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TVを見ていたら飛び出してきたおかしな三人組。設定に関しては、公式サイトをご覧いただくとして、大笑いして考えさせられたのが歌詞。だれが書いたのか分かりませんが、これが素晴らしい。
すごいのが2番。日本へのカルチャーショックを皮肉たっぷりに描写しています。これにノックアウト。引用してみましょう。
まず、世相の暗さをストレートに切り取ります。
ニュースキャスターは今夜も
沈みきってます 暗い顔
見ていてとっても哀しいです
その次の瞬間、明るくトボケてくれます。個人的には、ここのパートがいま一日中頭から離れません。
だけど MIKATA
ブシドーは首都高速ですか?
MIKATA
歌舞伎座は歌舞伎町にはない
「ブシドー」は、いまやこんなものでしょう。建物が改築される歌舞伎座もこんなイメージ。鋭すぎます。
そして、最後のサビに使われる助詞にノックアウト。
それでも日本が
愛してます
どうして「日本が」なのでしょう。「日本を」ではないですから、矢島三姉妹が日本を愛しているのではなく、「日本が」何かを愛しているということになります。
ところが、その「何かを」が明らかにされません。まずは矢島三姉妹なのでしょうが、この姉妹は日本人とアメリカ人のハーフという設定。そうなると、日本が「アメリカを」愛しているというようにも受け取れるわけです。
しかも、ここで述べられているのは、文化を誤解しても日本は愛してくれるということ。ゆえに、周りからこづかれても、そういう国を愛してあげる日本への応援歌とも皮肉とも取れるのです。ちょっと複雑・・・。
ともあれ、この歌詞のセンスには参りました。しばらく口ずさみ、考え込む日々が続きそうです。
「私は日本が大好きです」から推測して
「日本が愛してます。」となります。
外国人らしい言いまわしです。よくあります。