井山名人、残念ながら、負けてしまいました。高尾九段、強かったです。
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囲碁の第41期名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第7局が2、3の両日、甲府市の常磐ホテルで行われ、挑戦者の高尾紳路九段(40)が251手までで、井山裕太名人(27)=七冠=に白番2目半勝ちし、対戦成績4勝3敗で10期ぶり2度目の名人に返り咲いた。井山前名人は七大タイトルの一つを失い、6冠に後退した。
井山前名人は今年4月に十段を奪取し、囲碁界初の七大タイトルを独占。その後、本因坊と碁聖を防衛したが、今回の名人失冠により七冠保持期間は197日間で終わった。将棋界では、平成8年に羽生善治棋聖(46)が167日間七冠を維持したが、それ以降タイトルを独占した棋士はいない。
昨秋の名人戦、天元戦と今夏の本因坊戦でいずれも高尾九段に快勝した井山前名人だったが、三つ目の防衛戦となった名人戦は開幕から3連敗と精彩を欠いた。今回の失冠で、平成25年10月から続いていた大三冠(棋聖、名人、本因坊を同時保持)からも後退した。
井山前名人の話「力が及ばなかった。七冠というのは奇跡のようなもの。もう少し続けたい思いもあったがこれが実力。チャンスがあればまた挑戦したい」
高尾新名人の話「いまだに信じられない。棋士人生で忘れられないシリーズになった」
囲碁・井山七冠が名人戦で敗れ六冠に後退…タイトル独占は197日で終了
囲碁界史上初となる七大タイトルの独占を果たしていた井山裕太七冠(27)が、3日に行われた第41期名人戦第7局で挑戦者の高尾紳路九段(40)に敗れ、対戦成績を3勝4敗として名人位を失冠。六冠に後退した。
井山七冠は今季の名人戦で、第1局から第3局まで3連敗。第4局から3連勝して第7局で防衛を期したが、高尾九段の前に屈した。井山は今年4月20日に、第54期十段戦で伊田篤史十段(当時)からタイトルを奪取。囲碁界初の七冠を達成したが、独占は197日間で終わりを告げた。高尾九段は、07年に失冠して以来10期ぶりの名人位復帰となった。
将棋界では、羽生善治三冠(46)が、1996年2月14に行われた第45期王将戦第4局で谷川浩司王将(当時=54)を破って、現在でも唯一となる七冠を達成。同年7月30日に行われた第67期棋聖戦第5局で三浦弘行五段(当時=42)に敗れて棋聖位を失い、七冠独占は167日間で幕を下ろした。
三浦は現在九段に昇進しているが、将棋ソフトの不正使用疑惑により、今年いっぱいの出場停止処分を下されている。
井山七冠は今季の名人戦で、第1局から第3局まで3連敗。第4局から3連勝して第7局で防衛を期したが、高尾九段の前に屈した。井山は今年4月20日に、第54期十段戦で伊田篤史十段(当時)からタイトルを奪取。囲碁界初の七冠を達成したが、独占は197日間で終わりを告げた。高尾九段は、07年に失冠して以来10期ぶりの名人位復帰となった。
将棋界では、羽生善治三冠(46)が、1996年2月14に行われた第45期王将戦第4局で谷川浩司王将(当時=54)を破って、現在でも唯一となる七冠を達成。同年7月30日に行われた第67期棋聖戦第5局で三浦弘行五段(当時=42)に敗れて棋聖位を失い、七冠独占は167日間で幕を下ろした。
三浦は現在九段に昇進しているが、将棋ソフトの不正使用疑惑により、今年いっぱいの出場停止処分を下されている。
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名人に疑問手が多かったといわれていますが、それを衝けるのが強い証拠。さすが高尾九段です。
とはいえ、七冠、大三冠を失ったのは、残念なこと。井山六冠には、このままずるずる負け続けることなく、捲土重来を期してもらいたいものです。
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