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学習到達度:中国躍進、日本は停滞

2010年12月09日 05時57分41秒 | 時事放談: 中国編

読解力が15位から8位に上がったと喜んでいるようでは、日本の未来はありません。

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日本の読解力8位に改善 上海が3分野で首位独占(共同通信) - goo ニュース

2010年12月7日(火)19:09

 OECDは7日、65カ国・地域の15歳約47万人が09年参加した「学習到達度調査」の結果を公表。文章やグラフの内容を読み取る読解力で日本の高校1年生は8位となり、前回06年調査の15位から上がった。科学的応用力は6位から5位、数学的応用力も10位から9位となり、実施3分野全てで上昇。学力低下に歯止めがかかり、改善傾向を示した。3分野いずれも初参加の中国・上海が首位を独占した。

学習到達度調査 アジア勢躍進 日本は“後進国”(産経新聞) - goo ニュース

2010年12月8日(水)08:00

 ■中国 進む教育改革、競争激化

 7日公表されたOECD(経済協力開発機構)の国際学習到達度調査(PISA)では、教育分野でのアジア諸国の好調ぶりが目立った。日本も、すべての分野で上位に食い込んだが、中国・上海などトップレベルには大きく差をつけられた。アジア諸国が経済や軍事、科学技術とさまざまな分野で急速に伸びる中、日本は教育でも水をあけられようとしている

 OECD非加盟で、国としてPISAに参加していない中国は、都市として初参加の上海が、読解力、数学的応用力、科学的応用力の全てでトップとなった。OECDは「上海の結果が、中国の結果とは考えていない」と説明しているが、中国の大都市圏の教育レベルの高さを国際社会に見せつけた。

 上海は富裕層が多く、子供の教育に資金をつぎ込む親が多い。教育改革も進んでおり、中国国内でも特に教育レベルが高い地域だ。

 中国の義務教育は原則9年。日本と同じだが、専門家によると、競争の激しさが違うという。「中国では、義務教育の段階で激しい競争が行われる。学校内ではもちろん、地域の学校同士でも激しい競い合いがある」。中国の行政システムなどに詳しい政策研究大学院大の角南(すなみ)篤准教授はそう話す。

 同じく今回初参加したシンガポールは、義務教育の初等学校が6~12歳のわずか6年間。修了時には全国共通試験が行われ、その結果で、その後の中等学校のコースが振り分けられる。読解力が2位、数学的応用力が4位だった韓国もまた、激しい受験戦争で知られる。

 「日本は、国を挙げて子供たちを猛烈に勉強させ、トップレベルになったが、発展を遂げ、そういう時代は去った。いまの中国やシンガポールが、かつての日本と同じ状態だ」。日本の足踏みの原因を、科学技術振興機構の北沢宏一理事長は冷静に分析した上で、こう話した。「最近は、科学への理解も広がっていると感じる。理数教育のための取り組みも進められているが、より論理的な思考を体得させる教育が必要だ」

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英語塾を経営していて痛感するのは、いまの20代の若者の知的能力の低さと向上心の薄さ。子供の時にまともな本を読んできていないし、知らないことに対して好奇心を燃やすことも少ない。すべてをゆとり教育のせいにするつもりはありませんが、あきらかにその悪影響は出ています。

国家の未来を考えるというよりも、若者たちひとりひとりがより幸せになるためには、読解力などは必須スキルのはず。子供たちに勉強の意義を徹底させ、努力を強いることを要求すべきです。

それにしても、中国や韓国、その他のアジア諸国はすごい。日本は何をしてきたのでしょう。民主党政権は、こういう問題についても何も手を打たないし。


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