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公共の場所の完全禁煙化を強く求める

2015年12月12日 05時13分38秒 | 離煙ニュース: 国内編

産経が、とてもよい禁煙関連記事を書いています。記録しておきましょう。

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増える禁煙飲食店 五輪へ向け紹介・応援活発化
産経新聞 2015.12.11 14:07

 たばこの臭いを気にせずに食事やお酒を楽しめる店が増えている。受動喫煙防止を目的に、禁煙や分煙を実施している飲食店に感謝状を贈る自治体もある。世界中から多くの人が集まる2020年の東京五輪を前に禁煙推進団体は、「東京のイメージアップのために飲食店の禁煙を進めたい」と意気込んでいる。(平沢裕子)

 ◆居酒屋も全面禁煙

 「たばこの臭いがしないと、お酒もお料理もおいしく感じます」。東京・新橋の居酒屋「日本酒原価酒蔵(さかぐら)」。仕事帰りに友人と訪れた30代の女性会社員は笑顔で杯を口に運んだ。

 今年4月に開店した同店は、日本酒の繊細な味わいや香りにこだわり、店内を全面禁煙にした。インターネットで事前に調べて予約を入れる客が多いが、中には全面禁煙と知らずに予約して来店し、禁煙を告げられて帰る客が月に10人ほどいるという。店長の奥村敬三さん(25)は「喜んでくださるお客さんの方が多い。女性客はもちろん、中高年の男性客にも好評です」と話す。11月には東京・上野に2号店を出店。「外国人に日本酒のおいしさを知らせたい」と、5年後の東京五輪をにらみ、さらに店舗を増やす予定だ。

 禁煙居酒屋の先駆けとしては、平成17年にオープンした外食チェーン、ワタミの「手づくり厨房(ちゅうぼう)」が知られるが、1年もたたずに閉店。このため、「飲酒が目的の店で禁煙は難しい」という見方が外食産業に広がった。その後、受動喫煙が健康に与える影響などが知られるようになり、禁煙や分煙を実施する店舗が少しずつ増えてきた。

 全国の禁煙・分煙の飲食店を紹介するグルメサイト「禁煙スタイル」には現在、約4万6千店舗が登録。主宰するシステム開発会社、EJプランニングの丸山純代表は「味に定評があり、自信のある店ほど全面禁煙にする傾向がある」と分析する。

 ◆自治体が感謝状

 禁煙に取り組む飲食店を応援する自治体も出てきた。

 岩手県は15年に施行した健康増進法をきっかけに、19年から禁煙に取り組む飲食店に感謝状を贈り、県のホームページで紹介している。現在、県内の飲食店の1割弱に当たる約400店が登録。同県健康国保課の担当者は「年に10~20店舗の新たな登録がある。食事を楽しんでもらうことはもちろん、受動喫煙による健康被害のない環境づくりを進めたい」とする。

 前橋市も25年から同様の取り組みを行っている。

 自治体の禁煙の取り組みでは神奈川県が22年、兵庫県が25年に受動喫煙防止条例(禁煙条例)を制定。多数の人が出入りする建物内での禁煙などを義務づけた。東京都も条例制定を検討していたが、今年5月に見送られた。

 そうした中、医師や大学教授らが11月、「禁煙飲食店を応援する会」を設立。内科医の長谷章会長は「東京は世界一の美食都市で、和食は世界に誇れる健康食。たばこの臭いの中では料理も台無しになる。五輪を前に禁煙飲食店が増えるよう働きかけていきたい」と話している。

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 ■禁煙タクシー内の喫煙 「禁止」徹底ルール化を

 国内のタクシーは約9割が「禁煙タクシー」。だが、いまだに車内で喫煙する乗客は少なくないという。

 東京都内の個人タクシー事業者、安井幸一さん(82)は「年に数回は、禁煙タクシーだと断っても『他の禁煙タクシーでは吸える』と言われることがある」と話す。喫煙を断ったために、乗客から嫌がらせを受けたこともあった。

 道路運送法によると、タクシー事業者は運送約款を定め、国土交通相の認可を受けなければならない。同省が示す「標準運送約款」では、禁煙タクシー内の喫煙を禁じる明確な文言がなく、運転手が断固として乗客の喫煙を拒否することはできない

 安井さんは、喫煙禁止を明記した独自の運送約款を作成。今年6月に認可を受けた。安井さんは「たばこ臭い禁煙タクシーが容認されているのはおかしい。現在の標準運送約款を見直すべきだ」と話している。

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飲食店の全面禁煙化は、貧乏英語塾長の悲願です。

異臭を放つ有害化学物質が漂う中で、料理や酒の味はわかりません。「味に定評があり、自信のある店ほど全面禁煙している」といわれるのは、実に正しい指摘です。銀座の高級寿司屋を見てごらんなさい。ほとんどが全面禁煙です。なのに、あれだけ儲かっています。飲食店経営者の皆さんは、全面禁煙が顧客を呼ぶ時代になったことを知るべきです。

当然、そのためには行政がきちんとサポートすることが大切です。感謝状を出す太陽作戦もよいでしょう。ですが、禁煙条例を作り、きちんと取り締まる北風政策も必要です。特に、東京都。オリンピックが目前なのです。飲食店の全面禁煙を命ずる条例を早急に作ってください。

禁煙タクシーでタバコを吸う不埒者。こういう人間を取り締まる法律・条令がないというのは悲しい話です。断固取り締まるべきです。

ちなみに、貧乏英語塾長は、一度タバコ臭い禁煙タクシーに乗って不愉快な思いをしてから、できるだけタクシーに乗らないようにしています。乗るときには、まず車内の臭いをかいでOKだったら、乗ります。さもないと、気分が悪くなるのですから、自衛手段です。まあ、貧乏ですし、メタボですから、タクシーを使わずに歩いたほうがよいに決まっていますから。

ともあれ、公共の場の完全禁煙化が達成される日を夢見て、今日も全面禁煙の飲食店を探すことにします。そういう店は、本当においしいところばかりですし。

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