布引団地については
番外編 22 さよなら布引団地(2021.7.30)
番外編 23 布引団地 解体撤去工事始まる(2021.12.17)
番外編 28 布引団地解体撤去工事完了(2022.12.13)
でお伝えしましたが、布引団地跡地のお話です。前振りが長くなります。
平成7年兵庫南部地震でも強靭な耐震力を示した布引団地です。震災の写真は阪神淡路大震災における消防活動の記録からお借
りしています。
フラワーロードの加納町交差点に圧倒的な存在感を示してきた布引団地ですが
神戸の人たちにとっては隣の「神戸の味イスズの山食パン」の看板も日常の一部・街の一部でした。昭和21年創業の神戸の
パン文化を支えてきた老舗です。
布引団地の解体工事は令和3年8月16日から令和4年8月31日の工期で行われましたがなぜか重機やコンテナハウスが残っ
ています。
令和4年11月の初めイスズベーカリーに足場が組まれています。
建物の裏からは解体が始まっています。工期は令和4年10月17日から令和5年3月31日までです。工事業者も発注者の布
引団地と同じです。発注者のプレジャーズコーポレーションはホームページによれば平成20年10月設立、資本金950万、ホ
テル運営コンサルチング、ビジネスホテルの倒産整理・売却等が業務内容の会社です。
12月から
1月、2月工事が進みます。
左側の鉄骨部分は8階建てのペンシル型マンションがありましたが同時に解体されています。
3月になって地上部が無くなり地下も解体されます。イスズベーカリーでは、小麦粉を運んできたトラックは、リフトで車ごと
地下に降ろされます。地上5階地下1階の都市型の工場でした。
広さ約2000㎡の巨大な更地が出現しました。(都市機構では布引団地は借地のため敷地面積は非公表で容積率から単純に逆
算して1320㎡と書きましたがもっと広かったようです。容積率に入らない床面積があったと思います)
どんな建物が出来るか非常に楽しみです。工場は引っ越しましたが突き当りのガラスのビルの1階に本店店舗があります。
令和5年10月のある日。
あれ!時間貸の駐車場が出来ています。
オープンの旗があります
この写真ではまだ駐まっている車は少ないですが、場所がいいのでずいぶん繁盛しています。
これは当初のからの計画でしょうか、それとも当初の計画が頓挫してしまったのでしょうか。加納町交差点については、東西交
通の一部を地下化して歩道橋を撤去、神戸市のメインストリートにふさわしい景観を作り出す計画があります。交通を確保しなが
らの工事は時間がかかりますのでそれに合わせるとすればかなり先になりそうです。
イスズベーカリーの工場移転先
去年の兵庫運河祭で樽屋五兵衛・イスズベーカリ。神戸学院大学の奇跡のコラボでイスズベーカリーが兵庫区に移転したことは
ふれました。
小説キャナルタウン 124 2023兵庫運河祭 帰ってきた清盛隊・復活清盛鍋(2023.10.13)をいご覧ください。
兵庫運河支線の北の端になり。昔、運河はここで兵庫駅に連絡ししていました。平成の中頃までは神戸港で艀に積み替えられた
小麦が増田製粉所の巨大なサイロに大きな掃除機のようなホースで吸い上げられていました。その対岸(左側)にイスズベーカリ
ーです。兵庫運河に久し振りの新工場。小麦コンビナート?次は何でしょう。ワクワクします。
和田岬線から見たイスズベーカリーと増田製粉所です。昔は増田製粉所には引込線があり鉄道で出荷されていました。
兵庫駅南公園から見たイスズベーカリーと増田製粉所です。水面はキャナルタウンから続く修景運河でです。
宝笠印の増田製粉所は主に業務用の小麦粉を製造しています。イスズベーカリーもお得意様だと思います。そうじゃないと隣に
は引越しては来ないでしょう。(個人向けの小袋のオンライン販売もあります。)
後ろはUR賃貸キャナルタウンウエスト7号棟37階建です。おいしそうな看板です。
神戸市には増田製粉所に移転してもらって船溜まり一帯を公園化、和田旋回橋を開けて、つまり和田岬線を廃止して運河をめぐ
る観光拠点にする計画があります。イスズベーカリーは邪魔にならないのでしょうか。その時はいい匂いのする公園のカフェが併
設されるかもしれません。
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