ウィーンとザルツブルクが、ますます遠くになりました。
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オーストリア、飲食店での喫煙禁じる禁煙法を撤回へ
AFPBB News 2017年12月12日 16:08 発信地:ウィーン/オーストリア
【12月12日 AFP】オーストリアの極右政党・自由党(FPOe)は11日、2015年に同国会で可決され成立した、全てのバーやレストランでの喫煙を禁じる法律が撤回される見通しだと明らかにした。同法は2018年から施行される予定だった。
自由党のハインツクリスティアン・シュトラッヘ(Heinz-Christian Strache)党首(48)は今年10月の総選挙を受け、中道右派・国民党(OeVP)と連立交渉を進めており、このたび禁煙法の撤回で合意したと明らかにした。
自身も喫煙者であり、禁煙法の撤回を選挙の主要公約に掲げていたシュトラッヘ氏は、ソーシャルメディアを通じて「非喫煙者、喫煙者およびレストランオーナーのための素晴らしい解決法だ」と述べ、「選択する自由は生き続ける。飲食店(特に小規模な事業者)の存続は確保される。脅かされていた数千人分の雇用も保護される」と強調した。
オーストリアでは欧州の多くの国と異なり、喫煙室を設けるなどの一定の条件下であれば飲食店での喫煙が認められている。ただ多くの場合、そのような規制も公然と無視されているという。
禁煙法は2015年、国民党と社会民主党(SPOe)の前連立政権下で成立し、2018年5月から施行される予定だった。(c)AFP
オーストリアの飲食店禁煙法案撤回、連立交渉で合意
ロイター 2017年12月12日 / 16:11 / 15時間前更新
[ウィーン 11日 ロイター] - オーストリアで可決している2018年5月以降のバーや飲食店における禁煙法案を、連立交渉中の国民党と極右・自由党が廃案にすることで合意した。消息筋が明らかにした。
同筋は地元メディアの報道を確認し「現状の規則が継続される」と語った。一方、喫煙可能年齢の下限を16歳から18歳に引き上げ、未成年が同乗する車中での喫煙を禁止する規則も検討されているという。
オーストリアでは、飲食業界全般で禁煙との規則があるが、多様な例外があり、夜に外出して劣悪なたばこ臭に驚く訪問者が少なくない。
連立政権誕生後は野党となる計画である社会民主党のレンディワグナー保健相は、「飲食業界での全面禁煙法案の撤回は健康政策における大きな後退。これは、国民党にとっても自由党にとっても人々の健康が重要でないことを意味している」と述べた。
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クラシック音楽の都は、タバコ臭い。
そういう情報をもっていたので、先立つものがないこともありますが、ウィーンやザルツブルクには行きたくてたまらないのに、行けんなあと悲しんでいました。
しかし、2018年からは飲食店が全面禁煙になるというので、喜んでいたのです。そしたらば、このザマです。まったくもって、オーストリアにも、自民党のようなひどい政党があるんですなあ。困ったものです。
オーストラリアは、禁煙行政最先端の国。他方、オーストリアは、禁煙行政最低の国へまっしぐら。「ラ」の有無でこんなに違うとは……。
遠ざかるオーストリアが無念でなりません。
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