロジェクトにはナショナル ジオグラフィック協会とロレックス社が協力している。
57歳のキャメロン氏はこのプロジェクトを通じて、海の最深部で魚類が生息できるかなど、海溝についての極めて基本的な科学的問題の解明に貢献したいと願っている。
トリエステ号の乗組員は魚類を目撃したと主張したが、チャレンジャー海淵で本当に生息するかどうかはまだ証明されていない。ロボット探査では魚類は未確認だという。「搭載したカメラや照明で問題の答えを探したい」とキャメロン氏は期待している。
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『アビス』は、評価が二分する映画ですが、個人的には大好き。深海には、宇宙をも上回る神秘があります。
今回の潜行には最新3Dカメラが持ち込まれるというのですから、いずれどこかで公開されることになるのでしょう。そのときは、見ないといけません。
ただし、その前に4月に始まる『タイタニック』の3D上映が期待の一品。予告編での飛び出し具合、引っ込み具合はなかなかでした。
キャメロンに魅了されて30年。まだまだついていきます。『アバター2』もよろしく!
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