いまどきのアメリカ女性は、凄いです。あの、男も震え上がる米陸軍レンジャー学校を卒業できるのですから。
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米陸軍:女性2人がレンジャー学校史上初の卒業
毎日新聞 2015年08月19日 12時22分(最終更新 08月19日 16時17分)
【ワシントン西田進一郎】過酷な訓練で知られる米陸軍のレンジャー学校を史上初めて女性2人が卒業する。米軍は前線への配備を解禁するなど女性の役割拡大を推進しており、今年初めて同校へ女性を受け入れた。ただ、米軍内には依然女性に閉ざされているポジションは多く、今のところ2人もレンジャー部隊に入ることはできない。国防総省は、女性の役割拡大について新たな方針を来年初めまでに発表する。
米陸軍によると、同校の課程は62日間。最小限の食事と睡眠で体力と精神力を極限状態にし、小規模部隊の戦闘作戦や兵士らを率いる指導力を身につけさせる。森林、山岳、海岸沿いの湿地の三つの環境下での作戦活動を学ぶという。また、腕立て伏せや腹筋、走力などの厳しい体力テストもクリアしなければならない。
4月の開始時点で400人(男性381人、女性19人)が参加したが、第1段階で3割以上が脱落。修了したのは96人(男性94人、女性2人)。卒業式典が21日に開かれる。米軍は女性2人の名前などを公表していない。
米軍は2013年、米軍の規定で禁止されていた女性兵士を戦闘任務にあたる前線地上部隊に配属することを解禁した。国防総省によると、これを受け、かつて女性が担うことのできなかった11万1000のポジションへの道が開かれた。ただ、依然22万のポジションが女性に閉ざされており、同省はこれらへの対応を検討している。
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アメリカの特殊部隊だと米海軍Navy SEALsが有名ですが、ここは女性に門戸を開いていません。よくも米陸軍はレンジャー学校を女性に開放したものだと思いますが、そこに応募した女性兵士が19名もいたことにも驚かされます。卒業したふたりには、よくぞがんばった、お国のためにがんばってくださいと申し上げたいものです。
米陸軍では、女性の大将も生まれていますし、他の米軍と比べても、日本の自衛隊と比べても、女性にチャンスを与える意識が高いのは事実です。いろいろな裏事情があるのでしょうが、21世紀の軍隊らしいありかたではあります。
ともあれ、女性を最前線に配置するのがよいかどうかの議論は別として、女性の活躍の場が増えるのはとてもよいことです。卒業したふたりには、レンジャー学校卒業生にふさわしい栄えあるポジションが与えられることを願います。
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