忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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「ドラクエ8」直前に大量追加で焦る面々

2004年11月23日 | 業界四方山話

■PS2:「ドラゴンクエストVIII空と海と大地と呪われし姫君(廉価版)」


あと4日で発売になる「ドラゴンクエスト8」だが、
当初予定されていたリピート分のうちの40%が発売日(27日)着に前倒しされ、
残り60%が30日着予定で出荷されるとの案内がスクウェア・エニックスよりあった。
法人によってバラつきがあるのか、FC本部の配分が不当なのかは分からないが
30%:70%や35%:65%と若干の誤差が生じているようだ。
中には20%:80%と言われた某FC系列のショップもあるようだが、
さすがにこのショップにだけははっきり言える。

   「おたくは本部に騙されている」

これにより、初回250万本に加え、リピート80万本の内の40%である
32万本を合わせた282万本が27日の発売日に店頭に並ぶことになった。
280万本と言えば、SFCで発売された「5」とほぼ同数だ。
29日に残りの48万本が出荷された時点で総出荷数は330万本となり、
SFC版「6」の320万本を超え、PS版「7」の410万本、FC版「3」の380万本に次ぐ
シリーズ歴代3位となる計算なのだが、このハイペースでの出荷体制に
早くも及び腰になっているのが2次問屋だ。

この手の大作が発売される時に2次のやることは大体決まっている。
品薄のショップを相手に掛高で案内をかけるのだ。
90%は当たり前、時には95%や98%などという高額になることもあるが、
これだけ長きに渡ってこのスタイルが続いているということは、
在庫切れだけは避けたいという利益より面子重視のショップが購入しているのだろう。
先々週ぐらいまでは90%を超える案内も多数出ていた。
しかし、前倒しの案内があった直後から徐々に下がっていき、
今週に入ってからは80%台前半でほぼ固まってきている。
中にはリピート分は全て定番(通常の掛け率)という所もあり、
予想以上に捌けていない現状が浮かび上がってくる。
メーカーの出荷が潤沢であれば、当然2次の付け入る隙はなくなる。
それはそれで健全なことかも知れないが、
現金化を急ぐ2次が大量に在庫を持て余してしまえば値崩れは避けられない。
スクウェア・エニックスではさらに40万本ほどの追加出荷を予定しているようだが、
(あくまでも現段階で言えば)少し多すぎるような気がする。

「ポケットモンスター」「ウイニングイレブン」「三國無双」など、
馴染みのタイトルにばかり人気が集中する最近のゲーム業界の流れからすれば、
「ドラゴンクエスト」はその中でも究極とも言えるタイトルだ。
当然売れる数も100万や200万ではあるまい。
用意された330万本が瞬く間に消化され、2次の在庫も一掃されれば万々歳となるわけだが、、、
祭りの日は近い。
コメント (14)
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