何でも「やりすぎ」というのはよくない、ということなのでしょう。
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運動しすぎは健康に悪い=英研究2件 「毎日運動」に警鐘(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版) - goo ニュース
By Kevin Helliker
Wall Street Journal 2014 年 5 月 16 日 13:14 JST
過度の運動は健康に害を及ぼす恐れがあると警告する2件の研究報告書が、英医学誌ハートにこのほど掲載された。
1件は、心臓病の患者1038人を対象に10年間追跡した調査結果で、毎日熱心に(vigorously)運動する人は、運動を週2、3回だけする人に比べ心臓発作や脳卒中で死亡する確率が2倍以上であることが分かった。全くないしほとんど運動しない人は、死亡の確率が最も高かった。
この報告書は衝撃的といえる。現在の健康ガイドラインでは、心臓病の患者は(健康人と同様に)週に5~7日間運動するよう提唱されているからだ。ただ、健康ガイドラインが1件の報告を基に変更される可能性は小さい。特にこの報告書では、どの程度運動しているかは患者の報告を基にしており、データが不確かな可能性がある。
もう1つの報告書は、持久力を高める運動は心房細動のリスクを高めるというもので、こうした結果を示す報告書はすでにたくさん発表されている。心房細動は一般的には命にかかわらない心不整脈で、脳卒中を引き起こすリスクを大幅に高める。これまでに発表された報告では、週5~7日間熱心に運動する50歳以下の男性は、心房細動のリスクが74%高まることが判明している。
両報告書は、マラソンなど持久力を高める運動が健康に及ぼす影響をめぐって、スポーツ医学界で論争を巻き起こすとみられる。通説では、低レベルから適度の運動は、ほとんどすべての病気の発生を大きく減らすとされ、多くの研究報告で運動量が多くなれば効用も増すとの結論が示されている。
だが最近発表された集団調査報告では、適度な運動が寿命を大幅に伸ばすという効用は、運動が過度になると消滅するとされる。マラソンを継続すると冠動脈カルシウムを増加させるという報告もある。
ハート誌は、この2件の報告書に添えた「運動と心臓―ハイド氏の正体を暴く」と題した論説で、「医学界は座っていることが多過ぎる一般人に対し、運動を奨励し続けなければならないとされている。だが、『もっとたくさん』は必ずしも『もっと良くなる』とはいえないことを認める時が来ているのかもしれない」と論じている。
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この研究、何も運動しないほうがよいといっているわけではなくて、過度の運動が身体に害のある可能性が高いといっているだけのこと。やっぱり運動不足は、まずいでしょう。
ただし、「熱心に」(vigorously)という表現が、問題です。どの程度の運動が、「熱心に」以下なのか、よくわかりません。個人的には、強度の低いウォーキングやスロージョギングであるならば、たぶん毎日やっても問題ないどころか、そうしたほうがよいと理解しています。
ともあれ、この研究結果は中途半端。決定版の一日も早い完成を願うこととします。
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