金正恩、中国機を使って、中国上空を飛んで、迎撃防止

抜け目のないならず者です、金正恩は。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

中国機に乗った金正恩氏、同行した専用機は使わず

06月10日 19:14

金正恩氏が搭乗してきたとみられる中国国際航空機（右）と随行員や機材などを運んだとみられる高麗航空機（左）＝１０日、シンガポールのチャンギ空港

(朝日新聞)

　１０日にシンガポール入りした北朝鮮の金正恩（キムジョンウン）朝鮮労働党委員長は、中国国際航空の飛行機を使った。正恩氏には専用機があり、５月の中国・大連訪問でも使ったが、今回のように直線距離で約４８００キロに及ぶ長距離飛行は経験がないとされ、安全性への懸念などから中国の大型旅客機を利用したとみられる。

　正恩氏が乗ったのは、中国国際航空のボーイング７４７型機。航空機の航路を追跡するウェブサイト「フライトレーダー２４」によると、同機は１０日早朝に北京を出発して平壌へ。平壌を午前８時半に出発し、中国上空を南下してシンガポールに向かった。

　同ウェブサイトによると、同日昼前には平壌から旧ソ連が開発したイリューシン機もシンガポールに向かった。長距離ジェット機「イリューシン６２型」の改良型とされる正恩氏の専用機「チャンメ（おおたか）１号」とみられる。

　北朝鮮は同機を３０年以上前に購入しており、老朽化や安全性への懸念、輸送力の不足などから、今回は正恩氏は中国の大型旅客機を使い、専用機には随行員らを乗せたとみられる。（シンガポール＝武田肇）

厳戒の中、正恩氏到着＝中国機利用、専用車も運搬

06月10日 20:31

　【シンガポール時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は１０日、厳重な警備の中、シンガポールに到着した。予想された専用機ではなく、平壌から中国国際航空機に乗ってシンガポール入り。宿泊先のホテルでは先着した北朝鮮の警護要員が地元警察当局と共に警備に当たり、普段穏やかな南国の街に緊張した雰囲気が漂った。

　北朝鮮からはこの日、正恩氏ら北朝鮮指導部メンバーが乗った中国国際航空機のほか、高麗航空の貨物機も到着。貨物機は正恩氏の専用車を運んだとみられる。また、旧ソ連製の長距離用ジェット機「イリューシン６２」を改良した正恩氏の専用機も別途、シンガポール入りした。

　正恩氏が搭乗した中国機は平壌を出発した後、主に中国上空を飛行して南下。北朝鮮側は飛行中に不測の事態に巻き込まれることを恐れ、中国側の護衛を受けたとみられる。

　到着後は白バイの先導で市中心部にある宿泊先の高級ホテル「セント・レジス」に入った。北朝鮮の「三池淵管弦楽団」の玄松月団長も同行していることが確認された。

　ホテル周辺には多くの監視カメラが設置され、入り口でも手荷物検査を実施。北朝鮮の警護要員も１階のエレベーター前に配置され、人の出入りを入念にチェックしていた。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

中国国際航空機を使い、中国上空を飛ぶ。これでは、いくら米軍でも金正恩を乗せた飛行機を撃墜できません。そんなことをしたら、米中戦争が勃発します。金正恩、ずる賢い輩です。

不在の間に平壌でクーデターが起きることを期待していたのですが、その動きもなし。金正恩、迎撃を避けたように、クーデター防止の策も周到だったようです。

 

このメチャクチャ用心深い金正恩をトランプ氏がどのように御するのか。騙されないとよいのですが。