ドワンゴvsグーグル。日米決戦は、日本に勝ってほしいです。
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世界最強の囲碁ソフト開発へ ドワンゴがプロジェクト発表 打倒グーグル目指し
「Deep Zen Goプロジェクト」の会見に臨むドワンゴ・川上量生会長、開発チーム・加藤英樹代表、東大大学院・松尾豊准教授、将棋ソフト将棋ソフトPONANZA開発者の山本一成氏、日本棋院・和田紀夫理事長(左から)=1日、東京都千代田区(伊藤洋一撮影)
(産経新聞)
動画共有サイト「ニコニコ動画」を運営するドワンゴは1日、世界トップレベルの囲碁ソフトを開発する「Deep Zen Goプロジェクト」を発足させると発表した。東京大学や日本棋院と組む“オールジャパン体制”で、半年から1年後をめどに米グーグル社などが開発した「アルファ碁」に対抗できるソフトを目指す。
新ソフトのベースになるのは、日本最強とされる囲碁ソフト「Zen」。プログラマーの尾島陽児氏が作成し、2009年のコンピューターオリンピアードに初出場で優勝するなど、国内の囲碁ソフトで先頭を走ってきた。
囲碁は19×19と盤面が広く、着手できる地点が多いことから、チェスや将棋に比べコンピューターが勝つのは難しいとされてきた。ところが今年1月、米グーグル傘下の人工知能(AI)開発ベンチャー「ディープマインド」(英国)は、開発した囲碁ソフト「アルファ碁」が2013〜15年の欧州チャンピオンで中国出身のファン・フイ氏に5戦全勝したと、英科学誌「ネイチャー」に発表。
将棋電王戦と同じようなプロ棋士VSソフトの対局を将来、囲碁でも主催したいと考えていたドワンゴの川上量生会長は、囲碁ソフトが世界で初めてプロ棋士相手に19路盤で勝利を収めたことに、「衝撃を受けた。電王戦のシナリオが変わってしまった」。そこに尾島氏から「アルファ碁に対抗したいので、サーバー環境を用意してもらえないか」との打診があり、ハードウエアや開発スペースを提供することにしたという。
「現時点で日本最強であるZenに総力を結集し、(囲碁ソフトは)アルファ碁だけではないことを示したい」と川上会長は自信を見せる。
「Zen」開発チームの加藤英樹代表は「エネミー(敵)ではなくライバル、人間が強くなるために必要とされる存在にまでソフトのレベルをあげることも、研究者の役割」と話す。
東京大学大学院工学系研究科の松尾豊准教授(人工知能)は「大学院生らの有志を募って参加する。このプロジェクトで人工知能技術を高めることは、日本の産業競争力を高めることにもつながるはず」と力説する。
なお、プロ棋士の参加については「まだ決まったことはないが、全面的に協力する」(日本棋院・和田紀夫理事長)としている。
ドワンゴ、世界トップレベルの囲碁ソフト開発プロジェクト - Googleに対抗
プロジェクトメンバーには、新生囲碁ソフトのベースとなる「Zen」開発者・尾島陽児氏、加藤英樹氏を中心に、将棋ソフトウェア「PONANZA」開発者である山本一成氏、人工知能の研究者で東京大学准教授の松尾豊氏らを迎える。
ドワンゴは、ハードウェアや開発スペースなどの開発環境を提供するほか、同社の人工知能研究所も開発を支援。今後、プロジェクトの賛同者・賛同企業は、随時拡充していく。
同社は、「DeepZenGoプロジェクト」を通じて、人工知能技術の向上や、囲碁への関心の高まりによる囲碁界の発展を期待する。日本棋院の和田紀夫理事長は、同プロジェクトが、Googleの囲碁AI「AlphaGo」に対抗するだけでなく、囲碁業界の発展にも貢献する点を評価。「この機会に囲碁の存在が高まり、囲碁の継承発展により人工知能と人間の知能の両方が成長し、コラボレーションできることを期待しています」とコメントしている。
「AlphaGo」は、Googleが1月27日に成果を発表した囲碁プログラム。従来採用されてきた高速検索手法ではなく、ニューラルネットワークを活用した機械学習の手法を採用することで、プロ棋士に勝利する成果を上げた。
日本発の囲碁ソフト「Zen」を深層学習で強化、半年~1年でGoogle「AlphaGo」と勝負
株式会社ドワンゴは1日、日本発の囲碁AIを開発する「DeepZenGoプロジェクト」を発表した。プログラマーの尾島陽児氏が開発した囲碁ソフト「Zen」をベースに、ディープラーニングを活用した新たな囲碁ソフトを開発。半年から1年かけ、Googleの「AlphaGo」に対抗できるレベルに持って行くのが目標。
AlphaGoの論文発表後、尾島氏らはこれに対抗する囲碁ソフトを開発するため、ディープラニングの強力な開発環境が必要と判断。ドワンゴにディープラーニング用GPUサーバーファーム「紅莉栖」の提供協力を求め、同社がこれを快諾した。さらにプロジェクトには、将棋ソフト「PONANZA」の開発者である山本一成氏、AIの研究を手掛ける東京大学大学院特任准教授の松尾豊氏および同校の学生らによる有志も合流。公益財団法人日本棋院もプロジェクトに協力する。
Zen開発チーム代表の加藤英樹氏によると、Zenの新バージョンでもすでにディープラーニングを活用しており、それまで弱点だった序盤が強化されたというが、AlphaGoに対してレーティングで500程度の差がある計算で、勝率は3〜4%。現状では「それだけの差がある」とする一方で、シミュレーション技術やクラスター並列ではZenの方が上回っているとしており、ディープラーニングによるパターン認識を強化すれば、AlphaGoに対抗できるとみている。
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囲碁ファンとしては、プロ棋士が人工知能(AI)に負けたことに衝撃を受けたのですが、それも時代の流れ。となれば、今度は最強のAIソフト「AlphaGo」に勝てるソフトはないのかと思ったら、日本の会社が手を挙げてくれたのですから、うれしい限りです。
ぜひとも新型Zenには、AlphaGoよりも強い史上最強AIソフトになってもらえたらと願います。その暁には、人間の最強プロ棋士もうかうかとはしていられなくなることでしょう。
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