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井山裕太五冠、天元を奪還して、六冠復帰

2015年11月26日 03時53分03秒 | 時事放談: 国内編

井山裕太五冠が、天元を奪還し、六冠に返り咲きました。予想していたこととはいえ、凄すぎます。

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囲碁・井山名人、六冠に復帰 天元を奪還
朝日新聞 2015年11月25日20時21分

 囲碁の井山裕太名人(26)=棋聖、本因坊、王座、碁聖をあわせ五冠=が25日、高尾紳路天元(39)から天元のタイトルを奪還し、七大タイトル戦でただ一人達成していた史上最多の六冠に復帰した。前人未到の七冠独占へ、残すは十段のタイトルのみとなる。

 19日の王座に続き、井山は昨年12月に失ったタイトルを奪い返した。この日、福岡県宗像市で打たれた第41期天元戦五番勝負(新聞三社連合主催)第3局で、挑戦者の井山は黒番中押し勝ち(147手完)し、3連勝のストレートで高尾に勝利。1年前の雪辱を果たした。井山は2期ぶり4回目の天元獲得。高尾の天元初防衛はならなかった。

 今年の井山は1~3月の棋聖防衛戦に苦しんだ。しかし夏に本因坊と碁聖を防衛すると秋になって加速。名人防衛戦、王座挑戦、天元挑戦はすべてストレート勝ちで相手を圧倒した。7月下旬から負けなしで、自己記録の公式戦14連勝(2007年)を大きく上回る24連勝中故坂田栄男九段(二十三世本因坊栄寿)の持つ史上最多29連勝にも迫っている。

 伊田篤史十段(21)への挑戦権を争う十段戦本戦で、井山は現在、準決勝に勝ち進んでいる。

 井山は09年、七大タイトル戦史上最年少の20歳4カ月で名人となった。初の六冠達成(名人以外)は一昨年3月。同4月に十段を失ったが、同10月の名人復冠で再び六冠となった。昨年12月、王座と天元を相次いで失い、四冠に後退していた。(伊藤衆生)

 《井山名人の話》 今年の最大の目標というか、昨年失った二つ(王座、天元)をなんとかという思いが強かった。非常にうれしい。(七冠は)まだまだ遠いですし、いますぐは考えられないですけど、少しの可能性でもつながったのはよかった。


【天元戦】井山3度目6冠 「倍返しだ」半沢直樹ばりの戦い方 「十段の壁」乗り越え7冠なるか
産経新聞 2015.11.25 23:08

 大阪生まれの囲碁界のスーパースター、井山裕太六冠の快進撃は25日も止まらなかった。19日の王座復帰に続き3連勝で奪還を決めた天元戦。勝負がついた瞬間、高尾紳路前天元は軽く頭を下げ、新天元の井山六冠は小さく息を吐いた。控室で対局を見守った棋士からは「今の井山さんには手がつけられない」「今度こそ7冠か…」とため息まじりの声も。残るタイトルは十段だけだが、井山六冠にとっては7冠を阻まれ続けた“鬼門”。三度目の正直で前人未到の7冠を達成できるのか、十段戦の行方が注目される。

 昨年12月に失った王座と天元のタイトルをあっさり奪い返した井山六冠。あるベテラン棋士は「(人気ドラマの主人公)半沢直樹ではないが、『やられたらやり返す。倍返しだ』というのはある意味、最もプロらしい戦い方」と感心する。

 平成20年に19歳で挑んだ名人戦は、当時名人だった張栩(ちょう・う)九段に退けられたが、翌年奪取に成功し、史上最年少の七大タイトルホルダーに。その後も十段、王座、棋聖を奪い、一時は5冠を誇った張九段を無冠に追いやった。

 山下敬吾九段には、23年の名人戦で3連覇を阻止されるも、その後、本因坊を奪い、名人も奪還して“倍返し”。山下九段は「自分では『いける』と思って打っていても、気づくと井山さんのペースになっていた」と振り返る。

 圧倒的な強さを誇る井山六冠だが、なぜか十段との相性はいまひとつ。23年にタイトルを獲得し、24年は防衛に成功したものの、25年は史上初の6冠を達成した直後に十段を失冠。その後、2期続けて本戦トーナメントで敗れ、挑戦者にもなれなかった。

 立ちはだかる「十段の壁」。ある棋士は「巡り合わせが悪かったとしかいいようがない」と同情する。

 だが、現在の井山六冠は24連勝と絶好調で、本人も「今が一番状態がいい」。師匠の石井邦生九段は接戦を制した今年の棋聖戦を機に開き直れたとし、「勝ち負けより目の前の碁に集中するという井山君本来の良さが出ている。修羅場をくぐって精神的にさらにたくましくなった」と目を細める。

 一方、ライバルたちの思いは複雑だ。タイトル戦を争ったことのある棋士は「1人にタイトルを独占されるのは同じ棋士として恥ずかしいこと」と自身の奮起を誓いながら、「『井山七冠』を少し見てみたい気も…」と打ち明ける。

 心身ともに充実する井山六冠が金字塔を打ち立てるのか、厚い壁が続くのか。十段戦から目が離せない。

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24連勝。圧倒的な強さです。このまま十段戦では、準決勝・決勝と2連勝して挑戦者になってしまうのではないかと思ってしまいます。タイトル戦その他、強い棋士とばかり戦っての24連勝ですから、井山六冠の充実ぶりがうかがえます。

ファンとしては、絶対に井山七冠を見たいところです。十段戦の挑戦者になり、棋聖を防衛して、十段位を奪い取る。来年3月まで、貧乏英語塾長はやきもきする日々が続きます。でも、うれしい「やきもき」ですから、応援にも力が入ります。

井山六冠、がんばれ!


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