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モーツァルト生誕250周年をバブル崩壊の年にするな!

2006年01月28日 16時41分01秒 | 時事放談: 海外編
昨日がモーツァルトの誕生日でした。故郷ザルツブルクではお祭り騒ぎのようです。

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ザルツブルクはモーツァルト一色…生誕250周年 (読売新聞) - goo ニュース

2006年 1月28日 (土) 10:14

 【ザルツブルク=松本良一】作曲家モーツァルトの生誕250周年に当たる27日、生地・オーストリアのザルツブルクでは、記念演奏会が開かれたほか、巨大なバースデー・ケーキも登場、街は一日中にぎやかな雰囲気に包まれた。

 世界の一流音楽家が参加して祝祭劇場で開かれた生誕記念演奏会では、ピアニストの内田光子さんがリッカルド・ムーティーさん指揮のウィーン・フィルとピアノ協奏曲を共演し、満場の聴衆から大きな拍手を受けた。

 生誕に合わせて同地で開かれている、ヨーロッパ協調を話し合う国際会議「サウンド・オブ・ヨーロッパ」に参加する各国首脳もこの演奏会に出席し、美しい調べに耳を傾けた。

 商店街にはモーツァルトの横断幕が掲げられ、祝祭ムード一色。作曲家にあやかったチョコレート菓子や本、CDなどが並ぶショーウインドーの前で足を止める観光客の姿が目立った。

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モーツァルト・ファンのゴウ先生、行きたくて仕方ありません。しかし、先立つものがないので、ガマンです(泣)。

それにしても、内田光子のピアノ・コンツェルト。聴きたかったです。ジェフリー・テイトと組んだ全集(オーケストラは、イギリス室内管絃楽団)は愛聴盤の一つだし、彼女のモーツァルト・ピアノ・ソナタ全集もゴウ先生の生活に不可欠のものですから。(この辺は、裏ブログで今度詳しく書きます!)

ところで、日本のモーツァルト・ブームは、バブルと共にやってくることをご存知ですか。前回のブームは、1991年に向かっておきました。つまり没後200年を記念して、猛烈なコマーシャリズムがはびこったのです。

ゴウ先生が渡米したのは、1988年。したがって、1991年の狂騒曲(!)は聞くことはありませんでした。しかし、渡米前ですら、にわかモーツァルト・ファンが増えていました。高価なCDのセットが発売され、しかも相当な売れ行きだったようです。

さらには、プラチナ・チケットの『魔笛』や『ドン・ジョバンニ』が日本に押し寄せて来て、バブルに酔いしれる大人たちの格好の餌食(?)となっていた記憶があります。

そして、暗く長い失われた10年がやってきました。

それからすれば、今回の生誕250周年は、何だかおとなしい印象があります。いまはバブルではないということなのでしょうか。

バブルとモーツァルト人気。はっきりとした相関関係があるのかないのか。興味深い謎です。

ともあれ、上の内田光子によるピアノ・コンツェルト全集の企画などもモーツァルト没後200年に合わせてのもの(録音は、1985年から1988年にかけて)。お金が集まると、素晴らしい演奏に出会えるようになるのも事実なのです。

しかも、15年前とは異なり、今回は相当お手軽にモーツァルトを楽しめる環境ができてきました。利用しないのは損です。

というわけで、今日は裏ブログの「モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番&第26番 (CD)」という記事で、内田のものではないピアノ・コンツェルトを紹介しています。どうぞお読みください。→こちらをクリック!

それにしても、今回の景気の回復がバブルではなく、終焉が近くないことを願いたいものです。

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