いいですね、この慎重さ。バカみたいにケンカを売るばかりが能ではありません。
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証拠開示、慎重に検討=レーダー照射で防衛相(時事通信) - goo ニュース
2013年2月10日(日)11:26
小野寺五典防衛相は10日午前のフジテレビ番組で、政府が検討している、中国軍艦による海上自衛隊護衛艦に対する射撃用レーダー照射の証拠開示に ついて「いろんなものを出したとしても中国が認めることは多分ない。認めないとすれば、わが国の国益にとってプラスになるとは思えない」と述べ、慎重に対 応していく考えを示した。
防衛相は、証拠を開示した場合、「(自衛艦に)どのくらいの(情報収集)能力があって、どこで何をしているかが逆に相手に分かってしまう」と指摘。「(中国との)2国間関係を見ながら政府内で慎重に検討する」と語った。
防衛相「証拠開示、慎重に」 レーダー照射(産経新聞) - goo ニュース
2013年2月11日(月)08:02
小野寺五典防衛相は、中国海軍艦艇による海上自衛隊護衛艦への射撃管制用レーダー照射に関する証拠データ開示について、日本の国益の観点などから慎重に検討する考えを示した。
--中国側は、レーダー照射は日本のでっちあげだと主張している
「防衛省として一連の事案について、レーダー照射があったという明確なデータを持っている」
--データを公表するつもりはあるか
「政府内で慎重に検討していく。中国は国益もあるので(レーダー照射を)認めることは多分ない。認めないとすれば(公表が)わが国の国益にとってプラスになるとは思えない」
--1月30日の発生から今月5日までの6日間、事務方が報告しなかった
「安倍晋三首相からも『しっかりすぐ現場の情報が入るように』という指導をいただいた。1月19日のヘリコプターに対してのレーダー照射事案のと きは、『データをしっかり取って報告してくれ』という話をした。おそらく現場サイドは、大臣に報告するときにはある程度ちゃんと分かってから、となったと 思う」
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というわけで、中国に日本の極秘情報を見せないと示したことは、とても結構なこと。中国を疑心暗鬼に陥らせる効果があるはずです。万が一ミサイルを発射してきたら、そのときは報復すればよいだけですから。
それでも、安倍内閣はしっかりと同盟国のアメリカとは情報交換をしている様子。これもクレバーです。
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中国のレーダー照射を「確信」=日本側の説明受け―米(時事通信) - goo ニュース
2013年2月12日(火)07:33
【ワシントン時事】米国務省のヌーランド報道官は11日の記者会見で、中国艦船による海上自衛隊護衛艦に対する射撃用レーダー照射があったことを「確信している」と表明した。その上で、米政府の「懸念」を中国側に伝えたことを明らかにした。
報道官は、日本からレーダー照射事件に関する説明を受けたと述べた上で、「それが起きたことを確信している」と明言した。また、「すべての当事者に対して(東アジア地域の)緊張を高め、誤算に至るような行動を回避するよう改めて促す」と指摘した。
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異常行動を取る中国に対しては、アメリカと共同しながら、国際世論を味方にすることが必要。これまでのところは、かなりの健闘ぶり。民主党時代の幼稚な外交からすれば、はるかに大人の対応。厳しい状況が続きますが、安倍内閣には絶妙の舵取りをお願いしたいところです。
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