スターバックスコーヒージャパンは25日、スマートフォン向けアプリを通じて店外で注文と決済を終わらせる「モバイルオーダー&ペイ」を東京都内の56店舗で26日から始めると発表した。年内には300店規模に拡大し、2020年末の全国展開を目指す。持ち帰り客の待ち時間を減らし、利便性向上を図る。

 モバイルオーダー&ペイで注文できるのはコーヒーやティーなどドリンクの通常商品約40品目で、持ち帰り客に限定する。アプリを通じて店舗を指定、商品注文ではコーヒーの濃さ調整やミルクの種類変更といったカスタマイズも可能だ。

 決済するとアプリ上に受け取り番号と待ち時間が表示される。商品ができあがると端末へ通知もされ、店頭の専用カウンターから持ち帰る。海外では、米国や英国など6カ国で導入済みのサービスだ。

 スターバックスジャパンによると、混雑時のレジ前の行列と商品受け取りまでの待ち時間の長さに不満の声が多く寄せられていたという。森井久恵チーフ・マーケティング・オフィサーは「急ぎの時は(スタバを)選択肢に入れないという利用者も多い」とし、レジの混雑緩和と待ち時間の短縮で、朝の出勤時やランチの時間を有効活用したい客を取り込む

 利用には会員登録と同社のプリペイドカード「スターバックスカード」への事前入金が必要だが、国内では現在430万人が会員となっているという。東京・丸の内などビジネス街の店舗に加え、立川市や八王子市など郊外の商業施設内店舗でも先行展開し、サービスやニーズの洗い出しを進める。

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待つ必要がなく、しかもカスタマイズが自由にできるというのですから、スタバ・ファンならずとも、使ってみようかという気になります。これによってスタバ人気がぐっと盛り上がるのか、競合他社がどういう動きを見せるのか、いまからワクワクしてしまいます。

とはいえ、貧乏英語塾長の場合、近くに使いやすいスタバがないもので、傍観しておくしかないのが癪なところです。