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飲酒運転、厳罰化へ

2007年01月11日 09時51分13秒 | 時事放談: 国内編
奇麗事を言うつもりはありませんが、自動車が「凶器」であることは間違いない事実だと思っています。それに、「酒」が入ると、もう最悪です。人が「狂気」に走ります。

にもかかわらず、そういう「狂気」の取り締まりにこれまで日本は決して厳しくはありませんでした。それが、やっと正しい方向に動き出したのです。

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1月11日付・読売社説(1)(読売新聞) - goo ニュース

2007年1月11日(木)01:51

 [道交法改正案]「酒の提供も同乗も犯罪となる」

 飲酒運転に甘い社会の風潮を根本から変える。今度こそ、その契機としたい。

 警察庁が道路交通法の改正試案を公表した。月末に召集予定の通常国会に法案を提出し、年内の施行を目指している。

 飲酒運転をした場合の懲役刑は、最高3年から5年に引き上げられる。何よりも大きな特徴は、運転者本人だけではなく、飲酒運転をさせた周囲の者も新たに処罰対象とすることだ。

 酒を飲んだ者に車を貸すことや、運転することを知りつつ酒を出すことは、犯罪だと明確に規定され、運転者と同じ最高5年の懲役となる。飲酒運転の車に同乗しても、最高3年の懲役となる。

 酒を飲んだら運転しない。この単純なことを守れない運転者の責任が最も重いのは確かだが、罪悪感の薄い飲み仲間や飲食店主がいるから重大事故も起きてきた。飲酒運転対策の大改革である。

 飲酒運転の罰則強化は2002年の道交法改正に続くものだ。この前年には刑法に危険運転致死傷罪も新設された。東名高速道路で飲酒運転のトラックが乗用車に追突、2人の女児が犠牲になった1999年の事故が、法整備を促した。

 酒に酔った福岡市職員が昨年8月に起こした追突事故は、記憶に新しい。3人の幼子が死亡した。今回も、この事故をきっかけに、飲酒運転への社会的な批判が高まっていた。

 理不尽な事故で犠牲になった人の遺族らの無念さは、察するに余りある。せめて重罰に、と思うのも当然だ。

 歩行者や車を運転する人が、どんなに安全を心掛けても、飲酒運転の暴走車に襲われる危険性がある。悲劇が起きて罰則が見直される。こんな繰り返しは、もうなくさなければならない。

 改正試案には、ひき逃げの罰則強化も盛り込まれた。最高5年の懲役が10年になる。数年前までと比べ、ひき逃げが急増している。死亡ひき逃げの検挙率は98%だが、全体では30%を割っている。捜査の手が回らないこともあるが、確実に検挙してこそ厳罰化の効果がある。

 昨年の交通事故による死者は6352人で、最悪期より1万人も減り、51年前の水準になった。しかし、負傷者は8年連続で100万人を超えた。飲酒運転事故も前回の法整備後は減ってきたが、それでも悪質な運転者が絶えない。

 飲酒運転をする者には再犯者が多いことから、再犯を防ぐ矯正教育の必要性を指摘する専門家もいる。酒気を感知するとエンジンがかからないシステムの開発に乗り出した自動車メーカーもある。こうした対策も進めたい。

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とにかく、年間6352人もの死者を生み、100万人以上の人に負傷を与える自動車は、ある意味銃器よりも危険なものなのです。

自動車の二酸化炭素排出が地球温暖化を悪化させたり、大気汚染を促進しているという事実もあります。乗らずにすむものならば、乗って欲しくないというのが、率直な想いです。

だからこそ、自動車運転の危険性をしっかりと踏まえ、慎重な行動をしてもらいたいものです。違反者の厳罰化、結構なことだと賛成いたします。

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