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「原爆」映画、サンダンス映画祭で上映される

2007年02月04日 11時08分11秒 | 映画ニュース
『リトル・ミス・サンシャイン』(レビューは、こちら!)の大躍進で注目を浴びるサンダンス映画祭。そのドキュメンタリー部門では、南京事件を取り上げた『南京』ばかりでなく(関連記事は、こちら!)広島・長崎の原爆を取り上げた作品も上映されたのでした。

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被爆者に焦点、米で異例の「原爆」映画公開

 【ロサンゼルス=松尾理也】広島、長崎の被爆者へのインタビューをもとに原爆の悲惨さを訴えるドキュメンタリー映画「白い光、黒い雨」(スティーブン・オカザキ監督)が米国で製作され、このほど公開された。被爆者に焦点をあてた映画が米国で作られた例は極めて少ないという。オカザキ監督は「原爆投下の是非をめぐる政治的な議論を超え、実際の被害に対する認識と関心を呼び起こしたい」と話している。

 同作品はこのほどユタ州で開かれたサンダンス映画祭で初公開された。広島、長崎の被爆者14人へのインタビューに加え、原爆投下にかかわった元米軍兵士へのインタビューを織り交ぜ、原爆がもたらした悲惨さを浮き彫りにする。日本でも今年夏に公開される予定だ。

 オカザキ監督は広島、長崎への原爆投下について「9割方の米国人は何も知らない。残りの部分も、原爆投下が政治的に正しかったかどうかの論争を行っているだけ。被爆者の現実については、まったくといっていいほど知られていないのが実情」と説明する。

 オカザキ監督は「デイズ・オブ・ウエイティング(邦題・収容所の長い日々)」で、アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞を受賞している。

(2007/02/02 01:18)

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よくぞ作ってくれました。そして、よくぞ上映させてくれました。サンダンス映画祭の公平な態度を高く評価させてもらいます。

原爆投下は、国際法を無視した非人道的虐殺行為です。日本の戦争責任を云々する前に、そのことをきちんとアメリカ人にも世界の人々にも理解してもらわないと話になりません。さもなければ、核拡散防止など絵に描いた餅なのです。

その意味で、今回の上映は一石を投じる効果があったのではないでしょうか。何せいま一番注目されている映画祭ですから。

なお、本作の原題はWhite Light/Black Rain。概要は次のサイトでご確認ください(ただし、英文)。予告編も見られます。

http://farfilm.com/new_site/title_wlbr.htm

さらに、サンダンス映画祭の関連サイトは次のものです。

http://festival.sundance.org/filmguide/Default.aspx

今回のオカザキ監督の作品、映画祭では上映が終わったようですが、DVDが発売され次第、取り寄せて当英語塾INDECの会員諸君にも見てもらいたいと思っています。

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