すばらしい!こういう女性が増えることを願います。
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真木よう子さん憧れ ソフトボールと射撃得意な女性SP
朝日新聞 2019年5月28日05時19分
要人警護や災害対応を担う佐賀県警の警備2課で今春、初の女性警護員(SP)が誕生した。学生時代からの夢を実現した高尾智美巡査部長(26)。男性職場のイメージが残る警護の現場での挑戦に「後に続く後輩の女性警察官のために、がんばりたい」と話している。
鳥栖市に隣接する県境の福岡県小郡市出身。中学高校とソフトボール部で鍛え、短大卒業後に家族のルーツがある佐賀県警を受験した。県警本部の警務課、佐賀北署などを経てこの春、念願の警備2課員に。警察署などからの応援ではなく、県警では初となる女性の専従警護員になった。
警察官を志す前から女性SPを志望していた。映画化もされたドラマ「SP」を見て、主演の岡田准一さんや真木よう子さんらが演じるSPに憧れた。「『かっこいい』というイメージ先行でしたが」と笑顔で振りかえる。
警備2課の警衛・警護係の一員として、立案された要人警護計画の中身を詰める作業をしながら、SPとしての訓練も重ねている。県警の射撃競技の代表でもあり、特別訓練員としての鍛錬も欠かさない。
今後は外国の要人や皇族、閣僚の来県時に警衛・警護に就く。女性の要人の場合はトイレなどの警護も行う。「要人警護はゼロか100点かの厳しい現場。緊張感をもって訓練にのぞんでいる」という高尾さん。「女性だからこそ守れる現場もある。後輩の目標となる警護員をめざしていきたい」と話している。
女性警官の採用増 働きやすい環境整備
県警警務課によると4月1日現在、県警の女性警察官は170人で、全体1736人のうちの9・8%。全国平均9・8%と同じ水準で、女性警察官の採用増が決まった2011年の約5%から段階的に増えている。県警は、この数値を21年には10%にする目標を掲げている。
女性警察官の採用は以前、年間1、2人の狭き門だった。採用増の計画後は年間10人程度に増え、昨年度は53人のうち13人が女性だった。今年度も12人程度の採用を予定している。
女性が働きやすい制度や職場環境の整備もしている。男性主体に建てられた県内の古い交番31カ所のうち、21カ所で女性専用の仮眠室やトイレを整えた。未整備の施設も順次、改修工事していくという。
女性が退職せざるを得ない大きな理由として結婚や出産、育児があるが、警務課によるとすでに育児休業は3年間に延長。休業中も研修を受けられるようにしたり、休業明け前に面接をしたり、職場復帰に不安がないよう配慮もしている。
前田秀明・警務部管理官は「性犯罪や児童虐待、女性の被害者への対応など女性が求められる現場は多い。今後も女性の採用を続けていきたい」と話す。
今年度の採用の問い合わせは県警警務課採用係(代表0952・24・1111)へ。(平塚学)
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佐賀は、貧乏英語塾長が育った場所ですが、保守もいいところ。そこに、女性SPが誕生したというのですから、驚きです。26歳の高尾巡査部長には、ぜひとも活躍してもらい、多くの女性SPが佐賀に生まれることを願います。
今後も、佐賀県警には積極的な女性警察官の採用を求めます。
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